2024年6月19日

無病息災願い茅の輪くぐり

長浜八幡宮に夏の風物詩 アジサイ花手水も

 長浜八幡宮は30日の「夏越の大祓式(なごしのおおはらえしき)」を前に鳥居に茅(ち)の輪を設置。参拝者が無病息災などを願って、「茅の輪くぐり」を行っている。

 大祓式は罪や過ちを祓い除くために半年ごとに執行される神事で、無病息災や疫病退散などを祈念するもの。長浜八幡宮では夏の大祓式に合わせて、毎年、茅の輪を設置しており、今年は15日にお目見え。

 茅の輪は直径約2・5㍍で、左回り、右回り、左回りと8の字を書くように3度くぐって祈願すると災難を免れ、健康に夏を過ごせるという。

 八幡宮では「無病息災を願って茅の輪をくぐっていただければ」と話している。茅の輪は7月2日ごろまで設置している。

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 手水舎にアジサイの花を浮かべた「花手水」も長浜八幡宮にお目見えした。

 参拝者に花を愛で心を清めて華やかな気持ちになってもらおうと4年前からこの時期に実施している。境内に植えられている約2000株のアジサイの中から色鮮やかに咲いた花を摘み取り、手水舎に浮かべている。見た目も涼しげで、八幡宮は「きれいな花を愛で、心を癒してもらえれば」と話している。7月上旬まで。

2024年6月14日

目標はメダル「一緒に戦って!」

長浜出身の清水・土田選手  車いすバスケでパリ・パラ出場

 車いすバスケットボール競技で今夏のパリ・パラリンピックに出場する長浜市出身の清水千浪選手(41)と土田真由美選手(47)の激励会が13日、さざなみタウンで開かれた。

 激励会は長浜市社会福祉協議会が企画し、女声アカペラサークル「エミュ・シンガーズ」の歌声に歓迎されて清水選手が会場に入場した。社協の平井和子会長が「みんなで応援している。この思いを持ってパリに行ってほしい」とエールを贈り、花束を手渡した。

 清水選手は3年前の東京パラリンピックに日本代表として出場し6位入賞を果たしたが、「メダルを目指していたので6位はすごく悔しかったし、コロナで無観客だった」と振り返り、「パリは時差が7時間あるが、画面を通して一緒に戦っていただけると嬉しい。メダルを持って帰って、また皆さんとお会いできれば」と語った。

 会場に来られなかった土田選手はビデオメッセージを寄せ「長浜市の皆さん、いつも応援ありがとう。パリで結果を出せるよう精いっぱいがんばりますので、これからも応援よろしくお願いします」とあいさつした。

 長浜愛児園の5歳児組の27人が「あめふり」「かたつむり」「たなばたさま」など8曲をメドレーで歌うと、「すごい上手でした。金メダルをあげたい。私もパリでメダルを取れるように頑張ります」と歌のプレゼントに応えていた。

2024年6月12日

中高生、プロ演奏家に学ぶ

シエナ・ウインド・オーケストラが指導、文産会館で

 吹奏楽団シエナ・ウインド・オーケストラ(SWO)のメンバーによる指導「楽器クリニック」が9日、米原市の県立文産会館であり、中高生34人がプロ奏者から演奏のコツや練習のポイントなどを直接教わった。県南部に比べ演奏会などの機会が少ない湖北地域の子ども達にプロ奏者と交流する機会を設けようと同会館がSWOに協力を求めて実現した。

 SWOは佐渡裕さんが首席指揮者を務める、日本を代表する楽団。2020年、コロナ禍の中、文産会館でSWOのコンサートを開いたのを機に双方の絆が深まり、昨年12月、連携・協力協定を締結。青少年の育成に力を入れることを確認していた。SWOは東京を拠点に活動しているが、新幹線駅に近い同会館での活動は日帰りでも可能で、地元の吹奏楽部への指導を手軽に行うことができるという。

 楽器クリニックは協定締結後の第1弾の取り組みで、SWOの精鋭メンバー7人がこの日のために「シエナ☆セブン」を結成。コンサートを前に公募で集まった中高生を指導した。

 クラリネット、トランペット、チューバなどのパートに分かれて指導があり、トランペットのパートでは砂川隆丈さんが「ブレスの時はゆっくりと吸ってゆっくりと吐く。できるだけリラックスして」と語りかけ、管楽器演奏に欠かせない舌による奏法「タンギング」の上達のため、日ごろから早口言葉を練習するようアドバイスしていた。

