2024年5月30日

あらゆる世代の発達相談 役割高まる心理判定員

人材不足の長浜市、正規職員3人募集

 「子どもが言葉を覚えるのが遅い」「なぜ、この子はこんな行動をするのか?」「学校に行きづらい」「仕事を始めたけど難しい」—など、発達に関するあらゆる相談に乗り、その支援を行っている長浜市の発達支援室。その業務の中核を担う「心理判定員」の役割が高まっていることを受け、市は新たに正規雇用3人(うち1人は社会人経験枠)を募集している。

 心理判定員は相談者の心理状態や発達状況を面談や検査で評価し、支援する専門職。市では2020年度に発達支援室を設置し、乳幼児から高齢者まで全年齢を対象にした相談・支援を受け付けている。現在は正規職員8人、会計年度任用職員(非常勤職員)3人の計11人の心理判定員がその業務に当たっている。

 一般的に発達相談は子どもを対象にしているとのイメージが強いが、近年は10〜30代の若年層から「生きづらさ」についての相談が増加しているという。その背景には発達障害だけでなく、家庭、地域、社会のストレスによる心身の不調など、さまざまな要因が関与している。

 発達支援室が受け付けた相談件数は設置初年の20年度は1336件だったが、年々増加し、23年度は2492件にのぼっている。

 相談の増加を受け心理判定員の役割がますます高まっているが、人材確保に苦戦しているのが実情だ。22、23年度は2年連続で新規採用が叶わず、現場では発達障害ケアマネージャーの資格を持つ市職員の応援を受けて、相談・支援業務に当たっている状態。このため、会計年度任用職員として心理判定員3人を常時募集しているが、今のところ応募がない。

 都市部では募集定員を大幅に上回る応募がある自治体もある。市はPR不足が一因とみて、発達支援室で働く心理判定員の声を紹介する動画を制作し、公式サイトで公開を始めた(https://www.youtube.com/watch?v=leypKD0YASA)。幅広い年齢の市民の相談に乗り、支援を行いながら一緒に成長してゆくことに「やりがいを感じる」との意見など、その業務の魅力と職員の生の声を6分40秒の動画で紹介している。

 発達支援室は「心理職同士が意見を出し合ったり、行政職員や保健師、社会福祉士、さらには地域の皆さんと協力して市の課題に取り組んだりすることができる。あなたの経験や知識を生かし多様な挑戦をしてみませんか」と応募を呼びかけている。

 なお、来年4月採用の心理判定員の募集要項は市のホームページに掲載している。応募は6月21日まで。

2024年5月29日

子ども歌舞伎名演に「おひねり」飛ぶ

成田市で春日山「釣女」上演、10万人来場

 長浜曳山まつりの春日山が25、26日に千葉県成田市で開かれた「成田伝統芸能まつり春の陣」(同実行委員会主催)に招待され、子ども歌舞伎を披露。その名演に「おひねり」が投げ込まれるなど、出張公演は成功裡に終わった。

 成田伝統芸能まつり春の陣は初代市川團十郎が信仰した成田山で、地芝居や地歌舞伎を通じて地域を盛り上げるイベント。今年は千葉県誕生150周年、成田市制70周年を記念して大々的に開かれ、2日間で約10万人の来場があった。

 春日山は4月の曳山まつりで奉納した「釣女」を再演。分かりやすい演目ということもあり、立ち見も出た会場から大きな笑いと拍手が起き、曳山まつりでは例がないおひねりが投げ込まれた。

 実行委員会事務局の成田市観光プロモーション課は「市制70周年を記念し、念願の長浜の子ども歌舞伎を招けた。成田でも祇園祭があり山車(だし)が出るが、舞台で歌舞伎を披露する長浜曳山まつりを知らない人は多く、皆さん笑い声をあげて楽しんでいた。長浜のPRにもなったと思います」と話している。

 春日山は役者や若衆ら総勢40人が成田入り。曳山まつりの流れを体感してもらおうと子ども歌舞伎だけでなく、しゃぎり(囃子)演奏も行った。曳山を動かす時に演奏する「御遣(おひや)り」、開演を告げる「出笛」、公演終了後の「神楽」、曳山が自町に戻る際の「戻り山」などを奏で、子ども歌舞伎と曳山が一体であることを伝えていた。

