2026年3月13日

米原駅前でクラフトビールの祭典

20日、県内外8醸造所が集結

 昨年初開催し評判を呼んだ「クラフトビールフェス米原」が20日、米原駅東口の米原市役所一帯で開かれる。県内外から8つのブルワリーが集い、造り手の個性が詰まった一杯を楽しめる。

 主催は「鉄道を活かした湖北地域振興協議会」。鉄道利用の促進を通じた地域活性化を目指す団体で、駅前開催の利点を生かし、電車での来場を呼びかけている。

 出店するのは、「長濱浪漫ビール」(長浜市)、「彦根麦酒」(彦根市)、「FLORA FERMENTATION」(東近江市)のほか、「OUR BREWING」(福井市)、「BREW CLASSIC」(金沢市)、「ISEKADO」(伊勢市)、「TALL BOYS BREWING」(名古屋市)、「3TREE BREWERY」(茨木市)。

 中でも東近江市永源寺の「FLORA FERMENTATION」は、長濱浪漫ビールで出会った3人が各地で研さんを積み、再結集して2024年に醸造を始めた新鋭。長浜バイオ大学の卒業生もおり、研究で培った知見を酵母管理に生かす。「農と発酵」を掲げてホップなどの原料の畑づくりから仕込みまで一貫して向き合う姿勢が注目されている。

 福井市の「OUR BREWING」は北陸新幹線福井駅開業を機に駅前に醸造所を構えた新生。一方、伊勢市の「ISEKADO」は全国区の実力派として知られる。新鋭と名門が同じ会場にそろうのも、フェスならではだ。

 会場には地元飲食店も出店し、サンドイッチやからあげ、湖魚料理など多彩なフードを提供。ビール、フードとも数量限定で、売り切れ次第終了となる。正午から午後7時まで。

2026年3月12日

宮崎さんの「幸せの青い鳥」金賞

湖北野鳥写真コンテスト

 湖北野鳥センターが主催する湖北野鳥写真コンテストの審査結果がこのほど発表され、南高田町の宮崎康治さんの作品「幸せの青い鳥」が金賞に選ばれた。

 コンテストは湖北地域の野鳥の魅力を写真で伝えてもらおうと毎年開かれている。今回は1月17日から2月23日まで作品を募集し、県内外から133点の応募があった。

 金賞作品は、湖岸緑地姉川河口公園(南浜町)でイソヒヨドリを捉えた写真。審査員は「繊細な青い色彩が美しく表現され、その一瞬をとらえた構図が見事。イソヒヨドリの静謐な青、そして柔らかく広がった翼の一枚一枚の羽のディテールに、対比と調和そして生命の躍動を感じさせられる」と評価された。

 入賞作品9点と応募作品すべては14日から4月19日まで湖北野鳥センター交流室で展示されるほか、5月18日から29日まで長浜市役所本庁舎1階市民交流ロビーでも展示される。

 このほかの入賞者は次の皆さん。

 ▽銀賞=小川宏(愛知県春日井市)▽銅賞=和田雅之(京都府宇治市)▽道の駅湖北みずどりステーション賞=大石正史(京都市)、大橋実(草津市)、松山由美(大阪府和泉市)、村崎新祐(新庄寺町)、渡辺美穂(三重県いなべ市)▽OM SYSTEM賞=内藤健治(彦根市)。

 

金賞 宮崎康治さんの「幸せの青い鳥」

 

 

銀賞 小川宏さんの「厳冬期に舞うイヌワシ幼鳥」

 

 

