2025年7月15日

長浜出身3選手、インターハイ出場

比叡山女子ソフトボール、選抜のリベンジ誓う

 比叡山高校女子ソフトボール部が25日に岡山県津山市で開幕する全国高校総合体育大会(インターハイ)に出場する。県大会では長浜出身の選手がランニングホームランを決めるなどの活躍を見せて2年連続8回目の優勝を果たした。

 13チームで争った県大会で比叡山は決勝までコールドで勝ち上がり、決勝では大津商業を6対0で破った。春の全国選抜大会でベスト8に勝ち上がっており「優勝して当たり前」のプレッシャーの中、立ち上がりに課題のある試合もあったが、おおむね実力を発揮し他を寄せ付けない試合運びだった。

 長浜市からはセンターの瀧上碧唯選手(3年、長浜南中出身)、投手の近藤絆選手(1年、長浜西中出身)、内野手の藤井千杷選手(1年、長浜南中出身)の3人がベンチ入りしている。

 このうち、瀧上選手は岐阜、三重、京都、兵庫の選手と一緒に寮生活を送りながら練習に励み、インターハイが集大成の舞台となる。1年生からレギュラーを務め、リードオフマンとして足を生かした攻撃が持ち味。県大会決勝戦ではランニングホームランでダメ押しの追加点をあげるなどチームの勝利に貢献した。

 1年生ながら近藤選手も1イニングを投げ、藤井選手も代打で出場した。

 過去のインターハイの成績はベスト8が最高で、今度の大会では初の全国優勝を目指す。初戦は26日、開催県代表の倉敷中央と対戦する。

 「選抜大会ではベスト8という悔しい結果で終わり、日々切磋琢磨している」と話す瀧上選手。「6月の県大会では一戦必勝で戦い2連覇を達成することができた。インターハイでは選抜大会のリベンジを果たすため、日本一を目標に頑張りたい」と意気込んでいる。

2025年7月11日

自慢の甘さ 贈答用にいかが?

たかつきメロン 12日からゆめまる館で販売

 高月町の夏の味覚「たかつきメロン」の販売が12日から高月町高月のJA北びわこ農産物販売所「ゆめまる館」で始まる。

 JA北びわこ高月施設園芸部会の横川雄一さん(50)と山口哲生さん(56)がビニールハウス7棟でアールスセイヌとアールスミラノの2種を栽培している。このうち、糖度14度以上でネットの盛り上がりが美しい商品を「たかつきメロン」に選別。主に贈答用として販売している。

 今年は近畿地方が観測史上最も早く梅雨明けし、連日厳しい暑さが続いており、メロン栽培への影響も懸念されるところだが、部会長を務める横川さんは「雨が長い梅雨はハウス内の土に雨が浸み込み、対処が大変だが、雨がない今年はちょうど良い水切れ。昼と夜の寒暖差もあり例年以上の甘さになる」と自信を見せている。今年は約3000玉の出荷を見込んでいる。

 販売はゆめまる館のみ。価格は大きさによって異なり、3L1個2600円、2L2個4600円など。ゆめまる館の営業時間は午前9時半から午後4時まで。メロン販売が始まる12日と翌日の13日の2日間のみ午前9時にオープンする。定休日は木曜(17日は営業する)。

2025年7月9日

ついに夢のオーケストラと共演!

来春ながはま第九コンサート、合唱団員公募

 「平成最後の大みそかにベートーベンの交響曲第九番を歌おう」と市民有志がJR長浜駅東口に架かるデッキに集まったのが2018年12月31日の夜。あれから6年余りの活動を経て、いよいよ市民でつくる合唱団がプロのオーケストラと共演することになった。

 「長浜第九コンサート2026」が来年3月1日、浅井文化ホールで開かれる。招待するオーケストラは大阪交響楽団。公募の市民合唱団70人が共演し、第九などを披露する。ソリストには長浜市の脇阪法子さん(ソプラノ)、米原市の岡田通利さん(バリトン)ら滋賀や湖北ゆかりの声楽家を招き、長浜市少年少女合唱団「輝らりキッズ」も参加する。指揮者には関西と東海を拠点に活動し大阪交響楽団との関わりも深い中村貴志さんを迎える。

 コンサートは18年の大みそか、好き寄りの市民が楽器を持ち寄るなどしてデッキで第九の第四楽章「歓喜の歌」をにぎやかに合唱したのが始まりで、2022年以降は指導者を招いて合唱団活動を本格化。ピアノ連弾との共演で「歓喜の歌」を高らかに歌い上げ、24年3月のコンサートでは会場の浅井文化ホールが満席となる盛況ぶりだった。

 来年3月のコンサートは満を持してプロのオーケストラと共演する。これに向けて今月7日から「ながはま第九合唱団」のメンバー募集が始まった。対象は小学5年生以上で、湖北地域を中心に活動している人。合唱経験は問わず、初心者歓迎。合唱指導を担当する鳥塚貴絵さんは「過去のコンサートも半分くらいの参加者が合唱の経験がなかった。まちを盛り上げたい、挑戦したいという気持ちを優先して参加してほしい」と呼びかけている。

 練習は9月4日から。毎週木曜午後7時から長浜文芸会館や浅井文化ホールで行う。参加費は1万円。

 コンサートの主催は長浜市と長浜文化スポーツ振興事業団。協力は市民活動団体「おきらす長浜」とNPOはまかる。合唱団の参加申し込みはhttps://hamacul.or.jp/activity/project09/entry-nagahama-ninth/から。問い合わせはNPOはまかる℡070(1795)2953へ。

2025年7月2日

ピンクや白、ハスの大輪 涼しげに

布勢町の休耕田で見頃迎える、6日イベント

 布勢町の山裾にある休耕田でハスの花が見頃を迎え始めた。真夏の太陽の光が照り付ける中、白や薄ピンクの大輪が涼しげに風に揺られている。

 ハス畑は認定NPO法人つどい(川村美津子理事長)が9年前、水はけの悪さや獣害などを理由に放棄されていた休耕田などを活用してハス畑を整備。「あいのたにロータスプロジェクト」と銘打って約2㌶で栽培し、収穫したハスの花や葉を使った商品開発にも取り組んでいる。

 棚田は山裾まで広がっており、日傘を差して散策する市民の姿が見られる。川村理事長は「7月中旬が一番の見頃ですが、8月中旬まで花を楽しめます」と話している。

 なお、6日はハス畑に隣接の冥土カフェで「あいのたに蓮まつり」を催す。飲料をハスの葉に満たして茎を通して飲む「象鼻杯(ぞうびはい)」の体験(300円〜)、ハスの花の収穫体験(1輪300円)のほか、ハスの実ごはん、ハスの花の天ぷら、サイダー、かき氷などハスを材料にしたフードやドリンクを販売する。

 能登半島地震の被災地支援のため、輪島塗の実演・販売や海産物の販売などもある。午前10時から午後3時まで。