2024年5月16日

愛犬と一緒に!『ワン』 ダフル食パン

犬にも人にも美味しく、長浜バイオ大生が提案

 高級食パン専門店「さすがにオテアゲ」(守山市)の依頼を受け、長浜バイオ大アニマルバイオサイエンス学科の学生が犬も人も食べられるパンの開発に挑戦している。15日には商品アイデアを紹介するプレゼンテーションが大学であり、審査の結果、柴犬をモチーフにした食パンが商品化第1弾として動き出すことになった。

 「さすがにオテアゲ」はベーカリープロデューサーの岸本拓也さんが手掛けた店舗で、両前脚を挙げた柴犬「オアゲ」の看板がトレードマークとなっている。その看板から「犬用のパン屋さん?」と間違われることも多く、「それなら犬も一緒に食べられる食パンやおやつを」と新商品を開発することに。ただ、犬用の食品を開発するノウハウがないことから、アニマルバイオサイエンス学科がある長浜バイオ大に協力を打診した。

 同大では河内浩行教授(食品分子機能学)が2、3年生に商品化プロジェクトへの参加を呼びかけ、有志20人が応じた。

 商品開発にあたっては河内教授と親交のある彦根市の獣医師・柴山隆史さん(柴山動物病院長)を講師に迎えて人と動物の食性や必須栄養素、代謝の違いを学び、犬に与えてはいけない食材や開発に当たっての注意点を教わった。

 商品開発は5つのグループに分かれて行い、この日のプレゼンでは順番にコンセプトやレシピなどを紹介し、「さすがにオテアゲ」の製造担当者やマネージャー、大学関係者ら6人が審査した。

 犬と人のアレルギー食材を比較して小麦粉を米粉に、牛乳をヤギミルクや豆乳に置き換えたり、野菜に含まれる栄養成分を分析した上で栄養バランスや彩りを考慮して野菜を生地に練り込んだりと各グループがバイオ大学生らしいアイデアを披露していた。

 最も審査員の目を引いたのは、柴犬の顔を再現した食パンを提案した川畑朱璃さん(20)、森本ゆり子さん(20)、吉田優理さん(20)、米澤実佑さん(20)の3年生4人グループ。バターを食用ヤシ油、生クリームを脱脂粉乳に置き換え、全粒粉、野菜(ニンジン、カボチャ)、竹炭パウダーで柴犬の顔、耳、目の色を表現し、SNS映えを意識。試作でも看板犬をモチーフにした可愛らしい「おあげパン」を完成させた。

 4人は「ニンジン、カボチャ、全粒粉など色を付ける食材の栄養面を分析し、バイオ大で学んだ知識を活用した。完成すればペットと一緒に食べてみたい」と話した。

 「さすがにオテアゲ」の製造担当の太附正和さん(58)は、「いろんなアイデアが出て、それぞれの食材をよく調べていて感心した。このアイデアを活用し、試行錯誤して商品化につなげたい」と話した。

 早ければ5月中にも試作品を作って学生に届け、学生は成分分析などで犬のおやつに適しているのか調べる。7月に店頭に並ぶ予定。

 なお、この日のプレゼンではドーナツ、マフィンなどのアイデアも提案され、こちらも商品化に向けて開発に乗り出すという。

2024年5月14日

昭和時代のマッチ箱 勢ぞろい

近江学びあいステーション「思い出に火をつけて」

 米原市顔戸の近江学びあいステーションは、山田裕美館長(68)が県内各地の飲食店や遊興施設で集めた昭和時代のマッチ箱を展示。ほとんどの店が閉店しており、見学した来館者からは「よく行った。懐かしい」との声があがっていた。31日まで。

 山田館長は高校卒業後に旧近江町役場に入った昭和49年からマッチ箱の収集を開始。当時は収集がはやっていたといい「たばこは吸わないけれど、店を訪れてはマッチ箱をもらっていた」と振り返った。ライターが普及する前の昭和60年代まで集め続け、県外を含め300点以上を収集した。

 館の利用者から「仏壇用のマッチを探している」との相談を受けた山田館長は、マッチのみを提供した上で、来館者に昭和時代を懐かしんでもらおうとマッチ箱の展示を企画。長浜や米原、彦根、多賀など県内9市4町の計168点を並べた。