 春日山の伊藤寿彦負担人は「子ども役者は長浜曳山まつり子ども歌舞伎のPRの一翼を担えたこと、成田市や関東の方々に曳山まつりを体感していただけたことに達成感を感じている。公演を引き受けて良かった」と振り返っていた。

2024年5月27日

チームワークが強み、フォスタFC関西大会へ

湖北拠点の中学生クラブチーム

 湖北地域を拠点に活動する中学生クラブチーム「フォスタフットボールクラブ」が日本クラブユースサッカー選手権U15県大会(4月6日〜5月12日)で5位に入賞し、2年ぶり8回目の関西大会出場を決めた。

 県大会でフォスタFCは予選リーグを2勝1敗で突破し、決勝トーナメントは初戦でサンガ瀬田に3対4で惜敗したものの、敗者復活トーナメントを2戦2勝で終え、5位入賞に滑り込んだ。

 関西大会は6月1日から23日まで近畿2府4県で行われ、6府県の代表など64チームがトーナメントで頂点を争う。上位7チームが全国大会への切符を手にする。フォスタFCの初戦は6月1日、兵庫県洲本市のアスパ五色であり、大阪府代表のLEVANTEudと対戦する。

 力石隆治代表は「今年も中心的選手がおらず、不安定な試合ばかりだった」と県大会を振り返りながらも、予選リーグでは大会優勝チームのSAGAWAに勝利したことが選手の自信につながり、「自分たちの力で関西大会出場を決めてくれた」と称える。

 「特徴は全員で守備をし、全員で攻撃をすること。僕たちの学年には飛び抜けている選手はいないが、それでもチームワークを生かして全員で守備や攻撃をしている」と話すのはキャプテンの松井祐真選手(虎姫学園)。関西大会に向け「チームワークを生かした自分たちらしいサッカーをして、まずは目の前の一戦を勝ち取りたい。関西大会という貴重な経験ができる分、悔いの残らない試合にする」と抱負を語っている。

2024年5月20日

春日山、成田市で歌舞伎披露

「釣女」再演へ子ども役者、稽古でおさらい

 長浜曳山まつりの春日山が25、26日に千葉県成田市で開かれる「成田伝統芸能まつり春の陣」に招待され、子ども歌舞伎を披露する。18、19日には山組の詰所に子ども役者が約1カ月ぶりに集い、稽古を通じて感覚を取り戻していた。

 成田伝統芸能まつりは、初代市川團十郎が信仰した成田山で歌舞伎や舞踊を繰り広げるイベント。今年は千葉県誕生150周年、成田市制70周年を記念して大々的に開かれる。長浜曳山まつり子ども歌舞伎のほか、石川県小松市の子ども歌舞伎、埼玉県秩父市の秩父歌舞伎、成田市の伊能歌舞伎などの上演のほか、歌舞伎俳優・中村隼人さんのトークショー、お練り行列などがある。

 成田市から長浜曳山祭總當番を通じて春日山に公演依頼があり、4月の曳山まつりで奉納した「釣女」を再演することに。

 公演は成田山総門前広場の特設舞台であり、舞台幅は約9㍍と曳山の約2㍍に比べ広い。このため、19日に行われた稽古では振付師の立花志十郎さんが子ども役者の立ち位置などを繰り返し指導していた。

 「釣女」は恵比須さんから授かった釣竿で大名が美女を、従者の太郎冠者が醜女を釣り上げるユーモラスな演目。大名役の村井翔永さん(13)は「曳山より舞台が大きく、場所の取り方が難しい。都会なので人がいっぱい来ると思うので、いろんな人を楽しませたい」、醜女役の村井大翔さん(10)は「芸はだいたい覚えていた。頭から抜けているところもあったけど、練習で取り戻した。面白い芸にしたい」と話していた。

