2020年10月19日

多胎育児 母親が支援グループ結成

特有の悩みや情報を交換  孤立防ぐ

 湖北地域で双子を育てる母親らが、双子、三つ子などの「多胎児」の家庭を支援する市民活動グループ「käsikäsi(カシカシ)」を設立。多胎育児特有の悩みや情報を交換したり、ピクニックを催して交流の場を設けたりしている。

 同時に複数の乳児の面倒を見る多胎育児は外出、入浴、食事、夜泣きなどで母親の負担が大きい。外出困難のため母親が孤立したり、交互の夜泣きで睡眠不足に陥ったりし、育児ノイローゼから虐待が発生しやすいと指摘されている。一般社団法人「日本多胎支援協会」(神戸市)の調査によると、多胎家庭における虐待死の発生頻度は、単胎家庭の2.5〜4倍となっている。

 愛知県豊田市で2年前、三つ子の母親が次男を虐待死させた事件を受け、「他人事ではない。私たちの経験を子育てに生かしたい」と、長浜市内で活動する多胎児サークルの川部瑞恵さん(34)=高月町井口=や清水有紀子さん(39)=三田町=ら双子を育てる母親有志6人が支援グループを立ち上げた。「käsi」はフィンランド語で「手」を意味し、「手と手を取り合ってみんなで子育て、活動しよう」との思いを込めた。

 多胎育児はどのような苦労を抱えているのか。グループがサークル参加者から聞き取った「困ったことランキング」では「外出できない」が1位、「ママ1人でのお風呂入れ」が2位、「休む間がない。同時泣き」が3位となった。「精神的に余裕がなく、不安感や恐怖感を感じてしまう。家事も進まないし、成長の記録を残す暇もない」との切実な声も出た。

 カシカシでは月2回、市内で「おしゃべり会」を催して多胎育児特有の悩みや喜び、情報を共有するとともに、公園でピクニックを開催して互いに助け合いながら外遊びを楽しんだりしている。

 今月17日には虎姫文化ホールで開かれた男女共同参画イベントに参加し、活動をPR。それぞれ重さ約9㌔の人形を展示して双子の抱っこを体験してもらったり、近隣店舗では展示・販売されていない双子用ベビーカーを紹介したりして、多胎育児について来場者に知ってもらった。

 今後もワークショップや研修会の開催を予定し、サークルの参加者や活動を支援するピアサポーター(経験者)を募集している。代表を務める川部さんは「身近に双子や三つ子の方がいれば、このようなサークルやグループがあることを伝えもらい、橋渡しをして頂ければ」と話している。グループに関する詳細はホームページ(https://kasikasi.amebaownd.com/)へ。

2020年10月17日

ひかり奏でるイルミの丘

関西最大級の面積、LED100万個

 米原市の複合型観光施設ローザンベリー多和田に23日、体験型イルミネーションがオープンする。関西最大級、約6万平方㍍のエリア内に約100万個のLEDが光り輝き、物語の中に入り込んだ世界を演出する。

 コロナ禍で低迷する地方の経済復興を図り、冬場、夜の新スポットを設けることで、地域の宿泊滞在型観光の振興を図ろうとした新企画。「ひかり奏でる丘」と名付けた体験没入型イルミネーションは、その場のストーリーに浸り込めるような気分になれる演出をしている。

 園内には3つのメインゾーンがあり、「銀河鉄道エリア」では「琵琶湖」や「雪」「英国」や「医療従事者への感謝」をイメージした青と白のイルミを多用。幻想的なブルーの世界が広がり、星座やフラワーモチーフなど、インスタ映えするスポットが目白押し。約2万本のバラのイルミが咲く広場は変色する投光器により、銀河が流れるよう演出がされている。

 「妖精と暮らす村 フェアリーガーデンエリア」は丘の上にある絵本の中に入ったようなファンタジーな世界。「ひつじのショーン ファームガーデンエリア」は世界初の「ショーン」イルミ。日中とは異なるキラキラ光るスペシャルライトアップが施されている。