 プロからの直接指導に最初はやや緊張気味の参加者もいたが、熱のこもった丁寧な指導に、真剣な表情で演奏に打ち込んでいた。長浜市内から参加した女子中学生は「練習方法やコツなどさまざまなことを学べ、ちょっと上達した気がした。部活でも生かしていきたい」と話していた。

 楽器クリニックの後に開かれたシエナ☆セブンによるコンサートでは合奏やソロなど吹奏楽の魅力を伝える多彩な演奏があり、アンコールの「星条旗よ永遠なれ」では楽器を持参した来場者も舞台に登って7人と一緒に演奏していた。

 同館の竹村憲男館長は「子どもたちはプロの演奏家からじかに指導を受け、他校の生徒と切磋琢磨する機会ともなった。引き続きこういう取り組みを続け、湖北の中高生たちに劇場に足を運んでもらう機会を作り、湖北の音楽文化を盛り上げていきたい」と話した。

 

2024年6月10日

日本一目指し、伊香で熱戦

記念写真に応じるトークショー参加者

(左から穴井隆将さん、斉藤立選手、村尾三四郎選手、ウルフアロン選手、橋本壮市選手)

実業柔道大会、国スポPRイベントも

 来年、長浜市を会場に開かれる国民スポーツ大会柔道競技のリハーサル大会として、伊香ツインアリーナで8、9日、第74回全日本実業柔道団体対抗大会(全日本実業柔道連盟主催)が開かれた。

 実業団の柔道日本一を決める日本トップレベルの団体戦で、113チームが出場。男子1部では旭化成Aが3年連続20回目の優勝を遂げた。2位はパーク24A、3位は日本中央競馬会と日本製鉄だった。4チーム総当たりの女子1部はJR東日本が全勝で2年連続2度目の優勝を果たした。

 屋外では地元のわたSHIGA輝く国スポ・障スポ長浜市実行委員会が国スポをPRするため「めちゃ×2イカしてるッ!」と題したイベントを同時開催。穴井隆将・天理大学柔道部監督とパリ五輪内定選手によるトークショーやニュースポーツ体験などがあり、多くの市民でにぎわった。力自慢を募ったベンチプレス選手権では145㌔と155㌔を挙げた男性2人が同時優勝していた(体重差考慮で10㌔ハンデ有り)。

 

 

2024年6月10日

長浜と大和郡山、大河ドラマに向け交流・連携へ

近世城下町ふるさとまつり

秀吉・秀長が築いた城下町、小堀正次も活躍

 

 イベントや対談を通じて「現存最古の近世城下町」である長浜市の価値を再考する「近世城下町ふるさとまつり」(同運営委員会主催)が8日、市街地一帯で開かれた。2026年放映のNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」にちなみ、秀吉の弟・秀長ゆかりの奈良県大和郡山市から関係者を招いた対談では両市の深い縁が紹介され、大河ドラマを機にした交流への機運を高めていた。

 曳山博物館伝承スタジオで行われたトークイベントでは冒頭、上田清・大和郡山市長があいさつ。地元で「秀長さん」「大和大納言さん」と呼んで秀長を誇りにしていることや、長浜市小堀町出身の茶人大名・小堀遠州の父・正次や、須賀谷町出身の武将・片桐且元らも秀長の下、郡山で活躍したことなどを紹介。また、江戸期に郡山を治めた柳沢藩では年貢の3分の1ほどを近江が支えていたとし、記録に残る地名として、今荘、法楽寺、佐野、宮部、唐国、小観音寺、香花寺、弓削、野寺、川道、大浜、下八木、川崎、勝、国友などを挙げ、「年貢を近江に助けていただいたご縁を大事にし、大河ドラマをきっかけに仲良くしたい」と語った。

 大和郡山市の文化財保存活用係・十文字健氏、淡海歴史文化研究所所長・太田浩司氏による対談では、2022年に国史跡に指定された郡山城跡について、秀吉が築いた大坂城や聚楽第と同じ型で作った瓦が出土したことなどが紹介された。

