「わたSHIGA輝く障スポ」25日開幕
第24回全国障害者スポーツ大会「わたSHIGA輝く障スポ」(25〜27日)の開幕を前に、滋賀県選手団の出発式が23日、県民共済ドーム長浜で行われた。式には原陽一団長(滋賀県障害者スポーツ協会会長)をはじめ、役員・選手ら185人が出席。大会に向けて決意を新たにした。
全国障害者スポーツ大会は、国民スポーツ大会終了直後に同じ都道府県で開かれる障害者スポーツの全国大会で、障害のある選手が競技を通じてスポーツの楽しさを体験するとともに、障害への理解促進や社会参加の推進を目的としている。
主催は日本パラスポーツ協会、文部科学省、開催地自治体など。1965年に始まった全国身体障害者スポーツ大会と、1992年からの全国知的障害者スポーツ大会が統合され、2001年から現在の形で続く。
今大会では、陸上や水泳、卓球、ボウリング、ボッチャなど計14種目の正式競技のほか、卓球バレーやゴールボールなどのオープン競技も4種目が行われる。
長浜市内では、県民共済ドーム長浜を会場にフットソフトボール競技が実施される。知的障害のある選手が9人1チームで出場し、ピッチャーが転がしたサッカーボールをキッカーが蹴ってプレーする。
滋賀県選手団は、監督・コーチら役員147人、選手288人の総勢435人と過去最大規模で臨む。
出発式で中村守・県文化スポーツ部長は「国スポで滋賀県選手団が総合優勝を果たした。次は皆さんの出番。日ごろの練習の成果を発揮し、私たちも負けないように応援する」と手話を交えて激励した。
続いて原団長が「国スポでは天皇杯・皇后杯を獲得する優秀な成績を収めた。この良い流れを私たちも受け継ぎ、全国から集う仲間と交流を深めながら、県民の皆さんに応援してもらえるように全力で戦う」と力強く述べた。
式の締めくくりでは、原団長の「滋賀県選手団、頑張るぞ!」のかけ声に合わせ、参加者全員が「おー」とこぶしを突き上げ、心を一つにした。
出場する長浜市、米原市の選手は次の皆さん。
【長浜】服部周恩(陸上競技)、川端透(同)、松島克広(フライングディスク)、尾岡直城(同)、住友滉城(同)、田中遼(同)、服部優弥(ボウリング)、清水千浪(車いすバスケットボール)、田中宏明(グランドソフトボール)、肥満孝史(同)、大住周平(バレーボール身体障害の部)、石川佳寿美(同)、中西美空(同)、脇坂侑希子(同)、林陽己(フットソフトボール)。
【米原】大野勇(陸上競技)、北村心音(同)、澤麻衣子(同)、小倉智博(卓球)、井尻大貴(ボッチャ)、岡本英樹(バレーボール身体障害の部)、藤原拓真(サッカー)、横田奏心(同)、下村治輝(フットソフトボール)。