 また、ペダルスイッチを踏むと音楽に合わせてイルミが点灯する「祈りの木」やベルを鳴らすと咲き始める「奇跡の青いバラ」、光るペンでお絵描きができるコーナーなど観るだけでなく、体験もできるよう工夫されている。広報担当者は「地元の人たちに安心できるイルミを楽しんでもらい、癒しや、あすへの活力を養ってほしい」と話している。

 夜の部は10・11月の金土日のみ営業。12月は火曜と31日を除く毎日営業。午後5時半から9時(11月15日まで、以降、日没に合わせ変更)。開催期間は3月28日まで。夜間料金は中学生以上1300円、4歳以上700円。湖北エリアの宿泊施設とタイアップした宿泊プランや巡回バスの運行などを計画している。問い合わせはローザンベリー多和田℡(54)2323へ。

2020年10月15日

築85年 元浜町のカフェ跡に18日開店

香港飲茶店「商店街に賑わいを」

 元浜町の「カフェ&パブ・ロンドン」跡に18日、香港飲茶を提供するレストラン「萬華郷」がオープンする。関東地方で中華レストランの経営や弁当・総菜の製造販売、人材派遣業を行う「菊華」(神奈川県藤沢市、張超社長)の関西初進出の店舗で、張社長は「長浜の商店街は空き店舗が多く、このままでは沈んでしまう。夜9時まで営業して商店街に賑わいをもたらしたい」と話している。

 建物は昭和10年に貴金属を扱う「ヤモリ天照堂」の店舗として3階建てで建設された。モダンなデザインで長らくゆう壱番街商店街のシンボルの一つとなっている。建物をそのままにレコード店、地酒やガラス酒器を扱う「黒壁26號館ラフェル」、アンティーク家具店などと変遷し、観光客や市民が集う場所として親しまれてきた「カフェ&パブ・ロンドン」は今年3月末で閉店していた。

 新しい店舗は内装を一新して厨房などを設け、東側の壁一面に琵琶湖の風景を描いた。外観はデザインをそのままに色彩を変更した。メニューは麻婆豆腐や酢豚、炒飯、担々麺などの定番料理をはじめ、小籠包や焼売、春巻、餃子を揃える。横浜中華街の有名店「四五六菜館」で料理長を務めた鄭光明さんらが腕を振るう。配膳ロボットも配備する。営業時間は午前11時から午後9時まで。

 長浜港で水陸両用バスを運行するティアンドティ・コーポレーション(長浜市細江町)の川崎隆弘社長が交際交流事業で張社長と知り合ったのが縁で長浜に誘致。両社が共同で店舗の運営にあたる。

 張社長は「新型コロナの影響で閉店する店も多いが、こういう時期こそ地域を発展させるチャンス。関西進出の足掛かりとし、インバウンドなどで黒壁スクエアを盛り上げてゆきたい」と話し、今後、地域住民を招いた料理教室なども企画したいとしている。

2020年10月13日

松井さんが霊仙三蔵の油絵寄贈

行脚、修業など5連作

 米原市の松尾寺にゆかりが深い霊仙三蔵法師の偉業を称える市民グループ「霊仙三蔵 顕彰の会」に13日、法師の偉業などをイメージした油絵5点が寄贈された。

 寄贈したのは、さいたま市在住の元高校美術教諭、松井茂樹さん(69)。東京藝術大学卒業後、埼玉県内の高校で美術を教え、各地で個展を開催。日洋展で優秀賞などを受賞している。同会の2代目会長・松井茂雄さんの長男で、虎高出身。河南中学校や長浜養護学校に絵画を寄贈するなど、地元との結びつきも深く、今回、松尾寺の近藤洋子さんの依頼を受け、約1年かけ、制作した。

 寄贈されたのは「行脚」「写経」「修業」などをイメージした5部作で、法師が見聞を広めるため、諸国を行脚する姿や写経する様子、祖国への祈りなどを表現している。

 連作による大作のため、当面、松尾寺が経営する渓流魚料理専門店「醒井楼」に展示。その後、霊仙三蔵還国記念堂に移す予定。松井さんは「誰も見られていない方を想像して描くのが難しかった。何とか法師を表現できたと思う」と話している。