 秀長は1585年に郡山に入り、郡山城の大改修とともに城下町を整備した。城下町の整備にあたり活躍したのが長浜から移住した小堀正次で、「箱本(はこもと)制度」(地租が免除される代わりに治安維持、防火、訴訟の取り扱いなどを町ごとに交代で請け負う制度)や検地など、秀長の城下町づくりに深く関わったとされる。十文字氏は「掘り下げれば掘り下げるほど、長浜との意外なつながりがわかるのが面白い」と両市の縁の深さにあらためて驚いていた。

 太田氏は秀吉・秀長それぞれが実施した町人の地租免除制度が幕末まで続き城下町の発展を支えた共通点に触れたほか、小堀正次が箱本制度を裏付ける文書を出すなど秀長の筆頭家老として活躍したことを強調し、「再来年は、(大河ドラマに正次を)出してもらわないと困る。出なかったらみんなで文句を言おう」と会場の笑いを誘っていた。

 十文字氏は「大河ドラマは城下町などの歴史遺産を市内外に発信する良いチャンス。こうやって長浜とのつながりを再認識する機会ともなった」と語ると、太田氏は「あと2年ある。さらに交流したい」と呼びかけていた。

 トークイベントの後には両市の若手経営者らによる「下剋上サクセスストーリー『豊臣兄弟!』の可能性」をテーマにした近世城下町サミットも行われ、大河ドラマに向けた両市の連携について意見を交わしていた。

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 近世城下町ふるさとまつりでは武将パレードや演舞、声優の山口勝平さんを招いたアテレコライブ、楽市楽座をイメージした屋台の出店などがあり、終日、多くの観光客でにぎわっていた。

2024年6月3日

買い物かご手に、弾む会話

平和堂、木之本で移動スーパー運行開始

 食料品の移動販売を通じて過疎地域の高齢者の買い物支援とコミュニティの活性化につなげようと、平和堂は6月から木之本地域で「移動スーパー」の運行を開始。1日、平和堂木之本店で出発式を行い、関係者が運行スタートを祝った。

 同社は2021年から甲賀市で「移動スーパー」を運行しており、そのノウハウを生かして今年4月、びわ地域28カ所で運行を開始していた。木之本地域では杉野、高時、伊香具地区の広場や集会所駐車場など21カ所を訪れる。

 移動スーパーはアル・プラザ長浜で食料品約500点を搬入し、月曜から土曜まで毎日運行。計49カ所の停留所に週1回訪れ、約15分間、販売する。

 平和堂木之本店での出発式にはアル・プラザ長浜の小田島孝支配人をはじめ、3地区の地域づくり協議会会長、平和堂と地域を橋渡しした長浜市社会福祉協議会の関係者が出席。テープカットで運行開始を祝った。

 小田島支配人は「商品の販売だけでなく、コミュニティの場となる。地域のお客さんに喜んでいただき、商品を通じて旬の季節感を味わっていただければ」、伊香具地区地域づくり協議会の藤田俊博会長は「地域住民の買い物の利便性向上だけでなく、地域住民の交流の場、高齢者の見守りの一助となることを祈念する」とあいさつしていた。

 出発式の後、移動スーパーが最初に訪れた川合会館前では、さっそく地域の高齢者や家族連れが買い物を楽しみ、かごを手に会話を弾ませる住民の姿も見られた。

2024年5月31日

奥びわ湖観光ボランティアガイド協会 10年間の歩み振り返る

記念誌発行、会員ら46人寄稿

 奥びわ湖観光ボランティアガイド協会の創立10周年記念式典が28日、木之本まちづくりセンターで開かれ、会員や元会員、来賓ら約50人が節目を祝った。

 同協会は2013年に奥びわ湖観光連盟、湖北町観光、余呉はごろも、小谷城語り部、賤ケ岳語り部の5つのガイド協会が合併して誕生。賤ケ岳山頂や小谷城跡での観光客のもてなし、巡回バスやイベント会場でのガイドなどを通じ、湖北地域の歴史、文化、自然を広く紹介している。

 昨年度は1029件のガイド依頼があり、計2万4008人をもてなした。会員は60〜80代の47人。

 記念式典では記念事業実行委員長の富永洋司さん(82)=木之本町千田=が「奥びわ湖エリアは小谷城跡や賤ケ岳、観音の里、街道など歴史的、文化的な史跡が数多くある。協会の役割は重大であり、10年の節目を機にさらに力量を高め、湖北を訪ねるお客様に最高のおもてなしができるよう目指す」などと式辞を述べた。来賓のあいさつの後、長浜城歴史博物館の福井智英館長の講演などがあった。