 春日山の出番は26日午前11時から。子ども役者らは前日に成田市入りし、舞台に備える。

2024年5月16日

愛犬と一緒に!『ワン』 ダフル食パン

犬にも人にも美味しく、長浜バイオ大生が提案

 高級食パン専門店「さすがにオテアゲ」(守山市)の依頼を受け、長浜バイオ大アニマルバイオサイエンス学科の学生が犬も人も食べられるパンの開発に挑戦している。15日には商品アイデアを紹介するプレゼンテーションが大学であり、審査の結果、柴犬をモチーフにした食パンが商品化第1弾として動き出すことになった。

 「さすがにオテアゲ」はベーカリープロデューサーの岸本拓也さんが手掛けた店舗で、両前脚を挙げた柴犬「オアゲ」の看板がトレードマークとなっている。その看板から「犬用のパン屋さん?」と間違われることも多く、「それなら犬も一緒に食べられる食パンやおやつを」と新商品を開発することに。ただ、犬用の食品を開発するノウハウがないことから、アニマルバイオサイエンス学科がある長浜バイオ大に協力を打診した。

 同大では河内浩行教授(食品分子機能学)が2、3年生に商品化プロジェクトへの参加を呼びかけ、有志20人が応じた。

 商品開発にあたっては河内教授と親交のある彦根市の獣医師・柴山隆史さん(柴山動物病院長)を講師に迎えて人と動物の食性や必須栄養素、代謝の違いを学び、犬に与えてはいけない食材や開発に当たっての注意点を教わった。

 商品開発は5つのグループに分かれて行い、この日のプレゼンでは順番にコンセプトやレシピなどを紹介し、「さすがにオテアゲ」の製造担当者やマネージャー、大学関係者ら6人が審査した。

 犬と人のアレルギー食材を比較して小麦粉を米粉に、牛乳をヤギミルクや豆乳に置き換えたり、野菜に含まれる栄養成分を分析した上で栄養バランスや彩りを考慮して野菜を生地に練り込んだりと各グループがバイオ大学生らしいアイデアを披露していた。

 最も審査員の目を引いたのは、柴犬の顔を再現した食パンを提案した川畑朱璃さん(20)、森本ゆり子さん(20)、吉田優理さん(20)、米澤実佑さん(20)の3年生4人グループ。バターを食用ヤシ油、生クリームを脱脂粉乳に置き換え、全粒粉、野菜(ニンジン、カボチャ)、竹炭パウダーで柴犬の顔、耳、目の色を表現し、SNS映えを意識。試作でも看板犬をモチーフにした可愛らしい「おあげパン」を完成させた。

 4人は「ニンジン、カボチャ、全粒粉など色を付ける食材の栄養面を分析し、バイオ大で学んだ知識を活用した。完成すればペットと一緒に食べてみたい」と話した。

 「さすがにオテアゲ」の製造担当の太附正和さん(58)は、「いろんなアイデアが出て、それぞれの食材をよく調べていて感心した。このアイデアを活用し、試行錯誤して商品化につなげたい」と話した。

 早ければ5月中にも試作品を作って学生に届け、学生は成分分析などで犬のおやつに適しているのか調べる。7月に店頭に並ぶ予定。

 なお、この日のプレゼンではドーナツ、マフィンなどのアイデアも提案され、こちらも商品化に向けて開発に乗り出すという。

2024年5月14日

昭和時代のマッチ箱 勢ぞろい

近江学びあいステーション「思い出に火をつけて」

 米原市顔戸の近江学びあいステーションは、山田裕美館長(68)が県内各地の飲食店や遊興施設で集めた昭和時代のマッチ箱を展示。ほとんどの店が閉店しており、見学した来館者からは「よく行った。懐かしい」との声があがっていた。31日まで。

 山田館長は高校卒業後に旧近江町役場に入った昭和49年からマッチ箱の収集を開始。当時は収集がはやっていたといい「たばこは吸わないけれど、店を訪れてはマッチ箱をもらっていた」と振り返った。ライターが普及する前の昭和60年代まで集め続け、県外を含め300点以上を収集した。

