2021年7月27日

滋賀シスターズJr 急成長で躍進 近畿準優勝

長浜の小学生で構成 今週末全国大会

 長浜市内の小学生で構成する女子ソフトボールチームの滋賀シスターズJrが24、25日に草津市で開かれた近畿大会で準優勝した。31日からは宮崎市での全国大会に出場する予定で、活躍が期待されている。

 滋賀シスターズJrは長浜小の児童による「長小シスターズ」として長年活動していたが、他校の児童の参加が増えたことから、チーム名を改めた。毎週末、長浜小グラウンドで練習している。

 11チームが出場した近畿大会はトーナメントで競い、初戦の福知山ブルーファイターズ(京都府)を22対2で下すなど順調に勝ち上がった。決勝の相手は県大会でも対戦した強豪の草津レインボーガールズで、0対18で敗れた。

 今年のチームは経験の浅い選手が多く、5月に行われた県大会(3チーム出場)では1勝もできなかった。それが近畿大会で決勝まで勝ち上がる快挙に、中川由紀夫監督は「県予選で一番弱かったチームが急成長し、ここまで頑張ってくれた。私自身びっくりしている」と振り返る。

 31日から8月3日まで開かれる全国大会には42チームが出場し、トーナメントで頂点を目指す。滋賀シスターズJrは31日の初戦で深谷ジュニアソフトボールクラブ(埼玉県)と戦う。中川監督は「地道に練習に打ち込んできた成果。全国大会でもそれぞれの力を発揮して欲しい」と語る。

 キャプテンの近藤絆さん(長浜小6年)は近畿大会準優勝に「皆で頑張った結果。これからも練習してもっと強くなりたい」と語る。現在、開催中の東京五輪の女子ソフトボール競技では日本代表が決勝戦に駒を進め、27日夜にアメリカ代表と対戦する。近藤さんは「私たちも五輪選手みたいに諦めず、全国大会を精一杯がんばりたい」と話している。近畿大会出場選手は次の皆さん。

 近藤絆(長浜6)、畑中紬希(同)、浅井玲香(同)、小谷美珠稀(同5)、板谷一花(虎姫5)、高筒莉乃(湯田5)、八田佳音(長浜北5)、松井百花(虎姫5)、瀧上咲萊(長浜南4)、川瀬智奈(長浜北4)、林百花(長浜南4)、岩崎ゆめ(長浜北3)、武井里咲(同)、渡辺陽葵(同)、縣茉歩(同)。

2021年7月26日

異種金属の接合技術を追究

大橋鉄工 「摩擦圧接」で脱下請け目指す

 ステンレスとアルミ、耐熱鋼とチタンなど、従来の溶接技術では難しい異種金属や非鉄金属の接合に、産業用機械部品メーカー「大橋鉄工」(三ツ矢町)が特殊な技術を用いて挑戦している。

 一般的に金属を接合する場合は「機械的結合」(ボルト締めなど)、「材質的結合」(溶接など)、「化学的結合」(接着など)の3種類の方法に大別でき、同社が取り組むのは材質的結合。ただ、従来の溶接技術では異種金属や非鉄金属を強固に接合するのは困難で、そこで同社が目に付けたのが「摩擦圧接」と呼ばれる技術。金属を高速回転させることで発生する摩擦熱と強圧力を利用して金属同士を一体化させる。

 例えば鉄金属のニッケルと、非鉄金属のアルミを接合する場合は片方の金属を分速2500回の高速回転で約1・5秒間回して、接合面を摩擦熱で660度まで上昇させたうえ、そこに1平方㌢当たり70㌔という強圧力を加える。こうすることで、双方の金属を瞬時に接合できる。

 同社は2008年から摩擦圧接の研究に取り組んでいる。回転数、温度、圧力は接合する金属によって異なることから、試行を繰り返しては、強度の評価を龍谷大理工学部・森正和研究室に依頼している。

 同社は産業用エンジン部品や自動車部品の下請けメーカーとして70年余りの歴史を持つが、なぜ、ここにきて摩擦圧接を追究するのか。大橋正明社長(67)は「下請けだけでは、我々小さな製造業は生き残れない。独自性のある商品や技術が必要」と語る。

 異種金属を強固に接合するこの技術では、負荷のかかる部分には耐久性のある高価な金属を、それ以外の部分には安価で軽量な金属を用いることが可能となり、部品の耐久性、低コスト化、軽量化を図れることが大きなメリットという。例えばニッケルとアルミを接合すれば、軽量さと硬さを両立させた部品を実現できる。

 ただ、異種金属を接合するこの技術は広く知られていないため、マーケットの広がりは未知数。大橋社長は「今後は展示会などで技術を広め、顧客を開拓したい」と話し、摩擦圧接を研究する製造部の赤尾文彰さん(38)は「まだ実現していない金属同士の接合もあり、その技術を確立させたい」と話している。

2021年7月21日

イエモン・吉井さんと長濱蒸溜所が共作

ウイスキー2種 8月19日から数量限定販売

 長浜浪漫ビールが運営するウイスキー蒸溜所「長濱蒸溜所」は、日本を代表するロックミュージシャン・吉井和哉さんとの共作「YAZŪKA(ヤズーカ) World Whisky」2種類を商品化。8月19日から数量限定で販売する。