 協会は式典にあわせ10周年記念誌「つなぐ」を発行。第1部では会員と元会員の46人が観光ガイドの体験を寄稿し、写真を添えた。協会合併前にNHK大河ドラマ「江 姫たちの戦国」の放映にあわせて開かれた江・浅井三姉妹博覧会の思い出、ガイド活動を通じて知った湖北地域の魅力、ガイドした観光客からもらった手紙など思い思いに協会での活動を振り返っている。

 第2部では「奥びわ湖10話」と題し、「賤ケ岳の合戦」「『七本槍』と『三姉妹』のその後」「鉄道遺産・海を越えた鉄道」などをテーマに、ガイド活動を行う上での基礎知識をまとめている。

 山内昌達会長(70)=木之本町川合=は「『つなぐ』は協会のメンバーが後世へと連綿とつながり、ガイドと客、地域とのつながりを広げていきたいとの思いを込めた」と話している。100部を発行。同協会の事務局がある戦国ガイドステーション(湖北町伊部)で閲覧できる。

 なお、同協会は随時、ガイドを募集している。問い合わせは同協会℡090(3279)6563へ。

2024年5月30日

あらゆる世代の発達相談 役割高まる心理判定員

人材不足の長浜市、正規職員3人募集

 「子どもが言葉を覚えるのが遅い」「なぜ、この子はこんな行動をするのか?」「学校に行きづらい」「仕事を始めたけど難しい」—など、発達に関するあらゆる相談に乗り、その支援を行っている長浜市の発達支援室。その業務の中核を担う「心理判定員」の役割が高まっていることを受け、市は新たに正規雇用3人(うち1人は社会人経験枠)を募集している。

 心理判定員は相談者の心理状態や発達状況を面談や検査で評価し、支援する専門職。市では2020年度に発達支援室を設置し、乳幼児から高齢者まで全年齢を対象にした相談・支援を受け付けている。現在は正規職員8人、会計年度任用職員(非常勤職員)3人の計11人の心理判定員がその業務に当たっている。

 一般的に発達相談は子どもを対象にしているとのイメージが強いが、近年は10〜30代の若年層から「生きづらさ」についての相談が増加しているという。その背景には発達障害だけでなく、家庭、地域、社会のストレスによる心身の不調など、さまざまな要因が関与している。

 発達支援室が受け付けた相談件数は設置初年の20年度は1336件だったが、年々増加し、23年度は2492件にのぼっている。

 相談の増加を受け心理判定員の役割がますます高まっているが、人材確保に苦戦しているのが実情だ。22、23年度は2年連続で新規採用が叶わず、現場では発達障害ケアマネージャーの資格を持つ市職員の応援を受けて、相談・支援業務に当たっている状態。このため、会計年度任用職員として心理判定員3人を常時募集しているが、今のところ応募がない。

 都市部では募集定員を大幅に上回る応募がある自治体もある。市はPR不足が一因とみて、発達支援室で働く心理判定員の声を紹介する動画を制作し、公式サイトで公開を始めた(https://www.youtube.com/watch?v=leypKD0YASA)。幅広い年齢の市民の相談に乗り、支援を行いながら一緒に成長してゆくことに「やりがいを感じる」との意見など、その業務の魅力と職員の生の声を6分40秒の動画で紹介している。

 発達支援室は「心理職同士が意見を出し合ったり、行政職員や保健師、社会福祉士、さらには地域の皆さんと協力して市の課題に取り組んだりすることができる。あなたの経験や知識を生かし多様な挑戦をしてみませんか」と応募を呼びかけている。

 なお、来年4月採用の心理判定員の募集要項は市のホームページに掲載している。応募は6月21日まで。

2024年5月29日

子ども歌舞伎名演に「おひねり」飛ぶ

成田市で春日山「釣女」上演、10万人来場

 長浜曳山まつりの春日山が25、26日に千葉県成田市で開かれた「成田伝統芸能まつり春の陣」(同実行委員会主催)に招待され、子ども歌舞伎を披露。その名演に「おひねり」が投げ込まれるなど、出張公演は成功裡に終わった。