 館の利用者から「仏壇用のマッチを探している」との相談を受けた山田館長は、マッチのみを提供した上で、来館者に昭和時代を懐かしんでもらおうとマッチ箱の展示を企画。長浜や米原、彦根、多賀など県内9市4町の計168点を並べた。

 長浜市内では「珈琲の店イシ」「レストランびわ」「レストラン己高」「レストラン木之本」「ホルモン焼肉 門」「コーヒーハウス エトランゼ」「和風鉄板料理 天久」「ぶぶあん」「喫茶&レストラン  ニューナカムラ」など57店分を展示。そのうち三ツ矢元町にあった「コーヒー&お好み焼きチャンピオン」は、山田館長の夫・英雄さん(享年69)と初めてデートで訪れた店だといい「そこで鉄板をきれいにしていたのを見初められたみたい」と笑顔で懐かしんだ。

 米原市内では「COFFEE SHOPスタンダール」「サッポロラーメン 熊ぼっこ」「ドライブイン山東」「奥伊吹スキー場」などを展示。彦根市内にあった洋食屋「スイス」のマッチ箱について、山田館長は「在校していた旧彦根西高校からの帰り道に寄り、先生に叱られていたことを思い出す」と話した。

 展示会場では来館者に当時の思い出を書いてもらう「マッチ箱でめぐるみんなの思い出コーナー」を設置。記入者には昭和時代から販売されている袋めんを無料でプレゼントしている。

 山田館長は「マッチ箱を眺めながら皆さんの青春時代の思い出に火をつけて、懐かしんでほしい」と語っていた。開館は午前9時から午後5時半まで。月曜休館。

2024年5月9日

武立さん、公式ポスターをデザイン

国スポ・障スポで、米原市長に報告

 2025年に県内で開かれる国スポ・障スポの公式ポスターをデザインした米原市上丹生の会社員・武立(ぶたつ)あかりさん(22)が7日、米原市役所を訪問し、平尾道雄市長に報告を行った。

 県は国スポ・障スポの周知と機運醸成のため公式ポスターを制作し、そのデザインを昨年7月から9月にかけて公募。応募42点の中から武立さんのデザインを最優秀賞に選んだ。

 武立さんは「すべては一歩を踏み出すことから始まる」との思いを込めて、国スポ用のポスターを赤色の足で、障スポ用を青色の義足で表現した。また市町向けのポスターに、赤色と青色の手がバトンを渡す様子をデザインした。「今まで数えきれない人々によって受け継がれてきた大切なバトンを滋賀でお預かりすることを表した」としている。それぞれのデザインには琵琶湖の形をした影も描いており、県民が一体となって国スポ・障スポの成功を願う気持ちを込めたという。

 市役所での報告会で、武立さんは「一歩目の大切さをモチーフにした。選手や大会に関わるすべての人へ、第一歩を踏み出す後押しができるよう思いを込めて作った。すばらしい大会となるよう心から祈っている」と話していた。

PRイベント参加しよう!シール集めて商品券ゲット

 国スポ・障スポを盛り上げるため、県は今月3日から8月24日まで開催される県内市町でのイベント会場で、シールを集めて応募すると抽選で景品がもらえるキャンペーンを実施している。

 対象は国スポ・障スポのリハーサル大会やほかのスポーツイベント、両大会のPRイベントなど30種類。国スポ公式サイト内(https://shiga-sports2025.jp/common/post8348)で掲載している。

 シールは県内15市町で異なる図柄となっており、長浜の曳山、伊吹山、彦根城天守など各地の名所とキャッフィー、チャッフィーがデザインされている。景品はアヤハディオ商品券や滋賀の甘味で、シール1枚、2枚、4枚、6枚に応じて景品のランクが変わる。

 シールの台紙に必要事項を記入し、郵送またはファクスで送付するか、インターネットからも可。抽選で計50人に当たる。

2024年5月7日

若者の生活と旅立ち応援

長浜市内に自立援助ホーム「ななほし」

 フリースクールや子ども食堂の運営など子どもに寄り添った活動を続けている林智子さん(52)がNPO法人「にじまち」を立ち上げ、1日、市内のアパートの一角に自立援助ホーム「ななほし」を開設した。さまざまな理由で家庭で生活できない若者を受け入れ、共同生活を通じて自立をサポートする施設で、長浜市内では初めての設置。

