2020年11月19日

能登こだわりの冬の味

えきまちテラスに期間限定のカキ小屋

 えきまちテラス長浜1階に20日、能登産のカキなどを提供する「カキ小屋だるま長浜駅前店」がオープンする。

 カキ小屋は炭火を囲んでカキなどの新鮮な食材を網の上で焼いて食べるスタイルの店。カキの産地では冬の風物詩となっているが、長浜市では初めての出店となる。

 カキ小屋だるまを運営するのは「J・SOUL」(疋田匡社長、名古屋市)。新型コロナウイルス感染拡大に伴う飲食店の低迷やイベントの中止で、カキが売れずに困っている能登半島の養殖業者を支援するため、能登産の新鮮なカキを提供し、あわせて観光PRも行う。三陸カキとの食べ比べもある。

 「カキ三昧、カキ食べ比べコース」(2840円〜)、「カキ鍋コース」(2人前3480円)などがある。また、土日祝限定の焼きカキ食べ放題は60分3300円(いずれも税込み)。営業時間は月〜木曜が午後5時〜深夜0時、金曜が正午〜深夜0時、土曜が午前11時〜深夜0時、日曜が午前11時〜午後10時。

 疋田社長は「生産者こだわりのカキを楽しんで欲しい」と来店を呼びかけている。3カ月限定の出店。問い合わせはカキ小屋だるま℡070(6425)6001へ。

2020年11月17日

火災にめげず居酒屋再開

「家庭料理こころ」 八幡東町の新店舗で

 8月の放火事件により休業を余儀なくされていた八幡中山町の居酒屋「家族料理こころ」が常連客や友人の支援を受けて、今月、八幡東町に移転オープン。さっそく馴染み客が足を運び、営業再開を歓迎している。

 店を切り盛りするのは押谷さおりさん(50)。子どもの頃から飲食店の経営を夢見て、開店資金を貯めてオープンしたのは2016年5月。カウンター10席ほどの家庭的な店で、人気は「かしわ鍋」や「ポテトベーコンチーズ」。押谷さんの人柄もあり、連日、多くの客でにぎわっていた。

 4階建てのマンションの1階で営業していたが、8月4日、プロパンガスが爆発する火災が発生。後にマンションの元住民の男が放火犯として逮捕された。マンションの壁面や駐車中の車両が燃えた。店内に大きな被害はなかったものの水道や電気、ガスが復旧せず、休業を余儀なくされた。

 当初は数日で営業再開できると見込んでいたが、復旧の見通しが立たないことから、移転を決意。常連客や友人らが物件を探したり、引っ越しを手伝ったりと、移転を後押しした。

 火災から3カ月での営業再開に常連客の大谷弘光さん(48)は「復活してもらえて嬉しくてしょうがない。火災からわずか3カ月での開店はすごいこと」と話す。

 「1人ではできませんでした。皆さんの助けがあったから」と語る押谷さん。「これからも皆さんが心温かく過ごせるような店にしたい」と心をあらたにしていた。

 場所は大津地方法務局長浜支局南側。営業時間は午後5時〜10時。水曜定休。

2020年11月16日

曳山まつりの伝統に触れ

長浜西中生 裸参り、くじ取り体験

 長浜西中の1年生156人が14日、市内2カ所で長浜曳山まつりの裸参りとくじ取り式を体験した。

 同校では地元の伝統文化を学ぶ「曳山文化教室」を通して曳山まつりに親しんでいる。この日の体験教室は長浜曳山まつり伝承委員会と若衆会の協力で実施。曳山博物館広場(元浜町)では曳山まつりの成功や子ども歌舞伎の役者の健康などを祈願して若衆が長浜八幡宮などに参拝する裸参りを体験した。生徒は弓張り提灯を掲げて曳山博物館広場から商店街を練り歩き、各山組から参加した若衆と一緒に「ヨイサー、ヨイサー」の勇ましい掛け声を響かせた。

 武徳殿(朝日町)では子ども歌舞伎の奉納順を決めるくじ取り式を体験。赤鉢巻きを締めた「くじ取り人」がくじを置いた三宝を選んで、合図に合わせて一斉に開いていた。

 望月あずみさん(12)は「裸参りを見たことがなかった。短い時間だったが曳山まつりのことを学べて楽しかった。深く関われた気がする」と話していた。

 伝承委員会の家森裕雄委員長は「行事の一つ一つがユネスコ無形文化遺産に登録されている。きょうの貴重な体験を通して曳山まつりに興味を持ってもらい、将来、まつりを支えてもらえれば」と生徒に話しかけていた。