 長浜市内では「珈琲の店イシ」「レストランびわ」「レストラン己高」「レストラン木之本」「ホルモン焼肉 門」「コーヒーハウス エトランゼ」「和風鉄板料理 天久」「ぶぶあん」「喫茶&レストラン  ニューナカムラ」など57店分を展示。そのうち三ツ矢元町にあった「コーヒー&お好み焼きチャンピオン」は、山田館長の夫・英雄さん(享年69)と初めてデートで訪れた店だといい「そこで鉄板をきれいにしていたのを見初められたみたい」と笑顔で懐かしんだ。

 米原市内では「COFFEE SHOPスタンダール」「サッポロラーメン 熊ぼっこ」「ドライブイン山東」「奥伊吹スキー場」などを展示。彦根市内にあった洋食屋「スイス」のマッチ箱について、山田館長は「在校していた旧彦根西高校からの帰り道に寄り、先生に叱られていたことを思い出す」と話した。

 展示会場では来館者に当時の思い出を書いてもらう「マッチ箱でめぐるみんなの思い出コーナー」を設置。記入者には昭和時代から販売されている袋めんを無料でプレゼントしている。

 山田館長は「マッチ箱を眺めながら皆さんの青春時代の思い出に火をつけて、懐かしんでほしい」と語っていた。開館は午前9時から午後5時半まで。月曜休館。

2024年5月9日

武立さん、公式ポスターをデザイン

国スポ・障スポで、米原市長に報告

 2025年に県内で開かれる国スポ・障スポの公式ポスターをデザインした米原市上丹生の会社員・武立(ぶたつ)あかりさん(22)が7日、米原市役所を訪問し、平尾道雄市長に報告を行った。

 県は国スポ・障スポの周知と機運醸成のため公式ポスターを制作し、そのデザインを昨年7月から9月にかけて公募。応募42点の中から武立さんのデザインを最優秀賞に選んだ。

 武立さんは「すべては一歩を踏み出すことから始まる」との思いを込めて、国スポ用のポスターを赤色の足で、障スポ用を青色の義足で表現した。また市町向けのポスターに、赤色と青色の手がバトンを渡す様子をデザインした。「今まで数えきれない人々によって受け継がれてきた大切なバトンを滋賀でお預かりすることを表した」としている。それぞれのデザインには琵琶湖の形をした影も描いており、県民が一体となって国スポ・障スポの成功を願う気持ちを込めたという。

 市役所での報告会で、武立さんは「一歩目の大切さをモチーフにした。選手や大会に関わるすべての人へ、第一歩を踏み出す後押しができるよう思いを込めて作った。すばらしい大会となるよう心から祈っている」と話していた。

PRイベント参加しよう!シール集めて商品券ゲット

 国スポ・障スポを盛り上げるため、県は今月3日から8月24日まで開催される県内市町でのイベント会場で、シールを集めて応募すると抽選で景品がもらえるキャンペーンを実施している。

 対象は国スポ・障スポのリハーサル大会やほかのスポーツイベント、両大会のPRイベントなど30種類。国スポ公式サイト内(https://shiga-sports2025.jp/common/post8348)で掲載している。

 シールは県内15市町で異なる図柄となっており、長浜の曳山、伊吹山、彦根城天守など各地の名所とキャッフィー、チャッフィーがデザインされている。景品はアヤハディオ商品券や滋賀の甘味で、シール1枚、2枚、4枚、6枚に応じて景品のランクが変わる。

 シールの台紙に必要事項を記入し、郵送またはファクスで送付するか、インターネットからも可。抽選で計50人に当たる。

2024年5月7日

若者の生活と旅立ち応援

長浜市内に自立援助ホーム「ななほし」

 フリースクールや子ども食堂の運営など子どもに寄り添った活動を続けている林智子さん(52)がNPO法人「にじまち」を立ち上げ、1日、市内のアパートの一角に自立援助ホーム「ななほし」を開設した。さまざまな理由で家庭で生活できない若者を受け入れ、共同生活を通じて自立をサポートする施設で、長浜市内では初めての設置。