 THE YELLOW MONKEYのボーカルとしても知られる吉井さんは、レコーディングやライブでスコットランドを訪れた際、スコッチウイスキーの味に衝撃を受け、その魅力に傾倒。「いつか自身の人生を投影したウイスキーを作りたいという気持ちが強くなっていた」という。

 趣味の釣りで日ごろ訪れている琵琶湖の近くにウイスキー蒸留所があることを知ったのが、今回のウイスキー誕生の縁となった。吉井さんが味のテーマ設定に始まり、ブレンディング、テイスティング、樽選定にまで徹底的にこだわって仕上げ、長濱蒸溜所のオリジナルモルト原酒をベースに、海外産のモルト原酒やグレーンウイスキーをブレンドした。

 ウイスキーの名前は楽曲のタイトルから引用し、父親への思いを馳せた「Father」と、スコットランドでジャケット撮影を行った「BEAUTIFUL」の2種類。吉井さんは「どんな酒にもストーリーがあるはず。僕の曲を聴いてくださるように、このウイスキーを味わっていただけたら嬉しい」とコメントしている。

 各700㍉㍑、8800円。各6000本を販売。問い合わせは長浜浪漫ビール℡(63)4300へ。

2021年7月19日

神明浜に新ビーチリゾート

OUMI WAVE、22日オープン

 米原市宇賀野の神明浜に22日、今、話題の水上スポーツやテントサウナなどが楽しめるビーチリゾート「OUMI WAVE(オウミウェーブ)」がオープンする。

 グリーンパーク山東やグランスノー奥伊吹を運営する奥伊吹観光(草野丈太社長)が旧神明キャンプ場を改修し、若者向けにプロデュース。「遊ぶ、くつろぐ、食べる」をコンセプトに目前の琵琶湖と大自然を感じながら、非日常空間を体験できる。

 遠浅で松林に囲まれた湖岸約100㍍の砂浜をきれいに整備し、屋根付きのウッドデッキや木製ベンチ、バーベキュースペースなどがあるシェードテラスを設けた。

 ご当地グルメやB級グルメ、カフェメニューや本格バーガーなどが味わえるキッチンカーを配置。人気のテントサウナやパドルを漕いで湖面を進むボード「SUP(スタンドアップパドルボード)」、カヤックなどが楽しめる。

 同社は旧神明キャンプ場を管理していた地元老人会から「若者向けの施設を」という要望を受け、今までに無い新スタイルの水泳場を企画。地元との「共存共栄」を基本に掲げており、「ここまで若者向けに特化したビーチリゾートは県内ではないのでは」(同社)と話している。

 営業は午前10時から日没、9月26日(遊泳は8月31日)まで。入場料は大人500円、子ども300円。駐車料、施設利用料、各種持込料は別。問い合わせはグリーンパーク山東℡(55)3751へ。

 

 

2021年7月14日

カフェ&卓球&サロン

納屋改修し、地域交流の場「笑福」

 米原市小田に卓球などが楽しめるカフェ「テキナハウス」ができ、人々の交流の場として賑わっている。

 元市役所職員のオーナー・竹腰裕紀さん(66)は昨年、コロナ禍で運動不足となっている人たちのために空いていた築50年以上の農業倉庫を卓球場にしようと考えた。

 譲り受けた卓球台2台並べ、内外装をセルフリノベーションしたところ、子どもから大人までが利用するようになった。高齢者支援をより充実させようと、お茶の間サロンを開設。現役時代からの夢だったカフェにするため、厨房を設けた。

 伊吹山が目前に見える木造平屋のカフェは今年1月オープン。解体後の旧柏原小学校体育館の木組みを流用しており、落ちついた雰囲気。広い客間は自由にレイアウトができ、絵画などを展示できるギャラリーやライブハウスとしても活用できる。

 カフェ自慢のメニューは海外経験豊かな地元の料理人から教わったインド・パキスタン仕込みの本格カレー。スパイシーで後から来る辛さが病みつきになる、と評判だという。

 竹腰さんは「時にはカフェ、時にはピンポンハウス、時にはギャラリーと『〜的な』いろんなことがやりたかった。地域の人に支えられながら、地域の人に笑顔をプレゼントしたい」と話している。

鈴木さんの昆虫展 出雲さんのレジンも

 「笑福」で25日まで、地元の住職・鈴木清見さん(64)の昆虫展が開かれている。

 鈴木さんは子どもの頃から虫が好きで、高校時代には伊吹山の昆虫をレポートにまとめ、蝶や蛾を研究する「日本学会」に入会。1985年、学会の一員として18日間、南米ペルーに赴き、1000匹を採集した。

 昆虫展ではペルーの源流域で採集した色鮮やかな蝶や蛾をはじめ、子どもに人気のアルキデスヒラクワガタやアトラスオオカブトなど約1500点の標本を展示している。

 鈴木さんは「自分の身の周りにどれだけ命があるか、知ってほしい」と話している。このほか、レジン作家の出雲滋子さんの作品展も開催。昆虫をモチーフにしたレジン、プラバン約50点を展示販売している。

 営業時間は午前10時から午後4時、会期中は無休。問い合わせは笑福℡090(5004)8586へ。

2021年7月13日

メロンの出荷、販売開始!

