
2025年5月16日
彦根産ハーブで作った化粧水
彦根市芹町の自然派美容室「Lusa Natural Hair&Beauty Studio」は、市内の畑で育てたハーブ製の保湿化粧水「Lusa Bоtanics オーガニックスキンケアローション」を発売。代表の岡川千尋さん(43)は「彦根産のハーブで作った商品を多くの人に使ってほしい」と話している。
岡川さんは彦根市立城西小、西中の出身。大学卒業後、ホテルでウェディングプランナーや外資系化粧品会社での英文事務の仕事に就いた。この時に彦根市内の英会話スクールの講師をしていたフィリップ・クフーンさん(41)と出会い、08年にフィリップさんの母国のイギリスへ渡航。現地のヘアサロン2店舗で働き、12年に結婚。翌年に彦根へ夫婦で戻り、ヘアサロンの勤務を経て、18年10月に現在の店を開業した。
ヘナやインディゴなど自然素材で髪を染め、ハーブで頭皮や肌の手入れをする美容室を経営。フィリップさんは21年から市内でハーブの栽培を始め、現在は約1000平方㍍の農園で25種類のハーブを無農薬で育てている。店での使用のほか、オリジナルブレンドのハーブティー5種を販売してきた。
多くの種類のハーブをさらに活用したいとの思いから、オーガニック化粧水の開発にも乗り出し、ハーブを漬け込んで作った商品を完成させた。ローズマリーやカモミール、ヨモギなど13種類のハーブを使っており、敏感肌や乾燥肌、アンチエイジングを意識している女性らに適しているという。
岡川さんは「すべての原材料が彦根産のハーブの商品。年齢肌に悩んでいる、または乾燥肌の方などに最適な化粧水だと思う」と利用を呼びかけている。価格は4900円。問い合わせは岡川さん℡090(7360)9057。
(滋賀彦根新聞)