 元小学校教諭の林さんは不登校の子ども達の居場所「にじっこ」、フリースクール「虹の学び舎」、子ども食堂「まんま」、命の大切さを訴える講演「あーちゃんの虹」など幅広い活動に取り組んでいる。

 自立援助ホームは児童福祉法に基づいて設置される民間施設で、虐待などの理由で家庭では暮らせない15〜20歳の若者に生活の場を提供するもの。大学在学中などを条件に最長で22歳までが利用できる。

 林さんは昨年8月、長浜市内に自立援助ホームがないことを知り、「長浜市内にホームがあれば、利用したい人もいるはず」と、開設に向け奔走。開設には法人格が必要なことからNPO法人を立ち上げるとともに、準備資金200万円の支援を企業などに呼びかけた。支援の輪が広がり、これまでに190万円を超える浄財が寄せられた。

 自立援助ホームはアパートの4室を借りて整備した。3室は共同生活を送るスペース、1室は料理や団らんの共有スペースとする。定員は6人。若者が共同生活を送りながら自立に向けたノウハウ、スキルを身に付け、常駐スタッフが生活面をサポートする。なお、自立援助ホームの運営は児童相談所による委託業務のため、入居者も児童相談所の紹介で受け入れる。

 林さんは「全員が虐待などで心に傷を負って入ってくる。世の中や大人を信じる気持ちが芽生えるようなお家にしたい。そして、優しくて温かいホームにして、退所しても実家みたいに帰って来られる場所にしたい」と話している。

 4月28日に行われた開所式には浅見宣義市長をはじめ市職員やアパートの住民が出席し、くす玉を割って開所を祝った。

2024年4月26日

写真で対戦「フォトマッチ」

10月、滋賀・長浜を舞台に大会

 写真の評価をチーム戦で競うユニークな大会「フォトマッチ チームチャンピオンズカップ2024 LAKE BIWA」が10月13日、長浜市を会場に開かれる。

 主催は月刊誌「フォトコン」と隔月刊誌「風景写真」。2016年に長野県で初開催し、6回目となる今回は、琵琶湖や山々、田園風景が広がる滋賀県がフィールドになる。

 5人1組の12チームが県内全域で10月12日正午から13日午前8時までの20時間以内に写真を撮影。13日午前10時から長浜文芸会館で開かれるトーナメント戦ではメンバー5人がそれぞれ1対1で写真を出し合って審査員の評価を競い、より多くの評価を獲得したチームが勝ち上がる。限られた時間内での写真の撮影と作品の選考、対戦でどの写真を出すかの駆け引きなど、リアルタイムで真剣勝負の醍醐味を味わえるのが魅力という。

 6月23日に予選がある。予選出場者の募集は5月1日から18日まで。5人1組で応募し、参加料は1万5000円。詳細は公式ホームページ(https://www.photomatch.net/)から確認できる。

 なお、長浜市、長浜観光協会、まちづくり活動団体「長浜ローカルフォト」は、長浜の魅力を感じられる写真に対して特別賞を用意するなど、長浜を舞台にした写真競技会をバックアップしている。

2024年4月26日

活性化と課題解決に邁進!

長浜市、地域活力プランナー23人を委嘱

 長浜市内の地域づくり協議会や連合自治会などと協力して地域活動を推進する「地域活力プランナー」の委嘱式が25日、市役所で行われ、13地域23人に委嘱状が手渡された。

 プランナーは住民と協力して地域課題を把握し、地域活性化や課題解決につながる取り組みを行う。地域づくり協議会が人材を推薦し、市が委嘱している。

 今年度、プランナーを採用した地域づくり協議会は長浜、六荘、南郷里、北郷里、西黒田、浅井湯田、下草野、虎姫、こほく、高月、高時、余呉、西浅井の13団体。

 浅見宣義市長から委嘱状を受け取ったプランナーは「国スポ、子育て事業で地域を活性化したい」「若い世代が定着するようなアイデアを出していきたい」「観光と農業振興で成果を出すべく邁進する」などと、それぞれ抱負を発表していた。

