2020年2月21日

古書&カフェ「ルーペ舎」オープン

理数系の専門書など2千冊

 理数系の専門書が数多く並ぶ珍しい古本屋。宮前町に古書&カフェ「ルーペ舎」がオープンした。

 オーナーの河嶌敬治さん(66)=彦根市=は双葉中学校で理科などを教え、生物を得意とする。定年退職後は妻の和子さん(63)と趣味を生かして、「第二の人生」を歩もうと考えていた。

 昨年、同町の「さざなみ古書店」が空き店舗になることを知り、知人の紹介で古本とカフェが同居した新タイプの店を開くことに。レトロな1階の店内には最近、話題の単細胞生物「粘菌」に関連する参考本や化石、微生物の専門書、小学生から高校生向けの算数、数学に関わる教本のほか、人文関連の書物など幅広いジャンルの約2000冊を用意している。

 このほか、顕微鏡や計算尺、薬品の瓶や砂時計など河嶌さんのコレクションや和子さんが選んだ合格鉛筆や御朱印帳などの雑貨、2人が好きなフォークやポップスを中心としたLPレコードなども。

 改装した2階には、ゆっくりくつろげる大正ロマン風のカフェを設け、自慢のコーヒー、紅茶や軽食を提供。身近な材料でできる実験や観察をする「サイエンスカフェ」を毎月、開く予定。

 河嶌さんは「子どもたちが自然や理科に興味を持ってくれるような、発信の場としたい」と話している。3月8日まで写真家・上原節子さんのマクロ写真展を開催。営業は木曜から日曜、午前10時から午後6時。問い合わせは河嶌さん℡0749(22)5048へ。

2020年2月20日

フラッグフット、上達目指して

長浜市内2小学校で特別授業

 アメリカンフットボールを簡略化した「フラッグフットボール」のレベルアップを図ろうと、指導者を招いた特別授業が18日、南郷里小とびわ南小で行われた。

 フラッグフットはアメフトと同様に攻撃側と守備側に入れ替わり、パスを回して相手陣地のゴールゾーンまでボールを運ぶ競技。腰につけた布(フラッグ)を奪うとタックル成功とみなして相手の攻撃を阻止できる。どのような戦略で相手陣営を攻めるのか、仲間で相談する「作戦づくり」が試合運びを決める。

 判断力、コミュニケーション能力、体力を育むことができるとして、文科省の学習指導要領にも盛り込まれている。長浜市教委は2014年からフラッグフットボールを体育授業の必須とし、学校によって温度差はあるものの、小学3、4年生で8時間、5年生で10時間程度、取り入れている

 

 

 この日の特別授業は長浜市と長浜文化スポーツ振興事業団が主催。日本フラッグフットボール協会西日本支部長の鴨谷真さんを指導者として招き、滋賀大と立命館大のアメフト部員がサポートした。

 南郷里小では4年生97人が指導を受けた。ボールの持ち方、投げ方、フラッグの取り方などを学び、鴨谷さんは「ボールを投げる時は、相手が捕りやすいように」などと声をかけていた。

 フラッグを奪い合うゲームでは児童が2チームに分かれて対戦。相手の後ろに回り込んだり、フェイントをかけたり工夫しながら相手のフラッグを狙っていた。

 また、この日は教員向けの研修会もあり、14人が参加。鴨谷さんは児童全員にそれぞれ役割を持たせるような戦略やプレーを指導するようアドバイスしていた。

2020年2月19日

長浜北と大原、木下杯で初の3・4位に

3月関西大会フジパンカップへ初出場

 長浜北サッカースポーツ少年団と米原市の大原JFCが第43回木下杯(県サッカー協会、日刊スポーツ新聞主催)で初めてベスト4入りし、3月に開かれる関西小学生大会(フジパンカップ)への出場権を獲得した。

 木下杯は小学5年生以下を対象にした伝統ある新人戦で、湖西、湖南、湖東、湖北、甲賀の各ブロック予選を勝ち抜いた県内32チームが出場し、2月2日から16日にかけ、トーナメント方式で対戦した。

 両チームともトーナメントを勝ち進み、16日に竜王町のドラゴンハットで行われた準決勝に出場。互いに敗れたため、3位を争って激突し、長浜北が大原を3対0で破った。

 木下杯の上位4チームは、3月20日から22日まで堺市内で開かれるフジパンカップに出場し、関西の強豪チームと対戦する。両チームともベスト4入り、フジパンカップ出場は初めてとなる。

 長浜北のキャプテン・中川慶人君(長浜北小5)は「どんな対戦相手にも気持ちで負ける事なく一試合一試合を大切にし、また、自分達のしたいプレーが出来るようにチーム一丸となって戦いたい」と意気込んでいる。大原のキャプテン・吉川創悟君(春照小5)は「大原JFCの歴史を僕たちが変えることができたのも監督、コーチ、チームメイト、保護者のおかげ。関西大会でも活躍し、恩返しできるように頑張る」と語っている。