 成田伝統芸能まつり春の陣は初代市川團十郎が信仰した成田山で、地芝居や地歌舞伎を通じて地域を盛り上げるイベント。今年は千葉県誕生150周年、成田市制70周年を記念して大々的に開かれ、2日間で約10万人の来場があった。

 春日山は4月の曳山まつりで奉納した「釣女」を再演。分かりやすい演目ということもあり、立ち見も出た会場から大きな笑いと拍手が起き、曳山まつりでは例がないおひねりが投げ込まれた。

 実行委員会事務局の成田市観光プロモーション課は「市制70周年を記念し、念願の長浜の子ども歌舞伎を招けた。成田でも祇園祭があり山車(だし)が出るが、舞台で歌舞伎を披露する長浜曳山まつりを知らない人は多く、皆さん笑い声をあげて楽しんでいた。長浜のPRにもなったと思います」と話している。

 春日山は役者や若衆ら総勢40人が成田入り。曳山まつりの流れを体感してもらおうと子ども歌舞伎だけでなく、しゃぎり(囃子)演奏も行った。曳山を動かす時に演奏する「御遣(おひや)り」、開演を告げる「出笛」、公演終了後の「神楽」、曳山が自町に戻る際の「戻り山」などを奏で、子ども歌舞伎と曳山が一体であることを伝えていた。

 春日山の伊藤寿彦負担人は「子ども役者は長浜曳山まつり子ども歌舞伎のPRの一翼を担えたこと、成田市や関東の方々に曳山まつりを体感していただけたことに達成感を感じている。公演を引き受けて良かった」と振り返っていた。

2024年5月27日

チームワークが強み、フォスタFC関西大会へ

湖北拠点の中学生クラブチーム

 湖北地域を拠点に活動する中学生クラブチーム「フォスタフットボールクラブ」が日本クラブユースサッカー選手権U15県大会(4月6日〜5月12日)で5位に入賞し、2年ぶり8回目の関西大会出場を決めた。

 県大会でフォスタFCは予選リーグを2勝1敗で突破し、決勝トーナメントは初戦でサンガ瀬田に3対4で惜敗したものの、敗者復活トーナメントを2戦2勝で終え、5位入賞に滑り込んだ。

 関西大会は6月1日から23日まで近畿2府4県で行われ、6府県の代表など64チームがトーナメントで頂点を争う。上位7チームが全国大会への切符を手にする。フォスタFCの初戦は6月1日、兵庫県洲本市のアスパ五色であり、大阪府代表のLEVANTEudと対戦する。

 力石隆治代表は「今年も中心的選手がおらず、不安定な試合ばかりだった」と県大会を振り返りながらも、予選リーグでは大会優勝チームのSAGAWAに勝利したことが選手の自信につながり、「自分たちの力で関西大会出場を決めてくれた」と称える。

 「特徴は全員で守備をし、全員で攻撃をすること。僕たちの学年には飛び抜けている選手はいないが、それでもチームワークを生かして全員で守備や攻撃をしている」と話すのはキャプテンの松井祐真選手(虎姫学園)。関西大会に向け「チームワークを生かした自分たちらしいサッカーをして、まずは目の前の一戦を勝ち取りたい。関西大会という貴重な経験ができる分、悔いの残らない試合にする」と抱負を語っている。

2024年5月20日

春日山、成田市で歌舞伎披露

「釣女」再演へ子ども役者、稽古でおさらい

 長浜曳山まつりの春日山が25、26日に千葉県成田市で開かれる「成田伝統芸能まつり春の陣」に招待され、子ども歌舞伎を披露する。18、19日には山組の詰所に子ども役者が約1カ月ぶりに集い、稽古を通じて感覚を取り戻していた。

 成田伝統芸能まつりは、初代市川團十郎が信仰した成田山で歌舞伎や舞踊を繰り広げるイベント。今年は千葉県誕生150周年、成田市制70周年を記念して大々的に開かれる。長浜曳山まつり子ども歌舞伎のほか、石川県小松市の子ども歌舞伎、埼玉県秩父市の秩父歌舞伎、成田市の伊能歌舞伎などの上演のほか、歌舞伎俳優・中村隼人さんのトークショー、お練り行列などがある。