 霊仙三蔵は平安時代前期の僧で、唐に渡り、経典の翻訳に従事。日本で唯一、皇帝より三蔵の称号を与えられている。

2020年10月12日

長浜JC創立65周年 「湖北対流都市構想」掲げる

地方回帰の流れ、湖北へ誘う

 長浜青年会議所(JC)は11日、長浜文芸会館で創立65周年記念式典を開いた。新型コロナウイルス感染症拡大を機に地方への関心が高まっていることを受け、都市部とのつながりを生み出して人や産業を呼び込む「湖北対流都市構想」を提唱し、郷土の発展に尽くす決意を新たにしていた。

 長浜JCは1955年(昭和30)に、全国で85番目のJCとして誕生。今年度は会員81人が「湖北の未来創造委員会」「湖北の賑わい創出委員会」「青少年育成委員会」など7委員会を設置して活動している。

 式典には会員、OB、来賓ら約190人が出席。小林大英理事長は「今、大きな転換期を迎えている」として、少子高齢化による生産人口の減少、東京一極集中に伴う地域間格差、新型コロナウイルス感染症を例に挙げたうえ、「今こそ、私たちの使命を果たさなくてはならない」「経済を背負って立ち、郷土発展の推進力となる創始の精神に立ち返りたい」と決意を語り、「先輩諸兄が脈々と受け継いで来られた情熱を絶やすことなく、この一瞬にこだわり、明るい豊かな社会の創造に向けて邁進する」と力を込めた。

 65周年記念誌で小林理事長と対談した来賓の三日月大造知事は「湖北の活性化なくして滋賀の活性化なし、青年の活動の盛り上がりなくして地方の活性化なし」と語り、「あつい熱を発してください」と呼びかけた。

 式典では65周年にあたって掲げた「湖北対流都市構想」について紹介。新型コロナの影響で高まっている地方回帰の関心を湖北地域に誘うため、湖北と都市部をつないで新しい風を吹き込む「道」をつくる必要があると訴え、▽人や資金を呼び込む▽若い世代が活躍できる▽未来を担う青少年を育成する—3つの仕組みづくりに取り組むことを発表した。

2020年10月8日

やっぱり見付屋は「田楽」

原点にかえり、定食を開始

 新型コロナウイルスの影響で大きなダメージを受けた飲食業界。会席料理・仕出しの「見付屋」(五村)は伝統の味、豆腐田楽をメインにした定食を開始。原点回帰が功を奏し、好評を得ている。

 同店は100年以上前、豆腐屋として創業。「千茂登」で修業した3代目の馬場利幸さん(77)は店を1973年、宴会や会席料理が楽しめ、仕出しや出前なども可能な料理店にした。

 近くに五村別院があり、夏中法要、法恩講に参拝する人や法事用に豆腐田楽を提供していたところ、評判となり、看板メニューに。作り方は地元の木綿豆腐1丁を24等分。長めの竹串に刺し、水気をしっかり切った後、ネギや木の芽、砂糖を調合した甘めの味噌を塗る。両面を二度焼きすることで、風味を増している。決まったレシピは無いが、今は4代目の馬場吉弘さん(52)が昔ながらの味を引き継いでいる。

 吉弘さんは京都の名店「下賀茂茶寮」や東京、大津などで計15年間、京料理を修業。腕には自信があったが、帰郷し家業を継いでみると「やっぱり勝てない」と田楽の存在を改めて感じた。

 新型コロナウイルスの影響で3月以降、メインの法事会席や仕出しの予約が相次いでキャンセルとなった。起死回生をかけ、新たなメニューの開発やテイクアウトも考えたものの「見付屋はやっぱり、田楽」「お客様に足を運んでいただくことが一番」と原点回帰。豆腐田楽を中心としたメニューで挑むことにした。

 「ザ・田楽定食」(税込み1000円)のほか、豆腐田楽が付く月替わりの定食もスタート。吉弘さんは「先代たちが残してくれた財産。コロナ禍で心の中で原点をかみ締める時間ができた。皆さんに思い出の味を食べてもらい、笑顔で帰っていただければ」と話している。