2020年2月18日

就職説明会「経営者と語ろう!」、 親身な相談も

経営者が企業の魅力を発信

 湖北地域の企業の経営者らが本格的な就活を控えた学生らに企業の魅力を伝える就職説明会「湖北就活ナビ業界研究会〜経営者と語ろう!」が17日、長浜バイオ大で開かれ、学生ら28人が参加した。

 長浜、米原両市で組織する湖北就活ナビ実行委員会の主催で、湖北地域の16事業所が出展。各ブースで、社長や役員らがパソコンやパンフレットを使って学生らに直接、仕事の内容、やりがいなどを説明した。「将来はどこに住んで、どんな仕事がしたい?」「何かに興味を持つことが大切。自分が何をしたいのか、具体像を持たないと」などと親身になって学生にアドバイスする経営者の姿もあった。学生らはメモを取りながら話に聴き入り、「少数で経営者としゃべれる機会はないので、良い機会を得られた」「就活の参考になった。地元の企業をたくさん知ることができた」などと感想を寄せていた。

 参加した経営者も「直接、学生と話すことで就活の現状を知れた。社内の採用体制を変えないと」などと声を上げた。

 この日は参加企業向けのセミナーも開かれ、宮川バネ工業(東近江市)の宮川草平社長が、中小企業の採用にあたっては経営者が直接、学生と面談して企業の魅力を伝える必要性を説き、参加者からは「採用に対する考え方が変わった」との声が寄せられていた。

2020年2月17日

長浜城歴博「歴史新聞コンクール」

449点の応募、金賞は岩崎君と宮本さん

 自由研究コンクール「長浜城H—1グランプリ」の優秀作品が決まり、15日、臨湖で表彰式が行われた。

 長浜城歴史博物館と同館友の会が、子どもたちの思考力や創造力、表現力を養おうと、2011年から始めたもの。「ぼく・わたしの住んでいる地域の歴史や人物」をテーマに新聞スタイルの作品を募集し、市内の小中学生から449点の応募があり、小学生の部金賞には南郷里小5年・岩崎貫汰君の「長浜が生んだ東邦のエジソン」、中学生の部金賞には浅井中2年・宮本琳さんの「湖北信仰」が選ばれた。

 岩崎君の新聞は地元出身の発明家・国友一貫斎にスポットを当て、照明器具「玉燈」や万年筆「懐中筆」などの仕組みを紹介。審査員からは「インパクトを与える見出しなど工夫があり、たくさん調べたことがよくわかる。素晴らしい作品」との評。岩崎君は「なるべく多くの発明を紹介したいと考え、資料を集めるのが大変だった。来年は城について取材したい」と話していた。

 宮本さんの作品は親鸞聖人750回忌に合わせ、湖北の宗教について調べたもの。手書きの表やグラフを用い、わかりやすくレイアウト。「構成にセンスを感じる。手間をかけて作品作りに取り組めている」と高評価を得た。宮本さんは「湖北は歴史の宝庫。大切にし、もっと深く歴史にふれてみたい」と受賞の喜びを語っていた。

 

 このほか、優秀作品には次の5人が選ばれた。

 【小学生】▽銀賞=「浅井三姉妹と長浜の歴史」びわ北4年・藤田真緒▽銅賞=「近江の武将 浅井長政」長浜南6年・徳田宙。

 【中学生】▽銀賞=「竹生島新聞」湖北中2年・山内萠愛▽銅賞=「長浜城新聞」同・廣畑亮太▽敢闘賞=「ながイチ新聞」浅井中1年・田中志歩。

 なお、入賞7作品は22日から長浜城歴史博物館で展示する。

2020年2月14日

西浅井にバーガーショップオープン!

若者らが鹿肉・お米でまちおこし

 西浅井町の若者6人でつくる地域活性化グループ「ONESLASH」(清水広行代表)は22日、「道の駅あぢかまの里」内にバーガーショップ「COMEDY BURGER(コメディー・バーガー)」をオープン。メンバーたちは「鹿肉や米など、地元の食材で長浜を盛り上げたい」と意気込んでいる。

 グループは近年、増え続けている獣害を逆手にとり、ジビエ料理が楽しめるイベント「西浅井ジビエ村」でまちおこしを展開。空きスペースになっていた道の駅内の販売ブースを借り、イベントで好評だったハンバーガーを販売することに。

 

 

 近江牛バーガー(800円)は近江牛100%、鹿肉バーガー(700円)は湖北で獲れた新鮮なシカ肉を使用したパテ。焼肉だれ風のオリジナルソースを絡ませ、シャキシャキレタスとともに、つるやパンが開発した専用バンズに挟んだ。