 元小学校教諭の林さんは不登校の子ども達の居場所「にじっこ」、フリースクール「虹の学び舎」、子ども食堂「まんま」、命の大切さを訴える講演「あーちゃんの虹」など幅広い活動に取り組んでいる。

 自立援助ホームは児童福祉法に基づいて設置される民間施設で、虐待などの理由で家庭では暮らせない15〜20歳の若者に生活の場を提供するもの。大学在学中などを条件に最長で22歳までが利用できる。

 林さんは昨年8月、長浜市内に自立援助ホームがないことを知り、「長浜市内にホームがあれば、利用したい人もいるはず」と、開設に向け奔走。開設には法人格が必要なことからNPO法人を立ち上げるとともに、準備資金200万円の支援を企業などに呼びかけた。支援の輪が広がり、これまでに190万円を超える浄財が寄せられた。

 自立援助ホームはアパートの4室を借りて整備した。3室は共同生活を送るスペース、1室は料理や団らんの共有スペースとする。定員は6人。若者が共同生活を送りながら自立に向けたノウハウ、スキルを身に付け、常駐スタッフが生活面をサポートする。なお、自立援助ホームの運営は児童相談所による委託業務のため、入居者も児童相談所の紹介で受け入れる。

 林さんは「全員が虐待などで心に傷を負って入ってくる。世の中や大人を信じる気持ちが芽生えるようなお家にしたい。そして、優しくて温かいホームにして、退所しても実家みたいに帰って来られる場所にしたい」と話している。

 4月28日に行われた開所式には浅見宣義市長をはじめ市職員やアパートの住民が出席し、くす玉を割って開所を祝った。

2024年4月26日

写真で対戦「フォトマッチ」

10月、滋賀・長浜を舞台に大会

 写真の評価をチーム戦で競うユニークな大会「フォトマッチ チームチャンピオンズカップ2024 LAKE BIWA」が10月13日、長浜市を会場に開かれる。

 主催は月刊誌「フォトコン」と隔月刊誌「風景写真」。2016年に長野県で初開催し、6回目となる今回は、琵琶湖や山々、田園風景が広がる滋賀県がフィールドになる。

 5人1組の12チームが県内全域で10月12日正午から13日午前8時までの20時間以内に写真を撮影。13日午前10時から長浜文芸会館で開かれるトーナメント戦ではメンバー5人がそれぞれ1対1で写真を出し合って審査員の評価を競い、より多くの評価を獲得したチームが勝ち上がる。限られた時間内での写真の撮影と作品の選考、対戦でどの写真を出すかの駆け引きなど、リアルタイムで真剣勝負の醍醐味を味わえるのが魅力という。

 6月23日に予選がある。予選出場者の募集は5月1日から18日まで。5人1組で応募し、参加料は1万5000円。詳細は公式ホームページ(https://www.photomatch.net/)から確認できる。

 なお、長浜市、長浜観光協会、まちづくり活動団体「長浜ローカルフォト」は、長浜の魅力を感じられる写真に対して特別賞を用意するなど、長浜を舞台にした写真競技会をバックアップしている。

2024年4月26日

活性化と課題解決に邁進!

長浜市、地域活力プランナー23人を委嘱

 長浜市内の地域づくり協議会や連合自治会などと協力して地域活動を推進する「地域活力プランナー」の委嘱式が25日、市役所で行われ、13地域23人に委嘱状が手渡された。

 プランナーは住民と協力して地域課題を把握し、地域活性化や課題解決につながる取り組みを行う。地域づくり協議会が人材を推薦し、市が委嘱している。

 今年度、プランナーを採用した地域づくり協議会は長浜、六荘、南郷里、北郷里、西黒田、浅井湯田、下草野、虎姫、こほく、高月、高時、余呉、西浅井の13団体。

 浅見宣義市長から委嘱状を受け取ったプランナーは「国スポ、子育て事業で地域を活性化したい」「若い世代が定着するようなアイデアを出していきたい」「観光と農業振興で成果を出すべく邁進する」などと、それぞれ抱負を発表していた。