2020年11月12日

マスク補助具で気分爽快

原馬化成が呼吸しやすく、化粧がつかない新商品を開発。

 新型コロナウイルス感染症対策のため、マスクの着用が日常化し、口元に空間を作って呼吸を楽にする「マスク補助具」が注目を集める中、西上坂町のプラスチック成形加工業「原馬化成」(原馬淳一社長)は「気分爽快マスククリップ」を開発した。

 Uの字型のクリップをマスク上部に引っ掛けるように装着することで口元に空間ができる。呼吸しやすいだけでなく会話も明瞭になり、女性からは「ファンデーションやリップがマスクにつきにくい」と好評。

 開発を主導したのは同社の原馬良典会長(69)。介護の職場に勤める女性から「1日中付けているとマスクがよれて口に張り付き、息苦しくなる」との声を聞いたのがきっかけ。持ち前のプラスチック成形技術を生かして、手軽に装着できる補助具の開発と改良、試用を重ね、約3カ月で製品化にこぎつけた。

 長時間のマスク着用が避けられない医療・介護業界から注目され、すでに大口の受注も入っている。原馬会長は「コロナは2、3年続き、マスクは手放せない。快適にマスクを装着できるように、その一助となれば」と話している。

 クリップは5個入りで580円(税別)、10個入りで980円(税別)。「はんがい」の長浜、浅井両店などのほか、ホームページ(https://kibunsoukaimasku.com/)からも購入できる。問い合わせは同社℡(63)8989へ。

2020年11月9日

長浜の名物土産はどれ?

「梅」の菓子テーマにコンテスト

 長浜観光協会は7日、えきまちテラスで、長浜を代表する名物土産を発掘するコンテスト「長浜お土産セレクション」を開催。「梅」をテーマに菓子を募ったところ、市内7事業者から12品の提案があり、観光客や市民が味や見た目などを審査した。

 「長浜の名物といえばこれ!」という商品がないという声を受けて、同協会の飲食物産部会(大澤剛人部会長)が中心となってコンテストを企画。第1弾として市の花や盆梅展にちなんで「梅」をテーマにした和洋菓子の開発を、市内の事業者に呼びかけていた。

 この日、えきまちテラス内のコンテスト会場には、完熟梅を使ってアレンジした木之本名産「でっち羊羹」、梅酒を使ったケーキや琥珀糖、ペースト状の木イチゴに梅肉を散らして焼き上げたラスク、梅干しを入れたおにぎり型のパンなど、それぞれの事業者が趣向を凝らした菓子を並べ、土産品として喜ばれそうな凝ったデザインのパッケージも添えた。

 訪れた観光客や市民ら約80人が試食し、商品の見た目、味、価格、パッケージなどを5段階で評価。「お土産として買って帰りたい」と思う3品を選んでいた。

 なお、観光協会では集計のうえ、来年1月8日の長浜盆梅展内覧会でグランプリを発表。キャンペーンでの販売や情報誌への掲載などでPRする。同協会では「試食は女性の方が多かったので、色彩がきれいな商品やかわいいパッケージの商品が人気を集めていた。第1弾は『梅しばり』だったが、次回は広くお土産を募りたい」と話していた。

2020年11月6日

除菌に効果 超音波噴霧器

地元10社がタッグ 開発・製造・販売

 湖北地域の企業がタッグを組んで、除菌やウイルス対策用に超音波噴霧器を開発し、6日、長浜ビジネスサポートセンター(さざなみタウン内)のフューチャールームでお披露目した。

 「ミストセイバー」と名付けた噴霧器は、除菌効果のある水溶液を約4〜5㍃㍍の超微粒子にして噴霧し、室内の隅々まで除菌できる。噴霧量を4段階に調整することで、会議室、食堂、劇場、体育館など多様な施設に使える。1500立方㍍のホールは約30分、200立方㍍の会議室は約8分で噴霧できるという。

 開発に携わったのは総カンパニー(内保町)、宮川商店(宮前町)、ナレッジ(末広町)など10社で、うち9社が湖北地域。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて今年5月から開発に取り組み、それぞれの企業が手分けして企画、設計、部品調達、製造、販売を手掛け、「メイドイン湖北」の製品を作り上げた。

 宮川商店の宮川裕道社長(60)は「机の上やドアノブ、手すりなどは拭き取ることで除菌できるが、床面、絨毯、カーペット、壁面のクロスには噴霧器が有効」と語っている。

 販売価格は54万7800円(税・送料込み)。リース(5年・60回払い)は月額1万0230円(税込み)。問い合わせは宮川商店℡(62)0424へ。

2020年11月5日

「麒麟がくる」ゆかりの中津へ

細川忠興の文書、北村さんが発見

 長浜城歴史博物館の元学芸員・北村大輔さん(56)は、現在、放映中のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」の主人公・明智光秀の娘婿、細川忠興の書状を発見。新出史料で忠興が城主を務めた大分県中津市の歴史博物館に5日、貸し出された。

