28日長浜文芸会館、「カルメン」など披露
湖北地域の音楽愛好家で組織する「湖北オーケストラ」は5月28日午後2時から長浜文芸会館で第5回定期演奏を開く。
同オーケストラは「湖北にオーケストラを」との長浜音楽協会の呼びかけで2006年に結成された。徐々に団員を増やし、湖北地域の団員のみで交響曲を演奏できる2管編成オーケストラへと成長し、2018年に初の定期演奏会を成功させた。
現在の団員は約30人。毎週日曜の午前に、長浜文芸会館などの市内公共施設で練習に取り組み、定期演奏会を目指している。
定期演奏会ではビゼー「カルメン」(第1組曲、第2組曲)、ワーグナー「ニュルンベルクのマイスタージンガー」、シューベルト「未完成」を披露する。
「カルメン」では客演指揮者に天理シティーオーケストラ指揮者の安野英之さんを迎えるほか、「語り」を長浜市出身の女優・尾本祐菜さんが担当する。
14日に長浜文芸会館で行われた練習では安野さんの指導で「カルメン」を繰り返し練習。安野さんは「闘牛士がマントをひるがえすようにかっこよく、堂々と」などと団員に細かく指示していた。団員指揮者の益子進也さんは「オペラを見たことのない人でも、カルメンのストーリーが楽しめる組曲となっている。解説もあるで、親しみやすい」と来場を呼びかけている。
チケットは全席自由で、前売り800円。長浜文芸会館、市民交流センター、浅井文化ホール、木之本スティックホールで販売中。問い合わせは文芸会館℡(63)7400へ。
団員を募集
湖北オーケストラは随時団員を募集している。対象は自身で楽器を持つ高校生以上。募集パートはバイオリン、ビオラ、チェロ、コントラバス、オーボエ、フルート、ファゴット、ホルン、打楽器。他のパートについても相談にのる。団費は月額3000円。詳細は同オーケストラのホームページで。