 定食は当日の午前10時までの電話予約でOK。ランチタイムは午前11時〜午後2時。問い合わせは見付屋℡(73)3351へ。

2020年10月7日

青パパイアを湖北の特産品に

78軒が栽培に挑戦  収穫続々と

 中南米原産のフルーツで料理の材料や健康食材として近年脚光を浴びている青パパイアが湖北地域で収穫時期を迎え、栽培を呼びかけている米穀肥料商「落庄商店」(落合町)に大きく育った青パパイアが続々と入荷している。

 青パパイアは果肉を千切りにしてサラダや炒め物などに使われ、東南アジア料理では定番の食材となっている。栄養価が高く、消化促進や代謝アップなどが期待できるとして、近年、「スーパーフード」としても注目を集めている。

 落庄商店では愛知県内の同業者から紹介を受けたのを機に2年間の試験栽培を通じて湖北地域での栽培方法を確立。今年1月、研修会を開いて遊休農地を活用した青パパイアの栽培を広く呼びかけたところ、湖北地域の農家など78人が栽培に挑戦することに。

 今春、苗30株を植えた新庄中町の田中義勝さん(78)・愛子さん(76)夫婦の畑ではパパイアの木に楕円形の青い果実が鈴なりに付き、6日、落庄商店の西村博行社長と一緒に初めて収穫。義勝さんは「水と肥料をやるだけで手間がほとんどかからない。放っておいたら勝手にいこうなる(大きくなる)」と大きな果実を手ににっこり。西村社長も「抜群の出来」と太鼓判を押した。田中さん夫婦は来年、栽培面積を倍増させる考え。

 ビニールハウスでの栽培に挑戦している米原市下多良の成宮賢司さん(85)は9月下旬から収穫を始め、道の駅に出荷。「夏場の温度管理と灌水に気を配った結果、苗の植え付けからわずか4カ月半でハウスの天井につかえるまで成長した。青いパパイアの初物をいただいて、ますます長生きしたい」と話している。

 なお、各農家で収穫された青パパイアは地元の道の駅などで販売されている。西村社長は「湖北地域を青パパイアの産地とすることで、遊休農地の解消や健康長寿の地域づくりにつなげたい」と語り、今後も協力農家の募集と販路の拡大を図る。青パパイアの栽培に関する問い合わせは落庄商店℡(72)3571へ。

2020年10月5日

神田女性消防隊に軽ポンプ

軽量コンパクト  初期消火に活用

 湖北地域消防本部は宝くじの受託事業を財源とする一般財団法人自治総合センターの助成を受け軽可搬消防ポンプなどを導入し、神田連合自治会の自主防災組織「神田女性消防隊」に贈呈した。

 神田女性消防隊は1988年に結成され、地域の防災活動に参加したり、定期的な器具点検を行ったりしている。現在は30代〜60代の12人で構成している。

 結成当初から使用している可搬ポンプが老朽化していたことから、湖北地域消防本部と県を通じて自治総合センターに助成金を申請していた。

 新しく導入した軽可搬ポンプは約24・5㌔と軽量、コンパクトで、女性に扱いやすいのが特徴。20㍍のホース3本を備えている。火災発生時の初期消火に活用される。導入費は約100万円で全額を同センターが助成した。

 4日、神田まちづくりセンターで贈呈式が行われ、辻川智江子隊長は「災害は時を待ってはくれない。寄贈して頂いた軽可搬ポンプを有効に活用し、安全で安心して暮らせる災害に強いまちづくりに取り組むことを誓います」とあいさつしていた。

 贈呈式の後にはセンター横の広場で軽可搬ポンプの操法披露があり、湖北地域消防組合副管理者の藤井勇治市長らが見守る中、隊員がきびきびとした動きでホースをつなぎ、目標物に向けて放水していた。

2020年10月2日

ウィズコロナ時代 安心の結婚式を

LINEAがリニューアル 空調など一新

 コロナ禍にあっても人生の晴れの門出を祝福できるよう、神照町の結婚式場「LINEA(リィネア)」が内装や空調設備などを一新するリニューアル工事を実施。出席者数を絞ったプランを設けるなど、ウィズコロナ時代を見据えたウェディングを提案している。