 忠興は戦国武将で、妻は光秀の三女・ガラシャ。本能寺の変で徳川光秀に誘われたが、羽柴秀吉に従い、関ヶ原の戦いでは徳川家康に属すなど、世渡り上手。その後、中津城の城主となり、晩年は文化人として千利休に学び、茶の湯などを極めるなどした。

 書状は寛永8年8月13日、長崎の唐人医師・少峰に宛てた返信。「将軍、徳川秀忠の見舞いに行こうと船を出そうとしたが、嵐で行けない」「最高級品の香木・伽羅が見つかったら、手元に置き、私に見せてほしい」などと書かれている。

 書いていたのは遭難も否めない船中とみられ、大名として将軍を気づかいながら、文化人として興味つきないことを示している。北村さんは1年ほど前、ネットオークションで偶然、書状を見つけ、落札。忠興ゆかりの中津市への貸与を申し出た。

 この日、同博物館の三谷紘平主査(38)ら3人が長浜を訪れ、書状を預かった。館では14日から来年1月9日まで展示する予定。三谷主査は「書いた年号が確実にわかり、書状の中に地元の『竹田津』という地名が入っており、興味深い。文化人としての側面も見られる」と述べていた。

 北村さんは「長浜に置いておくよりも、(忠興)ゆかりの地で見てもらう方が良いと思った。ゆくゆくは寄託など、活用の幅を持たせたい」と話していた。なお、書状は中津市に貸し出された後、京都の長岡京市でも展示される。

2020年10月27日

梅酒の梅 持ち寄って!

盆梅展にちなみ、長浜浪漫ビールなどが醸造へ

 長浜浪漫ビール(朝日町)など3者がタッグを組み、来年で70回目を迎える長浜盆梅展にちなんだオリジナルビールの製造を計画。市民にもビール作りに参加してもらおうと、副原料に使用する梅酒の梅を各家庭から募っている。

 ビールの製造を計画しているのは、長浜浪漫ビールのほか、日野町でクラフトビールを作っている「HINO BREWING」(ヒノ・ブルーイング)、盆梅展を主催する長浜観光協会。長浜浪漫ビールの醸造技術と、「祭りビール」など次々と新しいビールを生み出しているHINO BREWINGの企画力を融合させる。オリジナルビールで話題を生み、盆梅展のさらなる周知と来場者増を目指すのが目的。

 各家庭で漬けている梅酒の梅をペースト状に加工して副原料として使用し、赤しそでほんのりピンク色に仕上げたい構想。長浜浪漫ビールの奥村太製造部長(36)は「梅を連想するビールを造るのをきっかけに、地元の方にあらためて盆梅展を知ってもらい、また、滋賀のビールを盛り上げたい」と話している。

 梅酒の梅は11月1日から30日まで長浜浪漫ビールで受け付ける。提供者にはビール1杯無料引換券と盆梅展招待券をプレゼントする。ビールは12月下旬に完成予定。約900㍑を製造する。問い合わせは長浜浪漫ビール℡(63)4300へ。

2020年10月27日

土田龍空選手が中日3位指名

プロ野球ドラフト会議

 プロ野球のドラフト会議が26日、東京都内で開かれ、近江高3年の土田龍空選手(17)が中日から3位指名された。

 土田選手は1年夏から遊撃手としてレギュラーに定着。夏の甲子園大会の連続出場を果し、3年ではキャプテンとしてチームをけん引した。ボールを捕球してからの素早いグラブさばき、スローイングは高校生離れしており、「世代屈指のショート」と呼ばれるほど。内外に打ち分けるバッティングも魅力。

 この日、学校で待機していた土田選手は午後6時14分ごろ、ネット中継で中日からの指名を知った。会見で「指名は素直に嬉しい。ホッとした」と第一声。「上位で(プロへ)行けるとは思わなかった」「走攻守とも自信がある。目標はみんなから応援される憧れの選手」と意気込みを語った。

 多賀章仁監督は「3巡目という高い評価を得られた。高校入学時から『プロを目指す』という高い意識を持っていた。プロでは基礎体力をつけ、長いシーズンをやり通せる体を作ってほしい」と語った。母の吏佐さん(45)は「中日の本拠地は名古屋で近い。『龍』と『ドラゴン』という名も偶然でピッタリ。プロは普通じゃなく、皆が凄い。頑張って活躍してほしい」とエールを送っていた。