作ったら売れる、小谷城メロン スマートIC農場は14日から収穫

 梅雨明け間近の長浜市内の農場で、メロンの出荷、販売が始まる。

 小谷城スマートインターチェンジ栽培実験農場で栽培している「(仮称)小谷城メロン」はあす14日から収穫を開始。市内の道の駅などで販売される。

 農場では今シーズン、ビニールハウス計3棟、約60㌃で、緑の果肉のアールスミラノ春Ⅱを1160本栽培。700〜800個の出荷を予定している。

 栽培法として発泡スチロールに土を入れ、水やりや液肥を自動的にする装置を導入。ミツバチによる自然交配などをしている。13日には近くの小谷小3年生12人が社会科の一環として、農場を訪問。湖国農産の脇坂良平農場長からメロンの育て方や流通などを学んだ。

 脇坂さんは高級マスクメロンを栽培する理由として「消費者ニーズが多く、作ったら確実に売れる」と説明。市農林政策課の星野美音さんは「メロンが終わった後もキャベツやミニトマト、キュウリなどを栽培するため、畑が空っぽにならない」と話した。

 この後、児童たちはメロンの葉や果実にふれ、試食。松橋花穏さんは「かなり甘い。買って食べてみたい」と話していた。

 なお、収穫されたメロンは市内の道の駅や産直施設、コープなどで販売される。

 

戦っている農家の結晶 たかつきメロン、16日から発売

 夏の味覚「たかつきメロン」の販売が16日から、高月町高月の農産物販売所「ゆめまる館」で始まる。

 販売する緑色の果肉、アールス系2種のメロンは上品でさっぱりとした甘みが特徴。今年は大きさ、甘さとも平年並み。

 栽培しているJA北びわこ高月施設園芸部会の部員は高齢化などで山口哲生さん(52)と横川雄一さん(47)の2人だけになってしまったが、昨年4軒の農家が栽培していた2000平方㍍、7棟のビニールハウスを維持。前年比106%、2540個の出荷を予定している。

 栽培歴7年の山口さんは三ツ矢町からの「通い農家」。経験と実績を頼りに、玉を大きくしたり、きれいな網目を出すため、高温のビニールハウスの中で連日、奮闘しており「メロンは戦っている農家の結晶」「手間ひまかけて、栽培しているから自信がある」と語っている。

 毎年、1週間ほどで完売する人気ぶり。今シーズンはより多くの人に味わってもらおうと、予約販売を中止。店内の混雑を避けながら、対面販売のみとする。

 1個入り2000円〜2200円、2個入り3800〜4100円。宅配可。午前9時半から午後4時まで。無休。なくなり次第終了。問い合わせはゆめまる館℡(85)6033へ。

2021年7月8日

どうなる?お産 ⑭-⑮

⑭NZお産体験「LMCは頼もしい存在」

 リスクや出産場所に関係なく、産前・出産・産後を通して同じ専門家からのケアを受けられるニュージーランド(NZ)のLMC制度。昨年、その制度を利用して出産した知人に体験談を聞いた。

 長浜市出身の愛さん(35)は、2017年4月にNZに移住。19年3月ごろに、かかりつけの家庭医で検査を受けて妊娠が確定した。その際、医師から「助産師を探してね」と言われ、自然に助産師を選ぶことになったという。

 愛さんは助産師を探すために「Find Your Midwife」というサイトを利用した。このサイトでは、自分の暮らす地域で活動する「midwife」(助産師)の経歴や言語、空いているスケジュール、選べる出産場所などを確認することができる。日本と同じように口コミや知人の紹介で選ぶ人が多いという。

 しかし、愛さんは出産予定日が年末に近かったため休暇を取る助産師が多く、担当助産師を見つけるのに大変苦労した。10人以上に連絡を取り、スケジュールの空いていた中国人の助産師に決めた。妊娠発覚から5、6週間が経ち、決まるまではとても心配したという。愛さんは「クリスマスやイースターホリデー付近は助産師を見つけるのが大変。選んだ後に相性が合わない場合担当を変更することはできるが、出産時期に近づくほど助産師を見つけるのは難しくなると思う」と話す。

 妊婦健診は妊娠中期までは月1回、36週以降は週1回、バースケア(助産師主導の出産施設)の健診スペースで受けた。内容は尿検査や体重、腹囲、胎児の心音のチェックなどで約30分。健診の度に気になることを話し、アドバイスを受けることができて安心した。また、愛さんはLMCに「自然なお産がしたい」とバースプランを事前に伝え、助産師からも「へその緒を夫に切ってもらうか」などいくつかのチェックリストを渡されて希望を確認しあったという。

 出産場所は、高齢初産が気になり病院を選んだ。陣痛が始まり入院するとLMCが駆けつけ、病院の産科医と勤務助産師も立ち合ってお産が始まった。陣痛の間は自由に動くことができ、産む体制も選べる。陣痛から26時間が経過し、病院の助産師が「このままでは帝王切開」と告げた際に、LMCが「あなたは帝王切開しなくても産めるはず!大丈夫!」と手を握って励まし続けてくれたという。

