ウィズコロナ時代 安心の結婚式を

LINEAがリニューアル 空調など一新

 コロナ禍にあっても人生の晴れの門出を祝福できるよう、神照町の結婚式場「LINEA(リィネア)」が内装や空調設備などを一新するリニューアル工事を実施。出席者数を絞ったプランを設けるなど、ウィズコロナ時代を見据えたウェディングを提案している。

 リィネアは「グランパレー京岩」(八幡中山町)などを運営する京岩神前殿が2007年10月に開設し、大階段を備えた純白のチャペル、一面ガラス張りのバンケット(宴会場)などがある。

 湖北地域を代表する式場として新郎・新婦の門出を祝っているが、新型コロナウイルス感染症の影響で春以降、式の延期が相次いでいた。このため、1年程前から計画していたリニューアル工事を前倒しして実施し、あわせて感染対策を施した。

 空調設備は換気機能の強化のために一新し、換気扇の数を従来から倍増させた。チャペルの天井の窓も開閉するようにした。

 「限られた会場で人数が多いと『密』になる」(和田洋典社長)と、バンケットの席数も3分の1程度を減らして、出席者同士の間隔をあけるように配慮。中庭を待合スペースとしても開放する。

 また、ウェディングのプランもリニューアル。家族・親族ら身内だけの食事、友人を招いた1・5次会、記念写真だけを収めるプランなどを設け、和田社長は「コロナの影響で結婚式の形は変わらざるをえないが、2人に満足してもらえる式を提案したい」と話す。

 あす3日には5月下旬以来約4カ月ぶりとなる式が予定されている。和田社長は「2人の幸せを第一に、両親も安心して出席できるような披露宴にしたい」と話している。

掲載日: 2020年10月02日