 地元に対しては土田選手は「今まで応援してくださった皆さんありがとう。3、4年はしっかり下(2軍)で鍛えながら、1軍のチャンスをつかみたい」と語った。

 中学時代在籍した湖北ボーイズの後輩・前田悠伍君(高月中3)は「龍空先輩がプロに入団されることになり、僕もより一層、プロに入りたいという気持ちが強くなった。高校3年間、野球に打ち込み、龍空先輩の背中を追いたい」と話していた。

2020年10月22日

浅井中2年生 空手道に親しむ

武道授業で 「基本形」にも挑戦

 浅井中2年生が今月、空手の授業に取り組んでいる。県教委の武道推進モデル校の指定を受けたもので、武道の授業に空手を導入する学校は県外で徐々に広がっているが、長浜市内の中学校では初めて。

 中学校では体育の授業で武道が必修化され、県内ほとんどの学校が剣道、柔道を導入している。複数の種目を生徒に体験してもらうことで武道への関心を高めことを目的とした武道推進モデル校には県内3校が選ばれ、城山中(甲賀市)では少林寺拳法、河瀬中(彦根市)ではなぎなたを導入している。

 浅井中では長浜市内でも道場を開いている草野派糸東流拳法空手道会(大津市)の宗家会長・草野健治さん(51)が講師を務めている。生徒が正座や礼の仕方に始まり、突き、受けなどの基本的な動きを学んでいる。2回目の授業となった22日には突きや受けを組み合わせた「基本形一」に初挑戦。草野さんから体の回し方、体重移動の方法などの指導を受けながら、拳を突き出していた。

 草野さんは「空手の授業を通して正しい姿勢や自分の身は自分で守ることを覚えてもらい、日本の伝統に親しんでもらいたい」と話し、生徒の井上卓海君は「動きを覚えるのは難しいが、丁寧に教えて頂いている。自分の身は自分で守れるようになりたい」と話していた。

 中学校の体育では、沖縄や東京などで空手の授業が広がり、特に新型コロナウイルスの感染対策が求められる中、接触や防具の使い回しを避けられる空手に注目が集まっている。

2020年10月19日

多胎育児 母親が支援グループ結成

特有の悩みや情報を交換  孤立防ぐ

 湖北地域で双子を育てる母親らが、双子、三つ子などの「多胎児」の家庭を支援する市民活動グループ「käsikäsi(カシカシ)」を設立。多胎育児特有の悩みや情報を交換したり、ピクニックを催して交流の場を設けたりしている。

 同時に複数の乳児の面倒を見る多胎育児は外出、入浴、食事、夜泣きなどで母親の負担が大きい。外出困難のため母親が孤立したり、交互の夜泣きで睡眠不足に陥ったりし、育児ノイローゼから虐待が発生しやすいと指摘されている。一般社団法人「日本多胎支援協会」(神戸市)の調査によると、多胎家庭における虐待死の発生頻度は、単胎家庭の2.5〜4倍となっている。

 愛知県豊田市で2年前、三つ子の母親が次男を虐待死させた事件を受け、「他人事ではない。私たちの経験を子育てに生かしたい」と、長浜市内で活動する多胎児サークルの川部瑞恵さん(34)=高月町井口=や清水有紀子さん(39)=三田町=ら双子を育てる母親有志6人が支援グループを立ち上げた。「käsi」はフィンランド語で「手」を意味し、「手と手を取り合ってみんなで子育て、活動しよう」との思いを込めた。

 多胎育児はどのような苦労を抱えているのか。グループがサークル参加者から聞き取った「困ったことランキング」では「外出できない」が1位、「ママ1人でのお風呂入れ」が2位、「休む間がない。同時泣き」が3位となった。「精神的に余裕がなく、不安感や恐怖感を感じてしまう。家事も進まないし、成長の記録を残す暇もない」との切実な声も出た。

 カシカシでは月2回、市内で「おしゃべり会」を催して多胎育児特有の悩みや喜び、情報を共有するとともに、公園でピクニックを開催して互いに助け合いながら外遊びを楽しんだりしている。

 今月17日には虎姫文化ホールで開かれた男女共同参画イベントに参加し、活動をPR。それぞれ重さ約9㌔の人形を展示して双子の抱っこを体験してもらったり、近隣店舗では展示・販売されていない双子用ベビーカーを紹介したりして、多胎育児について来場者に知ってもらった。