 結局、35時間かかって無事に経腟分娩が叶った。愛さんは「LMCの存在がなければ、病院側の帝王切開の進言を拒めなかった。LMCが間に入り、私の希望を尊重してくれたのは、それまで築いてきた信頼関係があったからこそだと感じた」。

 その後も1カ月間、LMCは愛さんの自宅を訪問し、親身に相談に乗ってくれた。愛さんにとってLMCは「医学的にも精神的にも支えてもらえる頼もしい存在。もし2人目が出来たらぜひ同じ助産師にお願いしたい」と語った。

愛さんと赤ちゃんの介助をしたLMC助産師=愛さん提供

(7月2日掲載)

  ⑮助産師主導のお産の 安全性のエビデンス

 産前出産産後を通して、同じ専門家から継続的なケアを受けられるLMC制度。その効果は、産後うつや育児不安の予防だけではないという。

 世界保健機関(WHO)は2018年2月、22年ぶりに正常出産ガイドラインを改定した。56項目のうち、分娩全体にわたって推奨される4項目のケアの一つとして「助産師主導の継続ケア」が挙げられている。日本語版翻訳に携わったドーリング景子さん(京都大大学院医学研究科助教、助産師)によれば、ガイドラインは世界の臨床研究を系統的にまとめる最新のコクランレビューが明らかにしたエビデンスなどに基づいて定められているという。

 そのうち、オーストラリア、カナダ、アイルランド、英国における1万7674人の女性を対象とした15件の研究をまとめたレビューによれば、助産師主導の継続ケアを受けた産婦は他のケアと比べて、流産が19%、出産前後の赤ちゃんの死亡が16%、早産が24%減少していたことが分かった。また、帝王切開の割合に有意な差は無く、むしろ会陰切開の割合、吸引分娩・鉗子分娩の割合が減り、自然な経腟分娩が増えることが示された。助産師主導のケアが、他のケアに劣るという結果は特になかった。また、他のケアに比べ費用効果が高いことを明らかにした研究もある。

 ドーリングさんは「すでに医療の発達している国においても、これだけの効果が出るということが分かった。助産師による継続ケアは母子の安全や命をこれまで以上に守ることができる」と説く。

 私はこのエビデンスを示されて、天地がひっくり返る思いだった。これまで正直、助産師主導のお産は「安全性が低く危ない」とどこかで思っていた。その根拠として良く見聞きしたひとつが「戦後、自宅分娩から施設分娩へと体制が変化したことで妊産婦、周産期死亡率が劇的に改善した」という定説だ。

 そこで、人口動態統計を記録に残る1899年からの妊産婦死亡率を表にしてみて、驚いた。死亡率は戦前のずっと前、明治時代から下がり続けていた。1868年に出産介助者を定めた「産婆取締規則」が交付され、全国各地に産婆学校が設けられたことが貢献しているという(2015=中山まきこ、同志社女子大)。また、死亡率の低下は施設化のみならず、社会におけるインフラの整備、栄養状態の向上、健康教育への取り組みなど環境因子の改善によるところが大きいという研究もある(2002=マースデン・ワーグナー、元WHO母子保健局長)。周産期死亡率の統計からも、病院出産と周産期死亡率の低下に相関関係は見られなかった(1995=松岡悦子、旭川医科大)。

 だが当然ながら、病院は絶対に必要だ。ハイリスクのケースに対処できるのは医師だけであり、すべての出産が助産師だけで可能なわけではない。リスクの見極めが的確にされ、病院と助産師の連携が取れる環境がしっかりと整うなら、助産師の継続ケアを受けた分娩も不安ではない、と私は思った。

堀江昌史

(7月8日掲載)

2021年7月7日

入場無料継続へ活動資金募る

長浜プロレスがクラウドファンディング 返礼品はレスラーの個人レッスンなど

 湖北地域を舞台に無料でプロレス興行を行っている団体「長浜プロレス」はクラウドファンディングで活動資金を募っている。今後も、入場無料の興行を続けるためで、寄付者には同団体を代表するレスラー、エル・ヒキヤマによる個人レッスンなどユニークな返礼品を用意している。

 長浜プロレスは、プロレスを通じて長浜の街と曳山まつりを盛り上げようと、2019年に市民有志が立ち上げたご当地プロレス団体。同年秋の旗揚げ大会を終え、20年からは興行を重ねて知名度アップを図る予定だったが、新型コロナの影響で予定されていた公演がすべて中止に。それでもメンバーは地道にトレーニングを続け、昨年11月に旗揚げ1周年興行を行って再始動ののろしを上げた。

 長浜プロレスの大会は多くの市民にプロレスの魅力を伝えようと入場料を無料とし、Tシャツなどのグッズ販売で活動資金をまかなっているが、リングの修繕費や大会運営費、米原市内に設けた道場の設備投資、レスラーのマスクやコスチュームなど費用の捻出が課題となっている。

 コロナ禍でイベントが次々と中止となり、「商店街や地域の施設に元気がまったくない。自分の大好きな長浜が変わってしまっているのを黙って見ていられない」と語るのはエル・ヒキヤマ。「今こそプロレスの精神で、『何度でも立ち上がる』を体現し、プロレスを通じて地域を再生する」と意気込み、市民に協力を呼びかけている。

 寄付金額の目標は150万円。金額に応じてステッカー、Tシャツ、マスクをプレゼントし、企業向けにはリングの鉄柱への広告掲載がある。また、エル・ヒキヤマから筋トレやプロレスの個人指導を受けられる権利もある。詳細はクラウドファンディングの「キャンプファイヤー」(https://bit.ly/36BdR8O)で。

2021年7月2日

古民家で地域の活性化は?

