2022年4月28日
GWは野鳥センターで観察いかが?
湖北野鳥センター(湖北町今西)はゴールデンウイーク(29日〜5月8日)の期間中、特別企画「ゴールデンバードフェスティバル」を催し、野鳥観察を呼びかけている。
センター周辺では連日、20〜30種類の野鳥を観察できる。初夏は子育てが活発になる季節で、GW中はセンター近くのヤナギの巣で抱卵中のトビの夫婦のようすを、センターに設置の望遠鏡で観察できる。センターの谷智子さんは「運が良ければカンムリカイツブリの求愛ダンスが見られるかもしれません」と話している。
また、フナなどが産卵のために湖岸近くに寄ってきており「ミサゴがホバリングしてから湖面に飛び込んで魚を獲るダイナミックな狩りのようすも観察できるかも」と、来場を呼びかけている。
なお、センターが企画したフェスティバルの概要は次のとおり。
【はじめてのバードウォッチング】初心者向けに野鳥センターの周りを歩きながらバードウォッチングの楽しみ方を教える。1日午前9時半から。定員20人。当日受け付け。
【フロアトーク】開催中の特別展示「鳥の新分類を勝手に大予想」について、専門的に解説する。3日午前10時、午後2時から。定員各25人。当日受け付け。
【つくってあそぼ!】紙やストローで羽ばたく野鳥を作る。5日午前9時半から。定員30人。要事前申し込み。
【探鳥会】野鳥センターの周辺で野鳥を観察する。7日午前9時半から。定員30人。要事前申し込み。
参加にはいずれも入館料が必要。高校生以上200円、小中学生100円。幼児と長浜市内の小中学生は無料。事前申し込みの詳細はセンターのホームページ(http://www.biwa.ne.jp/~nio/)で。問い合わせはセンター℡(79)1289へ。
トレカ15種類を作成 期間限定でプレゼント
湖北野鳥センターは湖北地域で観察できる野鳥を紹介したオリジナルのトレーディングカード(トレカ)を作り、ゴールデンウイーク期間限定で、来場者にプレゼントする。
カードは縦8.5㌢、横6.0㌢でカイツブリ、コハクチョウ、ヒシクイなど全15種類。うち3種類はラメ入りのレアカード。
野鳥の写真のほか、体の大きさや習性などを紹介している。それぞれの野鳥に「バードポイント(BP)」を設定し、ポイントの大きさで「生き残り」をかけたバトルゲームも楽しめる。野鳥の持つ特性に由来する「スキル」を設けることで戦略に幅を持たせた本格的なトレカとなっている。例えばヒシクイの固有スキル「警戒心」は、相手がタカ目(ワシ、タカなどの猛禽類)の場合、相手のBPをダウンさせる効果を持つ。実際にヒシクイは非常に警戒心が強く、猛禽類を見ると逃げるという。
カードを作成したセンターの谷智子さんは「大人にはついつい集めたくなるコレクション性、子どもには野鳥のことを学びながら遊べるゲーム性とした。GW期間限定のプレゼントだが、好評ならば種類を増やしたい」と話している。
なお、トレカをもらうには同センターのSNS(ツイッター、フェイスブック)をリツイート、フォロー、「いいね」するのが条件。SNSを利用していない人は職員とじゃんけんに勝てばもらえる。1人1日3枚まで。