 今後もワークショップや研修会の開催を予定し、サークルの参加者や活動を支援するピアサポーター(経験者)を募集している。代表を務める川部さんは「身近に双子や三つ子の方がいれば、このようなサークルやグループがあることを伝えもらい、橋渡しをして頂ければ」と話している。グループに関する詳細はホームページ(https://kasikasi.amebaownd.com/)へ。

2020年10月17日

ひかり奏でるイルミの丘

関西最大級の面積、LED100万個

 米原市の複合型観光施設ローザンベリー多和田に23日、体験型イルミネーションがオープンする。関西最大級、約6万平方㍍のエリア内に約100万個のLEDが光り輝き、物語の中に入り込んだ世界を演出する。

 コロナ禍で低迷する地方の経済復興を図り、冬場、夜の新スポットを設けることで、地域の宿泊滞在型観光の振興を図ろうとした新企画。「ひかり奏でる丘」と名付けた体験没入型イルミネーションは、その場のストーリーに浸り込めるような気分になれる演出をしている。

 園内には3つのメインゾーンがあり、「銀河鉄道エリア」では「琵琶湖」や「雪」「英国」や「医療従事者への感謝」をイメージした青と白のイルミを多用。幻想的なブルーの世界が広がり、星座やフラワーモチーフなど、インスタ映えするスポットが目白押し。約2万本のバラのイルミが咲く広場は変色する投光器により、銀河が流れるよう演出がされている。

 「妖精と暮らす村 フェアリーガーデンエリア」は丘の上にある絵本の中に入ったようなファンタジーな世界。「ひつじのショーン ファームガーデンエリア」は世界初の「ショーン」イルミ。日中とは異なるキラキラ光るスペシャルライトアップが施されている。

 また、ペダルスイッチを踏むと音楽に合わせてイルミが点灯する「祈りの木」やベルを鳴らすと咲き始める「奇跡の青いバラ」、光るペンでお絵描きができるコーナーなど観るだけでなく、体験もできるよう工夫されている。広報担当者は「地元の人たちに安心できるイルミを楽しんでもらい、癒しや、あすへの活力を養ってほしい」と話している。

 夜の部は10・11月の金土日のみ営業。12月は火曜と31日を除く毎日営業。午後5時半から9時(11月15日まで、以降、日没に合わせ変更)。開催期間は3月28日まで。夜間料金は中学生以上1300円、4歳以上700円。湖北エリアの宿泊施設とタイアップした宿泊プランや巡回バスの運行などを計画している。問い合わせはローザンベリー多和田℡(54)2323へ。

2020年10月15日

築85年 元浜町のカフェ跡に18日開店

香港飲茶店「商店街に賑わいを」

 元浜町の「カフェ&パブ・ロンドン」跡に18日、香港飲茶を提供するレストラン「萬華郷」がオープンする。関東地方で中華レストランの経営や弁当・総菜の製造販売、人材派遣業を行う「菊華」(神奈川県藤沢市、張超社長)の関西初進出の店舗で、張社長は「長浜の商店街は空き店舗が多く、このままでは沈んでしまう。夜9時まで営業して商店街に賑わいをもたらしたい」と話している。

 建物は昭和10年に貴金属を扱う「ヤモリ天照堂」の店舗として3階建てで建設された。モダンなデザインで長らくゆう壱番街商店街のシンボルの一つとなっている。建物をそのままにレコード店、地酒やガラス酒器を扱う「黒壁26號館ラフェル」、アンティーク家具店などと変遷し、観光客や市民が集う場所として親しまれてきた「カフェ&パブ・ロンドン」は今年3月末で閉店していた。

 新しい店舗は内装を一新して厨房などを設け、東側の壁一面に琵琶湖の風景を描いた。外観はデザインをそのままに色彩を変更した。メニューは麻婆豆腐や酢豚、炒飯、担々麺などの定番料理をはじめ、小籠包や焼売、春巻、餃子を揃える。横浜中華街の有名店「四五六菜館」で料理長を務めた鄭光明さんらが腕を振るう。配膳ロボットも配備する。営業時間は午前11時から午後9時まで。

 長浜港で水陸両用バスを運行するティアンドティ・コーポレーション(長浜市細江町)の川崎隆弘社長が交際交流事業で張社長と知り合ったのが縁で長浜に誘致。両社が共同で店舗の運営にあたる。

 張社長は「新型コロナの影響で閉店する店も多いが、こういう時期こそ地域を発展させるチャンス。関西進出の足掛かりとし、インバウンドなどで黒壁スクエアを盛り上げてゆきたい」と話し、今後、地域住民を招いた料理教室なども企画したいとしている。