 浅見市長は「大切なのは知恵と情熱とアイデア。地域をよく知っている皆さんに地域活性化に努めていただきたい」と語り、若年女性が市外に流出している現状を念頭に「できるだけ幅広い世代の方、特に若い世代、子ども達が参加できる地域づくりを心掛けてほしい」と呼びかけていた。

 地域活力プランナーに委嘱されたのは次の皆さん。

 ▽長浜=北川善一朗、田中省吾▽六荘=中尾元重、柴田善成▽南郷里=畑中千晶、澤居靖▽北郷里=田中道孝、矢野久司▽西黒田=山根敏彦、時田直樹▽浅井湯田=岡美矢子、野村祐美子▽下草野=中川潤也▽虎姫=音羽裕美、尚永圭司▽こほく=松山久夫、高田信照▽高月=山岡孝明、髙山平一郎▽高時=山内美和子、山内真紀▽余呉=岡本圭司▽西浅井=幸田重徳。

2024年4月23日

ドローンで3Dモデル作成

法面工事の「大翔」、国交省のDX優秀賞に

 木之本町木之本の建設業「大翔」が優れたデジタル技術の活用事例を表彰する国土交通省の「インフラDX大賞」優秀賞に輝いた。23日、吉田隆義社長(63)ら3人が浅見宣義市長を表敬訪問し、受賞を報告した。

 同賞はインフラ分野において、デジタル技術を活用してプロセスの高度化、効率化などの改革につながる優れた実績をあげた取り組みを表彰するもので、2023年度は全国24社・団体が受賞した。

 土砂崩れを防止する法面保護工事を専門とする大翔は、ドローンを活用した高度な3次元測量技術を用いることで工事対象斜面を3Dモデル化し、デジタル空間で設計や施工をシミュレーションできるようにした。これにより、平面図では見えなかった土中での構造物同士の干渉などの「見える化」を実現している。

 この日は吉田社長、吉田翔太専務(33)、ICT事業部の荒上美夢部長(31)が浅見市長に同社の取り組みを説明。これまで職人が行っていた測量などの作業をドローンによる空撮で3Dモデル化することで設計、施工、管理の品質や安全性の向上、省力化による職人の施工現場への集中などが可能になったとした。ドローンで赤外線やレーザーを照射することで、木々に隠れた地表もち密に測量できるという。

 吉田専務は7年前に長浜市内で開かれた環境産業見本市「びわ湖環境ビジネスメッセ」でドローン技術に出会ったのを機に導入した。現在は荒上部長ら女性4人がDX部門を担当し、男性職人が多い業界にあって設計や管理を主導している。

 吉田社長は「以前は斜面を登って測量して数日かかっていた作業がドローンなら10分。3Dモデル化で職人しか理解できなかったことが、一目で分かるようになり、品質も安全も高まった」と語った。

 浅見市長は「男性の世界で、女性がドローンを飛ばして活躍しているのは素晴らしい。受賞は長浜市にとって誇りになる」などと賞賛していた。

2024年4月23日

今川町に子育て支援センター「のんびりぴよっこ」

家庭のような雰囲気で安心感を 5月開所、0〜3歳の未就園児向け

 ひよこ乳児保育園(小堀町)が今川町内で整備していた子育て支援センター「のんびりぴよっこ」が完成し、5月1日オープンする。0〜3歳の未就園児と保護者を対象にし、子育てに悩む保護者の支援を主眼に置いているのが特徴。

 センターは木造2階建て延べ194平方㍍。保育室、託児室、相談室、調理室、会議室などを設けている。定員は親子10組ほど。公立センターに比べると規模が小さく、家庭的な雰囲気とスタッフとの距離の近さが売り。「何でも話せる安心感や気安さをお子さんや保護者に感じてもらえれば」と話す。