 成田市から長浜曳山祭總當番を通じて春日山に公演依頼があり、4月の曳山まつりで奉納した「釣女」を再演することに。

 公演は成田山総門前広場の特設舞台であり、舞台幅は約9㍍と曳山の約2㍍に比べ広い。このため、19日に行われた稽古では振付師の立花志十郎さんが子ども役者の立ち位置などを繰り返し指導していた。

 「釣女」は恵比須さんから授かった釣竿で大名が美女を、従者の太郎冠者が醜女を釣り上げるユーモラスな演目。大名役の村井翔永さん(13)は「曳山より舞台が大きく、場所の取り方が難しい。都会なので人がいっぱい来ると思うので、いろんな人を楽しませたい」、醜女役の村井大翔さん(10)は「芸はだいたい覚えていた。頭から抜けているところもあったけど、練習で取り戻した。面白い芸にしたい」と話していた。

 春日山の出番は26日午前11時から。子ども役者らは前日に成田市入りし、舞台に備える。

2024年5月16日

愛犬と一緒に!『ワン』 ダフル食パン

犬にも人にも美味しく、長浜バイオ大生が提案

 高級食パン専門店「さすがにオテアゲ」(守山市)の依頼を受け、長浜バイオ大アニマルバイオサイエンス学科の学生が犬も人も食べられるパンの開発に挑戦している。15日には商品アイデアを紹介するプレゼンテーションが大学であり、審査の結果、柴犬をモチーフにした食パンが商品化第1弾として動き出すことになった。

 「さすがにオテアゲ」はベーカリープロデューサーの岸本拓也さんが手掛けた店舗で、両前脚を挙げた柴犬「オアゲ」の看板がトレードマークとなっている。その看板から「犬用のパン屋さん?」と間違われることも多く、「それなら犬も一緒に食べられる食パンやおやつを」と新商品を開発することに。ただ、犬用の食品を開発するノウハウがないことから、アニマルバイオサイエンス学科がある長浜バイオ大に協力を打診した。

 同大では河内浩行教授(食品分子機能学)が2、3年生に商品化プロジェクトへの参加を呼びかけ、有志20人が応じた。

 商品開発にあたっては河内教授と親交のある彦根市の獣医師・柴山隆史さん(柴山動物病院長)を講師に迎えて人と動物の食性や必須栄養素、代謝の違いを学び、犬に与えてはいけない食材や開発に当たっての注意点を教わった。

 商品開発は5つのグループに分かれて行い、この日のプレゼンでは順番にコンセプトやレシピなどを紹介し、「さすがにオテアゲ」の製造担当者やマネージャー、大学関係者ら6人が審査した。

 犬と人のアレルギー食材を比較して小麦粉を米粉に、牛乳をヤギミルクや豆乳に置き換えたり、野菜に含まれる栄養成分を分析した上で栄養バランスや彩りを考慮して野菜を生地に練り込んだりと各グループがバイオ大学生らしいアイデアを披露していた。

 最も審査員の目を引いたのは、柴犬の顔を再現した食パンを提案した川畑朱璃さん(20)、森本ゆり子さん(20)、吉田優理さん(20)、米澤実佑さん(20)の3年生4人グループ。バターを食用ヤシ油、生クリームを脱脂粉乳に置き換え、全粒粉、野菜(ニンジン、カボチャ)、竹炭パウダーで柴犬の顔、耳、目の色を表現し、SNS映えを意識。試作でも看板犬をモチーフにした可愛らしい「おあげパン」を完成させた。

 4人は「ニンジン、カボチャ、全粒粉など色を付ける食材の栄養面を分析し、バイオ大で学んだ知識を活用した。完成すればペットと一緒に食べてみたい」と話した。

 「さすがにオテアゲ」の製造担当の太附正和さん(58)は、「いろんなアイデアが出て、それぞれの食材をよく調べていて感心した。このアイデアを活用し、試行錯誤して商品化につなげたい」と話した。

 早ければ5月中にも試作品を作って学生に届け、学生は成分分析などで犬のおやつに適しているのか調べる。7月に店頭に並ぶ予定。

 なお、この日のプレゼンではドーナツ、マフィンなどのアイデアも提案され、こちらも商品化に向けて開発に乗り出すという。

2024年5月14日

昭和時代のマッチ箱 勢ぞろい

近江学びあいステーション「思い出に火をつけて」

 米原市顔戸の近江学びあいステーションは、山田裕美館長(68)が県内各地の飲食店や遊興施設で集めた昭和時代のマッチ箱を展示。ほとんどの店が閉店しており、見学した来館者からは「よく行った。懐かしい」との声があがっていた。31日まで。