銅賞 和田雅之さんの「保護色抜群なんです」

2026年3月12日

金融機関行員3人に署長感謝状

長浜署、詐欺被害を未然防止「最後の砦に」

 長浜署は9日、金融機関の窓口対応で特殊詐欺被害を未然に防いだとして、滋賀銀行長浜駅前代理店と関西みらい銀行長浜支店の行員3人に署長感謝状を贈った。

 感謝状を受けたのは、滋賀銀行長浜駅前代理店の浦島悠子さん(44)と河原千鶴さん(46)、関西みらい銀行長浜支店の谷本妃美佳さん(38)。

 同署によると、1月26日、滋賀銀行長浜駅前代理店を訪れた自営業女性(80代)が、あせった様子で「キャッシュカードを作りたい」と窓口で申し出た。浦島さんが理由を尋ねると、女性は「カードを作るよう言われたが、誰にも言うなと言われている」と説明。不審に思った浦島さんは河原さんと協力し、カード作成を思いとどまらせるとともに同署へ通報し、被害を未然に防いだ。

 女性の自宅にはレターパックでニセの逮捕状が届き、直後にニセ警察官が電話で現金を引き出すよう指示。女性がキャッシュカードを持っていないと伝えると、銀行で作るよう求められたという。

 また同日、関西みらい銀行長浜支店を訪れた男性(60代)が振り込みを希望し、ATMで手続きをしようとしていたため、谷本さんが振込先や理由を確認。男性が「知らない相手に投資資金を振り込む」と話したことから詐欺を疑い、振り込みを思いとどまらせ、同署への相談を促した。

 男性はSNSで投資に興味を持ち、その後、勧誘されて加入したLINEグループで投資を勧められていたという。

 谷本さんは「大切なお客様のお金を守ることができてうれしい。今後も窓口やATMで困っている方に声をかけ、おかしいと思ったら警察と連携して対応したい」と話した。

 米森昌一署長は「特殊詐欺は依然として多く、金融機関は被害防止の最後の砦。今後も連携をお願いしたい」と述べ、市民に対し「詐欺には国際電話が使われるケースが多い。国際電話の休止措置を取るなど対策をしてほしい」と呼びかけた。

2026年3月11日

【私の視点】あの日の紙面を開く

 手元に震災直後の地方紙がある。仙台市に本社を置く河北新報の2011年3月12日朝刊だ。1面の見出しは「宮城震度7大津波」。津波にのみ込まれ、家屋が押し流される宮城県名取市の写真が大きく掲載されている。同日夕刊は「福島原発、放射性物質漏れ 8万人が避難開始」「泥流 すべてを奪う」。13日朝刊には「福島第1建屋爆発」と大見出しが躍り、半径20㌔圏への避難指示が出たことを伝えている。

 紙面には政府のコメントも載っている。「放射性物質の数値は想定内」。当時はその言葉を信じるしかなかったが、今読み返すと空々しく響く。

 14日朝刊は「犠牲『万単位に』」「避難者、6県で45万人超」。以降も紙面には原発事故の深刻化を伝える見出しが並ぶ。「核燃料一時完全露出」(15日朝)、「高濃度放射能漏出」(16日朝)、「福島第1冷却作業難航」(17日朝)。状況は刻々と変わり、事態の全体像がつかめないまま、不安だけが広がっていった。

 震災から1週間が過ぎた18日朝刊では「仙台港に救援物資」「仙台空港も利用再開」の見出しが並ぶ。救援物資が本格的に届き始め、わずかながら復旧の兆しが見え始めたころだった。

 あれから15年。道路や橋、鉄道などのインフラ復旧は進み、被災地の街並みも大きく変わった。しかし福島第1原発事故の後始末は今も終わりが見えない。政府と東京電力は廃炉作業を進めているが、その進展が日常のニュースとして報じられることは少なくなった。事故は続いているはずなのに、私たちの関心は遠のいてしまったかのようだ。

 東日本大震災では、大津波も原発事故もすべてが「想定外」と言われた。だが、自然の前で人間の「想定」がいかに脆いものかは、その後も何度も思い知らされている。近年は豪雨による河川の氾濫や土砂災害、豪雪による交通機能のまひなど、自然の猛威が人間社会を揺さぶっている。

 震災と原発事故は、湖北に暮らす私たちにとっても無関係ではない。琵琶湖の北には福井県若狭湾に並ぶ原子力発電所がある。関西の電力を支える「原発銀座」と呼ばれる地域だ。もし同じような事故が起きたらどうなるのか。琵琶湖は近畿1400万人の水がめである。水と暮らす地域だからこそ、原発事故がもたらす被害を考え続ける必要がある。

