
2025年6月30日
総選挙、武将ら50人が立候補
長浜城歴史博物館は戦国期に活躍した武将ら50人の中から人気投票で選ばれた10人を紹介する企画展「長浜戦国総選挙!」を計画し、7月10日まで投票を受け付ける。
長浜は戦国期に北近江を支配した浅井長政と織田信長が戦いを繰り広げ、のちの天下人となる羽柴秀吉が初めて城持ち大名となった地。また、浅井・朝倉軍と織田・徳川軍が戦った姉川の戦い、秀吉と柴田勝家が織田家の後継者の地位を巡って争った賤ケ岳合戦など有名な合戦が行われ、多くの武将が活躍した。
長浜城歴史博物館では開館以来、長浜ゆかりの武将や戦国関係の資料を収集しており、今回の企画展では人気投票で決めた上位10人の人物に関する資料を展示する。
同博物館が候補に挙げた50人は「豊臣家」「浅井家」「徳川家」「織田家」など9つの「家」に分類した。投票は専用フォーム(https://logoform.jp/form/BJcW/987520)か博物館設置の投票用紙で。1人1回のみの投票。7月24日開票結果を発表する。
また、投票者の中から抽選で20人に記念品をプレゼント。「1日城主体験」ができる秀吉賞、長浜北びわこ花火大会S席ペアチケットがもらえる長政賞などがある。
長浜城歴史博物館の学芸員・坂口泰章さんは「来年の北近江豊臣博覧会を前に、長浜ゆかりの武将がこれほどたくさんいて長浜市がそれらの資料を数多く持っていることを全国にPRできれば」と語り、「学芸員が展示資料を選ぶのではなく人気投票にすることで多くの人に博物館を身近に感じてもらいたい」と話している。
立候補予定者は次のとおり。
【浅井家】浅井亮政、浅井久政、浅井長政、赤尾清綱、磯野員昌、遠藤直経、中島直頼、樋口直房。
【朝倉家】朝倉義景。
【尼子家】尼子晴久。
【京極家】京極高慶、京極高広(高延)。
【織田家】織田信長、織田信孝、織田秀信(三法師)、柴田勝家・勝豊。
【豊臣家】豊臣秀吉、豊臣秀長、羽柴秀勝(於次)、淀殿、豊臣秀頼、浅野長吉、石田正継、石田正澄、石田三成、片桐且元、片桐貞隆、加藤清正、小堀正次、小堀政一(遠州)、杉原家次、田中吉政、藤堂高虎、中川清秀、長束正家、福島正則、前田玄以、増田長盛、山内一豊。
【徳川家】徳川家康、徳川秀忠、安藤直次、大久保長安、本田正純、内藤信成、内藤信正。
【本願寺】教如。
【六角家】六角定頼、六角義賢(承禎)。
【その他武将】稲富祐直(一夢)。