余呉で「お知恵拝借」意見交換会

 「古い空き家を改修したが、どうやって活用、展開してゆけば?」—古民家の有効活用を参加者に考えてもらうというユニークなセミナーが1日、余呉町上丹生の「城楽邸」で開かれ、参加者が古民家と地域資源を生かしたまちおこしについて意見交換した。

 会場となった「城楽邸」はオーナーの城楽直さん(64)の生家で、130年前に建てられた。10年前から空き家となり、4年前の台風で屋根が損壊したことを機に「地域の活性化に役立てたい」とリフォームを決意。典型的な余呉型古民家で、骨格部分の太い梁や土間など、昔の佇まいを残しながら、時代に合わせた内外装や水廻りに改修。農家民宿をしようと考えた。

 しかし、城楽さんは民泊経営のノウハウを持っておらず、地域特性化に取り組む「丹生の里暮らし協議会」に相談。地域の人たちや有識者の知恵を「拝借」することに。

 セミナーでは米原市大久保で田舎体験民宿「大門坂」、そば屋「久次郎」などを経営している谷口隆一さんから体験談を聞いた上、参加者22人が意見交換した。

 谷口さんは伊吹大根やヨモギなど地域素材を活用し、特産品を生産。インターネットやマスコミによる情報発信などにより、ファンを獲得していることを説明。「途中でやめることは失敗。自分が好きなことを始めたのだから、信念を貫き、地域に愛着を持って、継続することが大切」などとアドバイスした。

 参加者からは「余呉ではシソやショウガ、丹生ごぼう、アユ、茶わん祭りなどがあり、新たな工夫、仕掛けを作れば」「コロナ禍で田舎が見直されている。余呉の素晴らしさを再認識し、おもてなしができるようにすれば」「高齢化率0%の新集落を作れば、ニュースとなり、人を呼び込むことができる」などの意見が出ていた。

2021年6月29日

長浜のセイキン醤油 海を越え

ベルギーで評判  3回目の出荷

 創業179年の清金(せいきん)醤油店(八幡東町)の醤油が昨年11月以降、ベルギーに輸出され、日本の調味料として評判を呼んでいる。現地のスーパーでは在庫切れの状態で、きのう28日には3回目となる出荷を行った。

 清金醤油店は天保13年の創業で、地元では「セイキンさん」として親しまれている。店内には代々使用してきた木桶が並び、昔ながらの「セイキン醤油」をはじめ、長浜産の大豆と小麦で仕込んだ「湖北のめぐみ」などを作っている。家庭料理を作る機会の減少、減塩志向、調味料の多様化などを受けて、国内の醤油消費量が減少する中、伝統の味を守ってきた。

 そんな長浜産の醤油がなぜ、遠く離れたベルギーの地へ輸出されることになったのか。縁となったのが6代目・清水金幸さん(61)の長男・金洋さん(31)。金洋さんが以前勤めていた自動車部品メーカーで同僚だったベルギー人のマース・アナベルさん(36)がベルギーに帰国後、人口1万人ほどの地方の街ミューレベーケで日本の茶と調味料を扱うWEBショップ「kaori」を創業。それを知った金洋さんが、実家が醤油店であることを伝えたところ、「清金の醤油が欲しい」と話が進んだ。

 創業以来、海外への輸出は初めて。金幸さんは「何も分からないので、ジェトロ(日本貿易機構)に相談したりした。一番、困ったのは言葉。ベルギーでは、オランダ語とフランス語を使っていますが、どちらもまったく分かりません」と振り返る。

 ベルギー国内で受け入れられやすいように容器のデザインを変更し、醤油瓶は陶器をイメージした白いガラス瓶に。「セイキン醤油」などの日本語をそのままに、オランダ語とフランス語で商品名を併記した。

 昨年11月に1㍑入りと150㍉㍑入りの計500本を試験的に輸出したところ好評で、今年2月には倍となる1000本余りを出荷した。ベルギーでは寿司などの日本食文化が定着し、醤油は日本食だけでなく家庭料理の味付けにも浸透しつつあるという。

 また、今年1月、アナベルさんのWEBショップが高品質の日本食材を仕入れているとして、現地の新聞で取り上げられ、その時、アナベルさんが手に持って写真に写ったのも、セイキン醤油だった。現地のスーパーではセイキン醤油が品切れとなり入荷の催促を受けている状態で、きのう28日には1700本余りを出荷した。