 これらの肉とメンバーが地元で育てたコシヒカリを使った近江牛ライスバーガー(700円)、鹿肉ライスバーガー(600円)も開発。お口直しのスイーツとして、季節の果物入りの自家製ジェラート(400円)も販売する予定。営業時間は午前9時から午後4時(3月以降は5時)、火曜定休。

2020年2月7日

郷土料理本「湖北の伝統食・地産食 決定版」を発行

肥田さんら、再発行望む声受け

 2007年に初版が発行され、再発行を望む声が根強かった郷土料理本「忘れぬうちに伝えたい湖北の伝統食・地産食 決定版」が湖北町食事文化研究会から発刊された。「小あゆの山椒煮」「焼きさばそうめん」「小豆ご飯」など地元の食材を使った料理104品を掲載し、研究会代表の肥田さん(80)=湖北町伊部=は「若い人にはこの本を台所に置いてもらい、時々でいいので故郷の料理を作って自分の子ども達に伝えて欲しい」と話している。

 料理本は肥田さんら旧湖北町の女性グループが古くから伝わる地域の味を学び、次世代に引き継ごうと、郷土料理のレシピをまとめて発行。人気のため11年にボリュームアップした増補版を出したが、半年ほどで完売。以来、「どうしても一冊欲しい」「再発行の計画はないのか」といった声が寄せられていた。昨春、肥田さんが黄綬褒章を受章したのを機に再発行の機運が高まり、再編集を進めてきた。

 決定版では、増補版に料理16品を追加し、従来のレシピについても作りやすいように見直した。肥田さんは「お米や大豆、琵琶湖の魚貝を中心とした料理を紹介している。台所に立つ若い人にも故郷の料理を伝えられれば」と話している。

 再発行にあたり、湖北伝統の食文化や暮らしの伝承に取り組む女性グループ「TSUNAGU」の野本育恵さん(58)=高橋町、川瀬順子さん(47)=神照町、川島典子さん(45)=同町=の3人が編集を担当した。3人は16年のグループ結成以来、肥田さんから郷土料理について教わっており、今回の決定版の編集にあたって、写真撮影や、レシピ、紹介文の見直しなどを担当した。

 川瀬さんは「料理本はちょっと聞きたいことを尋ねられるお母さんみたいな存在。この本でまずは郷土料理を作ってみて、自分や家族に合う味を見つけて欲しい」と呼びかけている。

 B5判変形、168ページ。オールカラー。2000部を発行。1650円(税込み)。肥田さん宅のほか、JR河毛駅売店、いわね書店、文泉堂、えきまちテラス長浜で販売している。問い合わせは肥田さん℡(78)0475へ。

2020年2月6日

長浜市に聖火ピンバッジ

コカ・コーラが千個寄贈

 コカ・コーラボトラーズジャパン(東京)は6日、2020年東京五輪聖火リレーの滋賀のゴール地となる長浜市に記念ピンバッジ1000個を贈った。

 バッジにはトーチと5色の聖火がデザインされ、「NAGAHAMA」と聖火リレーのある「2020・5・29」(5月29日)の日付が添えられている。

 

 

 この日は同社中部日本営業本部西部支社の勝浩二支社長ら5人が市役所を訪れ、藤井勇治市長にバッジを手渡した。勝支社長は「オリンピックは一生に一度の良い思い出になる。特に子ども達にスポーツの思い出となり、次のオリンピックを目指してもらえれば」と語り、藤井市長は「聖火リレーは市民が一番身近に感じられる五輪となる。バッジを配布して市民と一緒に五輪を盛り上げていきたい」と語った。

 なお、県内の聖火リレーは5月28、29日に行われる。28日はマキノピックランド(高島市)から出発し、県南部を中心に各市町をリレーした後、大津港業務用地(大津市)を目指す。29日は水口スポーツの森陸上競技場(甲賀市)を出発し、県中部・東北部の各市町を巡り、豊公園(長浜市)にゴールする。

 市はバッジを聖火リレーのボランティアや聖火ランナーと一緒に走るサポートランナーらに配布する。

 同社は長浜市のほか、近江八幡市、守山市、野洲市、日野町にもバッジを寄贈する。

2020年2月5日

川崎や、リニュアルオープン

支援金で修復、週末は記念イベント

 インターネットによる資金集め「クラウドファンディング」(クラファン)を活用して修復していた大宮町の多目的ハウス「川崎や」がリニュアルオープン。8、9の両日、記念イベントが開かれる。

 昭和後期まで、うどん屋として賑わっていた「川崎や」は空き店舗となり、その後、地元、商店街により、多目的イベントスペースに活用されていた。現在は「音楽と出会える場を」と私財を投じて清水眼鏡店の清水正伸さん(63)が管理している。