 浅見市長は「大切なのは知恵と情熱とアイデア。地域をよく知っている皆さんに地域活性化に努めていただきたい」と語り、若年女性が市外に流出している現状を念頭に「できるだけ幅広い世代の方、特に若い世代、子ども達が参加できる地域づくりを心掛けてほしい」と呼びかけていた。

 地域活力プランナーに委嘱されたのは次の皆さん。

 ▽長浜=北川善一朗、田中省吾▽六荘=中尾元重、柴田善成▽南郷里=畑中千晶、澤居靖▽北郷里=田中道孝、矢野久司▽西黒田=山根敏彦、時田直樹▽浅井湯田=岡美矢子、野村祐美子▽下草野=中川潤也▽虎姫=音羽裕美、尚永圭司▽こほく=松山久夫、高田信照▽高月=山岡孝明、髙山平一郎▽高時=山内美和子、山内真紀▽余呉=岡本圭司▽西浅井=幸田重徳。

2024年4月23日

ドローンで3Dモデル作成

法面工事の「大翔」、国交省のDX優秀賞に

 木之本町木之本の建設業「大翔」が優れたデジタル技術の活用事例を表彰する国土交通省の「インフラDX大賞」優秀賞に輝いた。23日、吉田隆義社長(63)ら3人が浅見宣義市長を表敬訪問し、受賞を報告した。

 同賞はインフラ分野において、デジタル技術を活用してプロセスの高度化、効率化などの改革につながる優れた実績をあげた取り組みを表彰するもので、2023年度は全国24社・団体が受賞した。

 土砂崩れを防止する法面保護工事を専門とする大翔は、ドローンを活用した高度な3次元測量技術を用いることで工事対象斜面を3Dモデル化し、デジタル空間で設計や施工をシミュレーションできるようにした。これにより、平面図では見えなかった土中での構造物同士の干渉などの「見える化」を実現している。

 この日は吉田社長、吉田翔太専務(33)、ICT事業部の荒上美夢部長(31)が浅見市長に同社の取り組みを説明。これまで職人が行っていた測量などの作業をドローンによる空撮で3Dモデル化することで設計、施工、管理の品質や安全性の向上、省力化による職人の施工現場への集中などが可能になったとした。ドローンで赤外線やレーザーを照射することで、木々に隠れた地表もち密に測量できるという。

 吉田専務は7年前に長浜市内で開かれた環境産業見本市「びわ湖環境ビジネスメッセ」でドローン技術に出会ったのを機に導入した。現在は荒上部長ら女性4人がDX部門を担当し、男性職人が多い業界にあって設計や管理を主導している。

 吉田社長は「以前は斜面を登って測量して数日かかっていた作業がドローンなら10分。3Dモデル化で職人しか理解できなかったことが、一目で分かるようになり、品質も安全も高まった」と語った。

 浅見市長は「男性の世界で、女性がドローンを飛ばして活躍しているのは素晴らしい。受賞は長浜市にとって誇りになる」などと賞賛していた。

2024年4月23日

今川町に子育て支援センター「のんびりぴよっこ」

家庭のような雰囲気で安心感を 5月開所、0〜3歳の未就園児向け

 ひよこ乳児保育園(小堀町)が今川町内で整備していた子育て支援センター「のんびりぴよっこ」が完成し、5月1日オープンする。0〜3歳の未就園児と保護者を対象にし、子育てに悩む保護者の支援を主眼に置いているのが特徴。

 センターは木造2階建て延べ194平方㍍。保育室、託児室、相談室、調理室、会議室などを設けている。定員は親子10組ほど。公立センターに比べると規模が小さく、家庭的な雰囲気とスタッフとの距離の近さが売り。「何でも話せる安心感や気安さをお子さんや保護者に感じてもらえれば」と話す。

 「育児に不安を感じている保護者が増えているのに、気軽に相談できる場所が少ない」と指摘するのはひよこ乳児保育園の狩野典子園長。「保育所を利用する保護者は、保育所が日々の育児の不安を吐き出す場、安心を得る場になっているが、地域では子どもと2人で閉塞的な環境で子育てする過酷な状態にある方も多くいる」とし、センターでは未就園の子どもを持つ保護者が落ち着き、安心できる場を目指す。