 金幸さんは「国内消費が頭打ちする中、醤油業界は輸出に力を入れる方向にある。しかし、うちのような小さな醤油店は輸出のノウハウがなく二の足を踏んでいる。今回、ご縁があって輸出できた。今後も海外に目を向ける必要があるかもしれない」と語っている。

 ベルギー輸出のきっかけを作った金洋さんは兵庫県内で醤油づくりの修業に励んだ後、今年から店を手伝っている。「ベルギーへの輸出をきっかけに、他の国にも醤油が広がれば」と希望を膨らませている。

2021年6月29日

やぶ医者大賞に松井医師

へき地医療に尽力、浅井東診療所

 へき地医療に尽力する医師を顕彰する「第8回やぶ医者大賞」に、浅井東診療所所長・松井善典医師(40)が選ばれた。

 松井医師は地域唯一の診療所で、院外での看取りを望む声に応えるため、介護施設と連携。容体が急変した際に昼夜を問わずかけつける体制を整え、住み慣れた場所で最期を迎えられる環境づくりに尽力。また、市民目線で課題解決に取り組む姿勢も評価された。

 同賞は兵庫県養父市が2014年に創設。下手な医師を意味する「やぶ医者」の語源が、本来は養父にいた名医であるとの説にちなむ。へき地の病院や診療所で5年以上勤務している50歳以下の若手医師が対象。今回は県外から6人の応募があり、北海道松前町の町立松前病院の八木田一雄院長(50)も選ばれている。

 地元出身の松井医師は「故郷に戻って多くの出会いや縁を大切に地道に良質な医療の実践と医学教育に邁進してきた。共に生き、働いている皆さんの支援や連携のお陰と心から思っている。感謝を胸に、挑戦と貢献をこれからも続けていきたい」と受賞の喜びを語っている。

 表彰式と受賞者の講演会は11月13日、養父市内で行われる。なお、同賞の第3回(16年)には長浜市出身で東近江市の永源寺診療所所長・花戸貴司さんも選ばれている。

2021年6月28日

余呉小中学校が「そらめチャンネル」開設

故郷の良さユーチューブでPR

 余呉小中学校は動画投稿サイト「ユーチューブ」に生徒たちが作った公式チャンネル「そらめチャンネル」(https://bit.ly/3Ak3Udt)を開設。余呉の素晴らしさを広くアピールしている。

 長浜市教委ではICT(情報通信技術)教育を推進。今年度からタブレット端末を活用したネット検索や、紙媒体に代わるデータ配信による学習などを実施。各校で特色ある取り組みをしている。

 以前からインターネット環境が整備されている同校ではICT教育を積極的に取り入れており、小中一貫校の特色として、総合学習の一環で故郷の良さや課題に気づく「よごふるさと科」を設置。生徒たちが積極的に活動している。

 ユーチューブは特殊な設備やソフトがなくても、インターネットに接続していれば、撮影した動画を無料でアップロードでき、共有できる。同校ではこのユーチューブを活用し、地元の素晴らしさを広めようと考えた。

 生徒会長の堀江鷲太君を中心に生徒たちは昨年の夏休み、動画に必要な素材を集め、編集。9月に「そらめチャンネル」を開設した。「そらめ(天女)ちゃん」は同校のオリジナルキャラクターで、余呉湖の羽衣伝説を基に生徒が作成したもの。ユーチューブでは、そらめちゃんが「ウッディパル余呉」「余呉湖」の紹介や「白子皇子」「羽衣」伝説などを紹介している。

 また、個人情報やプライバシーを保護するため、生徒の顔写真などは一切、掲載していない。

 学習の合間に制作しているため、更新数が少なく、今のところ、チャンネル登録者数は120人ほど。1000人を超えると、スマホやタブレットでライブ配信ができるため、生徒達は登録者数を増やそうと、旬のネタを集めている。

 校外からの配信も技術的に可能なため、ニーズが多い中体連のライブ中継や試合後のインタビューなど、保護者向け限定配信も検討している。

 全国的にも珍しい取り組みで、ICT、地域連携担当職員の松田幸夫さんは「ユーチューブを始めたことで生徒達のスキルがアップした。1000人突破が当面の目標。ぜひ、登録を」と話している。

 

 

2021年6月23日

奥伊吹から、本場イタリアの味

J`s style dining 篠田さん「金曜日のトマトソース」発売

 米原市甲賀の古民家料理工房「ジェイズ スタイル ダイニング」は26日から、本場イタリアの味を彷彿させるトマトソースの予約販売を始める。

 オーナーの篠田仁美さん(53)は25年間、長浜市十里町に住み、8年前まで身近にある食材を使った料理の作り方やテーブルコーディネートを教えていた。

 夫の単身赴任により、3年前、実家に近い大津に移住。ここでも料理教室を開いていたが、本場の味を極めようと、ほどなくイタリア、フィレンツェへ留学。調理の基本やマンマ料理(おふくろの味)などを学んだ。

