梅酒の梅 持ち寄って!

盆梅展にちなみ、長浜浪漫ビールなどが醸造へ

 長浜浪漫ビール(朝日町)など3者がタッグを組み、来年で70回目を迎える長浜盆梅展にちなんだオリジナルビールの製造を計画。市民にもビール作りに参加してもらおうと、副原料に使用する梅酒の梅を各家庭から募っている。

 ビールの製造を計画しているのは、長浜浪漫ビールのほか、日野町でクラフトビールを作っている「HINO BREWING」(ヒノ・ブルーイング)、盆梅展を主催する長浜観光協会。長浜浪漫ビールの醸造技術と、「祭りビール」など次々と新しいビールを生み出しているHINO BREWINGの企画力を融合させる。オリジナルビールで話題を生み、盆梅展のさらなる周知と来場者増を目指すのが目的。

 各家庭で漬けている梅酒の梅をペースト状に加工して副原料として使用し、赤しそでほんのりピンク色に仕上げたい構想。長浜浪漫ビールの奥村太製造部長(36)は「梅を連想するビールを造るのをきっかけに、地元の方にあらためて盆梅展を知ってもらい、また、滋賀のビールを盛り上げたい」と話している。

 梅酒の梅は11月1日から30日まで長浜浪漫ビールで受け付ける。提供者にはビール1杯無料引換券と盆梅展招待券をプレゼントする。ビールは12月下旬に完成予定。約900㍑を製造する。問い合わせは長浜浪漫ビール℡(63)4300へ。

掲載日: 2020年10月27日