 3月11日は、単なる一つの災害の日ではない。巨大津波と原発事故という複合災害が、日本社会に深い問いを突きつけた日でもある。

 年月がたつほど、その記憶は奥へと遠ざかっていく。それでも、この日だけは立ち止まり、私はあの紙面を手に取る。見出しに刻まれた不安と混乱、そして復旧へ向かう小さな希望を忘れないために。

 震災は過去の出来事ではない。いまも続く課題として、私たちの前にある。

              (押谷洋司)

2026年3月10日

米川にビワマス戻る兆し

2年ぶり稚魚確認、「100年前の姿」期待

 長浜市の中心市街地を流れる米川で8日、琵琶湖固有種ビワマスの稚魚2匹が確認された。長浜地域づくり連合会と近江淡水生物研究所が実施した水生生物調査で捕獲されたもので、米川で稚魚が確認されるのは2年ぶり。市街地の川にビワマスが戻りつつある兆しとして、関係者から喜びの声が上がっている。

 ビワマスは琵琶湖のみに生息するサケ科の魚で、秋に河川上流へ遡上して産卵し、春から初夏にかけて稚魚が琵琶湖へ下る。米川沿いでは「子どものころ、窓から手を伸ばしてビワマスをつかんだ」という古老の証言も残る。100年ほど前は豊富に生息していたとされる。

 その後は水質の悪化などで米川では長らくビワマスの姿が確認されていなかったが、2021年に長浜赤十字病院付近で遡上する成魚の動画が撮影された。さらに24年にはJR長浜駅付近でも琵琶湖へ下る稚魚が確認され、市街地の川にビワマスが戻りつつある可能性が指摘されていた。

 これを受け、長浜まちなか地域づくり連合会などは「米川ビワマスプロジェクト」を開始。昨年10月にはビワマスが産卵しやすいよう、クワで川底を耕し、砂礫を柔らかくするなど産卵環境の改善に取り組んできた。

 この日の調査には連合会と研究所のほか、虎姫高校新聞部の生徒を含め計25人が参加。長浜幼稚園西側付近の米川で、たも網を使って魚類や水生生物を調べたところ、琵琶湖へ下る途中とみられる体長5㌢と3・5㌢ほどの稚魚を捕獲した。

 参加者からは「昨秋、米川を遡上したビワマスが産卵していた証拠」との声が上がった。ビワマスのほか、ヨシノボリ、オイカワ、ウキゴリ、ヤツメウナギ、ウツセミカジカなども確認された。

 連合会の地域活力プランナーで米川ビワマスプロジェクトを進める田中省吾さん(72)は、自らたも網で稚魚を捕獲。「本当にうれしい。100年前の米川の姿が垣間見えたようだ。環境が良くなっているということに尽きる。ビワマスが遡上する川になっている」と期待と希望を膨らませている。

 今月21日には、曳山博物館横を流れる米川でビワマス稚魚の放流が予定されている。今回の発見は、米川がビワマスの生息環境として適している可能性を示すものとして関係者の期待を高めている。

 放流は午前10時から。現在、放流に参加する小学生と保護者20組を募集しており、申し込みは18日までhttps://logoform.jp/form/BJcW/1394981で受け付けている。

2026年3月10日

モネの名画、喫茶店の外壁に

画家・鈴木さん描く、没後100年で

 長浜市の大手門通り商店街にある喫茶店「コーヒー&ピザタイムこめか」の外壁で、印象派の画家クロード・モネの名作をモチーフにした壁画の制作が進んでいる。奇しくも今年はモネの没後100年。通りを行き交う人たちが足を止め、完成を楽しみに見守っている。

 制作しているのは、米原市小田の画家・鈴木清見さん(69)で、店の常連客でもある。作品は縦1・5㍍、横2・2㍍で、モネの代表作「散歩・日傘をさす女性」をモチーフにしている。今月6日から描き始め、今週中にも完成する見込み。