 帰国後、イタリアのノウハウを生かそうと、住み慣れた湖北で古民家を探し、空き家バンクに登録されていた奥伊吹の古民家に一目ぼれ。料理工房を開くことに。

 築90年の建物の外観はさわらず、内装をセルフリノベーション。昔ながらの雰囲気を残したまま、外国製の家具を置き、こだわりの器などを飾っている。調理場には機能的な厨房機器を揃え、ベストな状態で料理が提供できるようにした。

 篠田さんはイタリアでの経験を基に、オリジナルのトマトソース「ソフリット」を考案。米原産のトマトをベースにセロリやニンジン、玉ねぎなどの香味野菜を煮詰めており、トマトの甘みや野菜のうまみが凝縮している。日本人好みの風味に仕上げており、パスタやパン、ピザなどにマッチする。

 週末、贅沢で優雅な時間を楽しんでほしいと「金曜日のトマトソース」(210㌘入り1836円)とネーミング。今後、1週間のラインナップを完成させる予定で、「月曜日の山椒オイルソース」(864円)も同時販売。

 9月から料理教室なども開く予定で、篠田さんは「ここに来て湖北の良さを再認識している。『楽しく作れ、楽しんで食べろ』の精神で食空間、集うことを大切にしてゆきたい」と話している。

 問い合わせは篠田さん℡090(9618)9330へ。

2021年6月22日

どうなる?お産 ⑫-⑬

⑫助産師の活躍 高いハードル

 助産師の継続的ケアを受けた妊産婦は産後うつや育児不安を抱える人が少ないという。産科医不足が深刻な今、産科不在の地域にこそ妊婦健診や分娩、産前産後ケアができる助産所が増えたらよいのでは。

 「そんなに単純じゃない。すごく難しいのよ」。分娩を取り扱うある助産師は苦言を呈した。

 第一に、分娩の異常時に連携する「嘱託医師及び医療機関」を見つけることの難しさがあるという。旧医療法は産科以外の合意でも許されたが、2017年に「産科医師・産科と小児科がある医療機関」に合意を得なければならないと改正された。集約化が進む現在、産科医師数も両科がある医療機関数も少なく、緊急時30分以内に搬送できる距離にあるとは限らない。あっても過酷な勤務をこなす医師や病院から合意をとるのは至難の技だ。

 嘱託医師・医療機関の合意を得ている助産師の一人は「病院の合意なしに、助産師たちは分娩を取り扱うことはできない。医療界には助産師の取り扱うお産に否定的な考えもあり、合意を受け入れてもらうためには医師や病院の理解が必要」。

 第二に、経済的なハードルも高い。日本助産師会が、分娩を取り扱う助産所に備えるべきとする機械や備品は20種類以上。すべて購入すれば300万円近くになるという。

 また、万が一の事態に備え、助産師たちは「助産所賠償責任保険」に加入する。お産を預かる妊婦や合意を得る医療機関と信頼関係を結ぶために必要な仕組みだ。掛け金はその年によって増減するが、1人年間約20万円。周産期全体に寄り添う助産師は年間に引き受けられるお産の数が限られている。高額な保険料は大きな負担だ。

 第三に、そもそも分娩取り扱いができる助産師の確保が困難だという。日本助産師会が産科医師や助産所開設者らに実施したアンケート調査によると、助産所開業に必要だと思う経験数の平均値は経験年数12年、分娩件数533件、妊婦健診814例。ある助産師は「経験年数を積んでいても医師主導のお産が主流になり、助産師主導のお産技術を学んできた人はほとんどいない」と話す。お産となれば24時間以上掛かることは珍しくなく、技術を持つ助産師が複数で対応する必要がある。

 確かにこれだけの条件を揃えるのは大変だ。そして助産師たち何より口にするのは「女性たちが求めてくれるかどうか」と言う。帝王切開経験者の私がもし第二子を授かったら「産前産後のケアは助産師に、出産は病院で」とお願いしたいが、出産に関する医療費は基本は自費診療。求めたいけど、経済的に求めにくい。

(6月16日掲載)

 

⑬お産先進国 ニュージーランド

 助産師への取材で、産前出産産後を通して同じ人の継続ケアを受けることが産後ウツや育児不安を予防すると知った。しかし、万が一の時には救急搬送となる助産院でのお産に不安を感じる人は多い。私のような帝王切開経験者も次の子は病院出産になるだろう。とはいえ、シフト制で働く病院の勤務助産師に産前産後に渡って継続ケアを受けることは難しい。過酷な勤務をこなす産科医に妊婦一人一人の心のケアは担えない。そこで「産前産後ケアは開業助産師に頼みたい。出産は病院で」と希望すれば、助産師のケアは自費診療になるので経済的に厳しい…。

 ところが、世界にはリスクや出産場所に関係なく継続ケアが無料で受けられる国があるという。ニュージーランド(NZ)だ。日本では多くの人が妊娠がわかればまず病院か診療所に行くが、NZではまず自分を担当してくれる専門家(LMC=Lead Maternity carer)を探すところから始まる。専門家とは開業産科医、産科を学んだ家庭医、開業助産師のいずれかで、妊娠初期から出産・産後6週間まで一貫したケアを提供する(開業産科医は有料)。帝王切開経験者や妊娠合併症など病院で産む可能性が高いハイリスク妊娠であっても、産科医と協同して継続ケアを提供する体制がとれているため、妊婦はLMCに助産師を選べる。NZ保健省によれば、9割以上の妊婦が助産師を選ぶという。2018年に出産したジャシンダ・アーダーン首相も助産師を選んだ。