 保育園の保育士、看護師、栄養士を招いておもちゃ作り、離乳食作り、身体計測、ベビーマッサージなどの体験イベントの開催、カウンセラーによる個別子育て相談も計画している。開館日は平日の午前9時から正午、午後1時から4時まで。利用は無料。問い合わせはひよこ乳児保育園℡(63)8892へ。

寄付続々723万円 資材高騰で建設費1.5倍に

 センターの建設にあたっては資材などの高騰に伴って建設費が当初想定していた金額の約1.5倍となる6200万円に膨らみ、資金計画の見直しを余儀なくされた。このため、450万円を目標にクラウドファンディング(昨年11月20日〜今年1月31日実施)で協力を呼びかけたところ、130人から313万円の寄付があった。また、直接の寄付も410万円にのぼり、総額723万2000円の浄財が寄せられた。

 ひよこ乳児保育園は社会福祉法人ははのくに(立岡妙子理事長)が運営。40年前、預けられる保育園がなく困っている母親らのため立岡理事長が自宅で保育したのが始まりで、1984年に無認可の「ひよこ保育所」を設立し、後に法人化した。今回の寄付の呼びかけでは、過去に施設を利用していた保護者や子どもから温かなメッセージと共に浄財が次々と寄せられた。

 立岡理事長は20日に行われた開所式で「たくさんの方々からの支援のおかげで今日を迎えることができた。地域の子育てをされている皆さんのほっとできる場所になるよう、地域の方々の交流の場所としてここを活用していただけるよう、頑張っていきたい」などと話していた。

2024年4月22日

ヒキヤマン応援、よいさ!スーツとBGMを新調へCF

 長浜曳山まつりの魅力を発信しているご当地ヒーロー「ヒキヤマン」のスーツとヒーローショーに欠かせないBGMを新調するため、ヒキヤマンをプロデュースする竹中慎吾さん(36)=朝日町=がクラウドファンディング(CF)で資金を募っている。

 ヒキヤマンは曳山まつりの山組「萬歳楼」の若衆が企画した夜市の余興として2012年に誕生した。当初は全身タイツ姿だったが、翌年にテーマソング「よいさ!ヒキヤマン!」が誕生し、14年には現在のスーツが完成した。ショーはヒキヤマンが悪者と戦い、観客が「よいさ!よいさ!」の掛け声で応援する。地域イベントや校園の催しでヒーローショーを披露し、曳山まつりの楽しさを発信してきた。

 10年にわたる活動でスーツはボロボロ。また、ヒーローショーではアニメや特撮ヒーローの音源を使用しているため、著作権の面から動画をSNSで拡散することができないのが課題となっている。

 新しいスーツは現在のデザインをそのままに、より特撮ヒーローに近づけるため樹脂製へとグレードアップする。楽曲は「よいさ!ヒキヤマン!」を新たにレコーディングするほか、敵の登場や戦闘シーンなどのBGMを作成する。

 目標金額は300万円。返礼品には水墨画家・こうじょう雅之さんが描いたヒキヤマンをデザインしたTシャツ、ポストカード、タオル、CDなど。また、再録するヒキヤマンのテーマソング「よいさ!ヒキヤマン!」のレコーディングに「よいさ!」の掛け声で参加するプランも6人限定で用意している。詳細はCF(https://for-good.net/project/1000631)から。

 「人口減少が進む中で曳山まつりを続けてゆくには、まつりに関わりたいと思う人を増やす必要がある」と語る竹中さん。その「入り口」となりうるヒキヤマンはコロナ禍で出番が減った上、掛け声も自粛を余儀なくされてきたが、今年からは本格的な活動を再開させる。「クオリティを上げたショーを通じて、曳山まつりのファンを増やしたい」と話している。