 ところが建物は老朽化や一昨年9月の台風21号の影響などで、東側の土壁が崩落。建物が密接する地域のため、予想以上の工事費用が必要となった。清水さんは昨年11月、資金70万円の提供を求め、クラファンを開始したところ、わずか1カ月半ほどで、目標額を大幅に上回る113万1500円(110人、161%)が集まり、ライブ会場に設けた募金箱にも22万円が寄せられた。

 支援金で損壊していた壁を修理したほか、音漏れする玄関のアコーディオンカーテンドアを二重ガラスの扉に変更。通り沿いの壁面にも防音壁を設けた。

 目標が達成でき、うどん屋由来の看板のマークもギターの絵柄にリメイクした清水さん。「僕以上に『川崎や』のことを大切に思ってくれている人がたくさんいた」と笑顔で語っていた。

 記念イベントは8日午後7時15分から、音楽デュオ「リーファ」のライブ(入場料一般2000円)。9日は女性5人による着物ファッションショー(カンパ制)。2月は毎週末、コンサートを開催するほか、今後、特別ゲストによるライブなども計画している。

2020年2月4日

ありがとうの手紙コンテスト、北村さんが最優秀賞

「大好きな弟へ」、ファミリーマートが募集

 コンビニチェーン「ファミリーマート」が小学生を対象に募集していた「ありがとうの手紙コンテスト」関西ブロック中学年の部で、最優秀作品に湯田小4年・北村千維さんの「大好きな弟へ」が選ばれた。

 コンテストは「ありがとう」の気持ちを考えることで、子どもたちの表現力や心の豊かさなどを育もうと開いており、今回で11回目。審査員長はジャーナリストの池上彰さん。2019年度は全国から4万0130通が寄せられ、関西ブロックの同部には約2800通の応募があった。

 北村さんの作品は県内唯一の最優秀賞。病気の弟への思いを誕生から現在までの出来事とともに丁寧に描いており、審査員からは「ともに成長していこうという決意と愛情が伝わってくる」と講評を受けた。

 湯田小で3日、表彰式が開かれ、北村さんは中川浩一校長から「人と人が言葉を交わし、ふれあう基本となるのは家族。この原点を大切にしたい」と称えられ「嬉しい。弟には元気でいてほしい」と感想を述べていた。

 北村さんの母・千秋さん(47)によると、弟・諒君(5)は1万人に1人という難病ヒルシュスプルング病(巨大結腸症)で、生まれつき小腸や大腸の神経がなく、排便がうまくできなかったり、栄養摂取が困難なため、手術や入退院を繰り返しているという。

 千維さんが諒君の排泄処理やトイレの清掃、食事の世話などをしており、諒君は「いずれは自分でできるよう頑張りたい。4月から一緒の学校に通うのが楽しみ。いつも僕のことを気にかけてくれていて嬉しい」と謝意を述べていた。

 なお、受賞者の名前を記載したポスターは全国約1万7000店に掲示されているほか、受賞作は店内放送で3月10日から16日まで流れる。

2020年2月1日

伝統の湖東焼、絵付けを体験

慶雲館で毎週水曜、入江さんが指導

 かつて彦根や長浜で生産された「湖東焼」の絵付けを体験できるワークショップが毎週水曜、慶雲館で開かれている。

 湖東焼は江戸時代中期から彦根藩の「藩窯」で生産された。青みを帯びたと、ち密で繊細な模様や画風が特徴で、明治期には長浜でも医師・西村善吾が自宅に窯を築いて生産した。明治中期に途絶えその技術が失われたが、1986年以降、彦根市の有志が復興に取り組んでいる。

 ワークショップは同市芹川町の絵付師・入江由紀子さん(34)が指導。入江さんは湖東焼を再興させた中川一志郎さんに師事し、彦根の「一志郎窯」を拠点に湖東焼の制作や普及に取り組む。

 ワークショップでは磁器の皿やマグカップに梅の絵などを描く。鉛筆で下書きしたうえで、筆を使って絵を仕上げる。あらかじめ転写できる下絵も準備しているので、初心者でもチャレンジしやすい。描き終わった作品は入江さんが持ち帰り、窯で焼いて後日、送付する。入江さんは「長浜にも縁のある湖東焼を、絵付けを通して知ってもらい、普段使用している絵皿がどのようにして作られているのかを体験してもらえれば」と話している。

 ワークショップは皿やマグカップに描く基本コース(午前10時、午後2時から2時間、5000円)と応用コース(午前10時から6時間、8000円)がある。いずれも慶雲館で開催中の長浜盆梅展の入館料込み。申し込みは「ハマダイ」のホームページから。定員に余裕があれば当日参加も受け付ける。3月4日まで(2月19日は休講)。