 リィネアは「グランパレー京岩」(八幡中山町)などを運営する京岩神前殿が2007年10月に開設し、大階段を備えた純白のチャペル、一面ガラス張りのバンケット(宴会場)などがある。

 湖北地域を代表する式場として新郎・新婦の門出を祝っているが、新型コロナウイルス感染症の影響で春以降、式の延期が相次いでいた。このため、1年程前から計画していたリニューアル工事を前倒しして実施し、あわせて感染対策を施した。

 空調設備は換気機能の強化のために一新し、換気扇の数を従来から倍増させた。チャペルの天井の窓も開閉するようにした。

 「限られた会場で人数が多いと『密』になる」(和田洋典社長)と、バンケットの席数も3分の1程度を減らして、出席者同士の間隔をあけるように配慮。中庭を待合スペースとしても開放する。

 また、ウェディングのプランもリニューアル。家族・親族ら身内だけの食事、友人を招いた1・5次会、記念写真だけを収めるプランなどを設け、和田社長は「コロナの影響で結婚式の形は変わらざるをえないが、2人に満足してもらえる式を提案したい」と話す。

 あす3日には5月下旬以来約4カ月ぶりとなる式が予定されている。和田社長は「2人の幸せを第一に、両親も安心して出席できるような披露宴にしたい」と話している。

2020年10月1日

米原駅西口に「カレーのお店」

創業131年の井筒屋 元ホテルシェフこだわり

 駅弁の製造・販売を手掛ける「井筒屋」(米原市下多良)はJR米原駅西口の立ち食いうどん・そば店を「カレーのお店」に衣替えし、9月30日から営業を開始。スパイスの香りに誘われて、さっそく駅利用者の人気を集めている。8月に本社の社屋内に新設したイートインコーナー「キッチン井筒屋」も口コミで話題を呼んでおり、新型コロナウイルス感染症に伴う旅行者の減少が売上を直撃する中、創業131年の老舗企業が浮揚策の模索を続けている。

 同社は安政元年(1854)に長浜船着場前の「旅籠井筒屋」として創業。東海道線が開通した明治22年(1889)に駅弁屋を始め、現在は駅弁の製造・販売、バス・鉄道の団体旅行向けの弁当の積み込みなどを行っている。昭和62年(1987)にJR東海の「新幹線グルメ」として誕生した湖北産の食材を使った駅弁「湖北のおはなし」は米原駅の味覚として長年親しまれている。

 しかし、新型コロナの影響で2月末から注文のキャンセルが相次ぐなどして売上が低迷。米原駅のホームと西口で営業していた立ち食いうどん・そば店の閉店を余儀なくされた。

 「商売の基本は地元。地元の方に食べに来てもらえるような店を出したい」。6代目の宮川亜古社長はコロナ禍を機に、旅行者だけでなく地域住民にも支持される地域密着の企業をあらためて目指すことに。

 カレーのお店は元彦根プリンスホテルのシェフ3人が手掛ける。ホテル時代のカレーを改良してさっぱりとしながらも辛さを強調し、宮川社長は「飽きのこない、また食べたいと思える味に仕上がっている」と話す。ビーフカレー(850円)やオムレツカレー(900円)など提供する。カウンターは6席。営業時間は水〜金曜、午前11時〜午後2時。

本社の社屋で駅弁、うどんなどのイートインも

 キッチン井筒屋は駅西口にある本社の社屋の一角に開設。駅を降りても食事をするところがないとの声を聞き、従業員の休憩スペースなどとして使用していた部屋を転用。10席ほどの小さなスペースだが、本社内の工場で作りたての駅弁10種類をはじめ、うどん、そば、カレーなど計20種類を食べられる。持ち帰りにも対応する。大々的に宣伝していないものの、9月のシルバーウイークには満席となる盛況だった。こちらは午前9時半から午後3時まで。無休。

 井筒屋の歴史を紹介した「プチ・ミュージアム」コーナーも設け、ホームで弁当を立ち売りする際に羽織ったはっぴ、茶を入れた汽車土瓶などを並べている。

 駅弁・弁当の予約など問い合わせは井筒屋℡(52)0006へ。