2024年4月12日

長浜曳山まつり13日開幕

子ども歌舞伎、八幡宮に奉納へ

 ユネスコの無形文化遺産で、国の重要無形民俗文化財の長浜曳山まつりは13日未明の「起こし太鼓」で開幕を告げる。この日から16日にかけ子ども歌舞伎が披露される。

 八幡宮に子ども歌舞伎を奉納する今年の出番山は青海山、春日山、諫皷山、月宮殿。春休み返上で稽古を続けてきた子ども役者が曳山の舞台で熱演する。

 13日は朝から八幡宮で「御幣迎えの儀」があり、全13山組の御幣使らが御幣を受け取り、各山組の自町へ持ち帰る。御幣は曳山を動かす際に前柱に掲げる。午後1時から八幡宮で歌舞伎の奉納順を決める「籤取り式」がある。午後6時頃からは「十三日番」と呼ばれる子ども歌舞伎の上演があり、出番山の舞台で、化粧と衣装で飾った子ども役者が初めて歌舞伎を披露する。

 14日は午前中、地元で歌舞伎上演があり、午後からは曳山が八幡宮へ向かう「登り山」がある。午後7時から子ども役者の行列が八幡宮から各山組へ帰る「夕渡り」がある。沿道からの声に応えて役者がポーズを決め、見得を切ることも。近くで役者を撮影できるシャッターチャンスでもある。

 本日(ほんび)の15日は子ども役者の「朝渡り」、長刀組の「太刀渡り」の後、八幡宮境内で午前9時25分から三番叟と歌舞伎奉納が始まる。以降、大手門通りなどで歌舞伎公演があり、最後はお旅所に曳山が集う。道中を含め各山組が計4回、上演する。お旅所に曳山が揃う頃には日が暮れ、提灯の灯りの下で上演される歌舞伎は幻想的。

 16日は終日、地元公演を行うほか、午前10時45分から長浜文芸会館で観劇会を催す。17日の「御幣返しの儀」で今年の曳山まつりが終わる。

2024年4月11日

跳べ 瀬古選手!五輪挑戦をCFで応援

陸上仲間の森さん企画

 滋賀県スポーツ協会所属の瀬古優斗選手(26)=男子走高跳=が目指しているパリ五輪出場を応援するため、陸上仲間の森善哉さん(26)=長浜市細江町=が15日からクラウドファンディング(CF)を実施する。国内外の大会に出場するための渡航費などを支援するとともに、滋賀を挙げて出場を応援したい考え。

 瀬古選手は大津市出身で、草津東高、中京大学を経て、現在は同協会所属。国内外の大会で上位入賞を重ねている。自己ベストは227㌢。今年は2月にイラン・テヘランで開かれた第11回アジア室内陸上競技選手権大会で2位(記録219㌢)、ニュージーランド・クライストチャーチでのインターナショナル・トラック・ミーツ2024で3位(220㌢)に入賞している。

 8月のパリ五輪の男子走高跳の日本代表枠は3人で、現在、瀬古選手を含め5人の選手が代表の座をかけて熾烈な争いを展開している。世界陸連のパリ五輪出場ランキングでは瀬古選手は世界27位、日本3位につけており、五輪出場を射程圏内に収めている。今後も国内外の試合で上位入賞を狙い、6月の日本選手権での3位以内が五輪出場の決め手となる。

 今回、CFを企画した森さんは長浜市を拠点に小中一貫の陸上スクール「FAAS T&F」を主宰し、瀬古選手もコーチの一員。瀬古選手がスポンサー企業を持たず活動資金の確保に苦慮していることから、パリ五輪までの「最後の一歩」を後押しするためCFで協力を求めることになった。

 目標金額を300万円に設定し、海外・国内での活動費(交通費・宿泊費など)、練習場所の利用料、陸上競技の普及イベント費などに活用する。返礼品は限定Tシャツ、サイン色紙、瀬古選手のスポーツ講演会実施の権利など。

 瀬古選手は「国内では注目されにくい種目なのかもしれないが、人生をかけて取り組んでいる走高跳でパリ五輪出場・メダル獲得ができれば、もっと多くの方々に陸上競技・走高跳を知ってもらえるきっかけとなる」と協力を呼びかけ、森さんも「瀬古選手の情熱と努力に共感し、応援していただければ」と話している。

 CFはキャンプファイヤーのサイト(https://qr.paps.jp/Uh2TU)から。