 「育児に不安を感じている保護者が増えているのに、気軽に相談できる場所が少ない」と指摘するのはひよこ乳児保育園の狩野典子園長。「保育所を利用する保護者は、保育所が日々の育児の不安を吐き出す場、安心を得る場になっているが、地域では子どもと2人で閉塞的な環境で子育てする過酷な状態にある方も多くいる」とし、センターでは未就園の子どもを持つ保護者が落ち着き、安心できる場を目指す。

 保育園の保育士、看護師、栄養士を招いておもちゃ作り、離乳食作り、身体計測、ベビーマッサージなどの体験イベントの開催、カウンセラーによる個別子育て相談も計画している。開館日は平日の午前9時から正午、午後1時から4時まで。利用は無料。問い合わせはひよこ乳児保育園℡(63)8892へ。

寄付続々723万円 資材高騰で建設費1.5倍に

 センターの建設にあたっては資材などの高騰に伴って建設費が当初想定していた金額の約1.5倍となる6200万円に膨らみ、資金計画の見直しを余儀なくされた。このため、450万円を目標にクラウドファンディング(昨年11月20日〜今年1月31日実施)で協力を呼びかけたところ、130人から313万円の寄付があった。また、直接の寄付も410万円にのぼり、総額723万2000円の浄財が寄せられた。

 ひよこ乳児保育園は社会福祉法人ははのくに(立岡妙子理事長)が運営。40年前、預けられる保育園がなく困っている母親らのため立岡理事長が自宅で保育したのが始まりで、1984年に無認可の「ひよこ保育所」を設立し、後に法人化した。今回の寄付の呼びかけでは、過去に施設を利用していた保護者や子どもから温かなメッセージと共に浄財が次々と寄せられた。

 立岡理事長は20日に行われた開所式で「たくさんの方々からの支援のおかげで今日を迎えることができた。地域の子育てをされている皆さんのほっとできる場所になるよう、地域の方々の交流の場所としてここを活用していただけるよう、頑張っていきたい」などと話していた。

2024年4月22日

ヒキヤマン応援、よいさ!スーツとBGMを新調へCF

 長浜曳山まつりの魅力を発信しているご当地ヒーロー「ヒキヤマン」のスーツとヒーローショーに欠かせないBGMを新調するため、ヒキヤマンをプロデュースする竹中慎吾さん(36)=朝日町=がクラウドファンディング(CF)で資金を募っている。

 ヒキヤマンは曳山まつりの山組「萬歳楼」の若衆が企画した夜市の余興として2012年に誕生した。当初は全身タイツ姿だったが、翌年にテーマソング「よいさ!ヒキヤマン!」が誕生し、14年には現在のスーツが完成した。ショーはヒキヤマンが悪者と戦い、観客が「よいさ!よいさ!」の掛け声で応援する。地域イベントや校園の催しでヒーローショーを披露し、曳山まつりの楽しさを発信してきた。

 10年にわたる活動でスーツはボロボロ。また、ヒーローショーではアニメや特撮ヒーローの音源を使用しているため、著作権の面から動画をSNSで拡散することができないのが課題となっている。

 新しいスーツは現在のデザインをそのままに、より特撮ヒーローに近づけるため樹脂製へとグレードアップする。楽曲は「よいさ!ヒキヤマン!」を新たにレコーディングするほか、敵の登場や戦闘シーンなどのBGMを作成する。

 目標金額は300万円。返礼品には水墨画家・こうじょう雅之さんが描いたヒキヤマンをデザインしたTシャツ、ポストカード、タオル、CDなど。また、再録するヒキヤマンのテーマソング「よいさ!ヒキヤマン!」のレコーディングに「よいさ!」の掛け声で参加するプランも6人限定で用意している。詳細はCF(https://for-good.net/project/1000631)から。

 「人口減少が進む中で曳山まつりを続けてゆくには、まつりに関わりたいと思う人を増やす必要がある」と語る竹中さん。その「入り口」となりうるヒキヤマンはコロナ禍で出番が減った上、掛け声も自粛を余儀なくされてきたが、今年からは本格的な活動を再開させる。「クオリティを上げたショーを通じて、曳山まつりのファンを増やしたい」と話している。