(写真)アーダーンNZ首相は第一子出産の翌日、担当助産師への感謝の言葉をSNSに投稿した=首相のフェイスブックより

 

 出産する場所も経過に問題がなければ自宅、バースセンター(助産師主導の出産施設)、病院など自分が安心して出産に臨める場所を選べる。病院を選んでも「開放型病院(オープンシステム)」と呼ばれているシステムを利用して、LMC助産師の介助を受けたお産ができるという。それに、病院にはハイリスクの出産や緊急時の周産期医療に専念している常勤の産科医がいるので、万が一の時には医療的介入を任せることができる。例えば帝王切開でもLMC助産師は立ち会ってくれるそうだ。産後は入院施設か自宅に最低7回以上はLMCが訪問し、母親のサポートに当たってくれる。

 NZは、1995年「LMC制度」が導入された。NZ保健省によると、9割の女性がLMCのケアに満足しているという。日本でLMC制度を広げようと活動する「出産ケア政策会議」の調査によると、「同一助産師による継続ケアを受けたい」と答えた女性は85%。女性のニーズに答えるためにも、日本でももっと助産師の活躍が期待できるのではないだろうか。

堀江昌史

(6月22日掲載)

2021年6月21日

30年目で初、関西大会出場

虎姫サッカースポーツ少年団

 虎姫サッカースポーツ少年団(吉田智徳代表)は20日、第53回U—12サッカー選手権県大会で4位に入賞。創部30年目で関西大会に初出場する。

 県大会には県内のクラブチーム、スポ少の計32チームが参加。地区予選を戦い抜いた虎姫は県大会で強豪相手に3回戦まで勝ち上がったものの、20日の準決勝で優勝したDCMセントラルシガ(守山市)に1対6、3位決定戦で野洲ジュニアフットボールクラブに1対2で惜しくも敗れ、4位となった。

 上位4チームが9月4、5日、Jグリーン堺(大阪府)で開かれる関西大会への出場権を得られ、スポーツ少年団対象の近畿ブロック交流大会(11月27、28日)にも出場できることになった。

 同少年団は1991年、発足。現在、虎姫学区の児童を中心に31人が所属している。今年のチームはズバ抜けた選手はいないが、「足」を使ったサッカーが売り。

 キャプテンの松井祐真君は「みんなのチームワークが生きて、ベスト4になれた。関西大会では僕らのスタイルを見せつけて頑張りたい」と意気込み、澤田祐治コーチは「大会ではひとつでも多く結果を残したい」と抱負を述べている。

 なお、コロナ禍により、関西大会、近畿交流大会とも日程の変更、中止の場合がある。

2021年6月16日

長浜北高アメフト部 37年ぶり関西大会ベスト4進出!

20日に準決勝 兵庫・啓明学院と対戦

 長浜北高アメリカンフットボール部が第50回関西高校選手権大会でベスト4に進出。20日、強豪の啓明学院(兵庫県代表)と決勝戦への進出をかけて対戦する。関西大会でベスト4入りするのは1984年の旧長浜北高以来37年ぶりの快挙。

 同校は滋賀大会(4、5月)でライバルの立命館守山を破って優勝し、関西大会へ進出を決めた。

 関西大会は今月5日から26日にかけ神戸市内と吹田市内で開かれ、近畿4府県と広島県、東海の代表14校が出場。長浜北は6日の初戦で市立西宮(兵庫)を36対0のコールドで下した。13日の準々決勝では浪速(大阪)と7対7で引き分け。コロナ感染対策のため延長戦を行わず、抽選で勝者を決めることになり、長浜北が勝利を射止めた。

 長浜北が関西大会でベスト4に入るのは旧長浜北、旧長浜の時代をさかのぼって、37年ぶりとなる。

 準決勝は20日、神戸王子スタジアムであり、啓明学院と対戦。啓明学院は47回大会で優勝するなど強豪校で知られる。

 長浜北は昨年12月の新人戦で立命館守山に0対27で完敗。主将の酒井大輝選手(18)は「力の差が出ていた。負けたことで危機感を持った」と振り返り、冬の間、ウエイトトレーニングで体づくりに励んだ。また、今年4月には早稲田大や社会人チームのアサヒ飲料チャレンジャーズで選手として活躍した中谷優志さん(33)が同校に赴任。監督を務めたことで、戦術に磨きがかかった。

 酒井選手は「いろんな方が期待し、応援している。それにしっかり応え、全力プレーで優勝を目指したい」と意気込む。中谷監督は「これからの対戦相手は強豪や名門ばかり。簡単な相手ではない。自分達の力を100%出せるように、思い切ってプレーして欲しい」と選手を鼓舞し、顧問の武田圭太教諭(25)も「関西大会準決勝という最高の舞台で最高の相手と試合ができる喜びを噛みしめながら、最後まで全力で戦いたい」と話している。