 山田館長は高校卒業後に旧近江町役場に入った昭和49年からマッチ箱の収集を開始。当時は収集がはやっていたといい「たばこは吸わないけれど、店を訪れてはマッチ箱をもらっていた」と振り返った。ライターが普及する前の昭和60年代まで集め続け、県外を含め300点以上を収集した。

 館の利用者から「仏壇用のマッチを探している」との相談を受けた山田館長は、マッチのみを提供した上で、来館者に昭和時代を懐かしんでもらおうとマッチ箱の展示を企画。長浜や米原、彦根、多賀など県内9市4町の計168点を並べた。

 長浜市内では「珈琲の店イシ」「レストランびわ」「レストラン己高」「レストラン木之本」「ホルモン焼肉 門」「コーヒーハウス エトランゼ」「和風鉄板料理 天久」「ぶぶあん」「喫茶&レストラン  ニューナカムラ」など57店分を展示。そのうち三ツ矢元町にあった「コーヒー&お好み焼きチャンピオン」は、山田館長の夫・英雄さん(享年69)と初めてデートで訪れた店だといい「そこで鉄板をきれいにしていたのを見初められたみたい」と笑顔で懐かしんだ。

 米原市内では「COFFEE SHOPスタンダール」「サッポロラーメン 熊ぼっこ」「ドライブイン山東」「奥伊吹スキー場」などを展示。彦根市内にあった洋食屋「スイス」のマッチ箱について、山田館長は「在校していた旧彦根西高校からの帰り道に寄り、先生に叱られていたことを思い出す」と話した。

 展示会場では来館者に当時の思い出を書いてもらう「マッチ箱でめぐるみんなの思い出コーナー」を設置。記入者には昭和時代から販売されている袋めんを無料でプレゼントしている。

 山田館長は「マッチ箱を眺めながら皆さんの青春時代の思い出に火をつけて、懐かしんでほしい」と語っていた。開館は午前9時から午後5時半まで。月曜休館。

2024年5月9日

武立さん、公式ポスターをデザイン

国スポ・障スポで、米原市長に報告

 2025年に県内で開かれる国スポ・障スポの公式ポスターをデザインした米原市上丹生の会社員・武立(ぶたつ)あかりさん(22)が7日、米原市役所を訪問し、平尾道雄市長に報告を行った。

 県は国スポ・障スポの周知と機運醸成のため公式ポスターを制作し、そのデザインを昨年7月から9月にかけて公募。応募42点の中から武立さんのデザインを最優秀賞に選んだ。

 武立さんは「すべては一歩を踏み出すことから始まる」との思いを込めて、国スポ用のポスターを赤色の足で、障スポ用を青色の義足で表現した。また市町向けのポスターに、赤色と青色の手がバトンを渡す様子をデザインした。「今まで数えきれない人々によって受け継がれてきた大切なバトンを滋賀でお預かりすることを表した」としている。それぞれのデザインには琵琶湖の形をした影も描いており、県民が一体となって国スポ・障スポの成功を願う気持ちを込めたという。

 市役所での報告会で、武立さんは「一歩目の大切さをモチーフにした。選手や大会に関わるすべての人へ、第一歩を踏み出す後押しができるよう思いを込めて作った。すばらしい大会となるよう心から祈っている」と話していた。

PRイベント参加しよう!シール集めて商品券ゲット

 国スポ・障スポを盛り上げるため、県は今月3日から8月24日まで開催される県内市町でのイベント会場で、シールを集めて応募すると抽選で景品がもらえるキャンペーンを実施している。

 対象は国スポ・障スポのリハーサル大会やほかのスポーツイベント、両大会のPRイベントなど30種類。国スポ公式サイト内(https://shiga-sports2025.jp/common/post8348)で掲載している。

 シールは県内15市町で異なる図柄となっており、長浜の曳山、伊吹山、彦根城天守など各地の名所とキャッフィー、チャッフィーがデザインされている。景品はアヤハディオ商品券や滋賀の甘味で、シール1枚、2枚、4枚、6枚に応じて景品のランクが変わる。

 シールの台紙に必要事項を記入し、郵送またはファクスで送付するか、インターネットからも可。抽選で計50人に当たる。