 壁には以前、空と丘の絵が描かれていたが、その上から思いのままにハケを動かして描き進めている。

 制作の様子を見ようと足を止める市民や観光客も多い。世界的に知られるモネの作品だけに、外国人観光客が動画を撮影する姿も見られる。

 鈴木さんは「印象派の作品なので、彩度を明るくし、柔らかな輪郭になるよう仕上げている。モネは有名なので、よく声をかけてもらいます」と話す。見物した人からは「華やかで春の微風が感じられる作品ですね」といった声も聞かれる。

 依頼した店主の坪居摩耶さん(46)はモネの大ファンで、飼っている猫の名前も「モネ」という。「商店街を行き来する人にモネの作品を楽しんでもらえれば」と話している。

2026年3月9日

農業事故と熱中症を防げ

農繁期前に農作業安全講習会

 田植えの春を前に、農作業中の事故や熱中症を防ぐための農作業安全講習会が7日、米原市長岡の農機販売会社「マルモト」の整備センターで開かれた。米原市や長浜市の農業従事者62人が参加し、実例に基づいた安全対策に耳を傾けた。

 講習では、ヤンマーアグリジャパン(守山市)の技術社員・早﨑徹さん(31)が登壇。2023年の農水省などの統計をもとに農業における死亡事故の深刻さを指摘した。就業10万人あたりの死亡者数は全産業平均が1・3人であるのに対し、農業は11・6人と約9倍に上るという。特に公道での大型農機による単独転倒・転落が死亡事故の約8割を占めるとして、安全走行の徹底を呼びかけた。

 マルモトの丸本眞佐雄社長は、農作業中の熱中症対策について解説。農水省の統計をもとに、昨年6月の熱中症による救急搬送者が前年比で倍増し、392人に上ったことを紹介した。湿度や輻射熱を加味した「暑さ指数(WBGT)」計測器の活用や、午後1時から4時の作業中止、空調服の利用などを推奨。また、厚労省が労働安全衛生規則を改正し、昨年6月から事業主に労働者への熱中症対策を義務化していることにも触れた。

 万一の事態に備え、氏名や緊急連絡先、持病、常用薬などを記したカードを首から下げておく「名刺ホルダー」の活用も紹介。「『自分は臆病だ』という慎重さこそが事故を防ぐ」と呼びかけた。

 このほか同社社員から、米原市内で昨年実際に起きた農機事故の事例も説明された。初めて参加した米原市の上平寺営農組合の丸本克弥さん(57)は「農作業での熱中症対策や安全講習を受ける機会がないのでありがたい。安全への意識を高めることは農業の近代化の一環だと感じた」と話していた。

2026年3月6日

「ひこにゃん彦福堂」オープン

世界遺産の祈念所 キャッスルロードに

 彦根城の世界遺産登録の祈念所「ひこにゃん彦福堂」がこのほど、夢京橋キャッスルロード沿いのホテル「HATAGO HIKОNE 別邸」に誕生した。来月10日には「わるにゃんこ彦福堂」もオープンする。

 同店を経営する一圓興産と、ひこにゃんの原作者のもへろんこと櫻井瑛さんが代表を務めるもへろんスタジオが、新たな観光スポットとして同店1階の中庭に設置。ひこにゃんは招き猫の誕生地とされる豪徳寺(東京都世田谷区)の招き猫伝説とつながりがあるため「招き猫のひこにゃんの招福パワーで世界遺産登録を招こう」との祈りを込めて、「にゃんにゃんにゃん」にちなんで222体の招き猫のひこにゃんとお堂が作られた。

 招き猫のひこにゃんは信楽焼で、祈念所のお堂は彦根仏壇、お堂の幕は近江上布といった、伝統工芸技術を採用しているのも特徴。ひこにゃんの生誕20周年の50日前と猫の日にちなんで、2月22日にオープンした。

 ひこにゃんファンら約200人が詰めかけたオープンセレモニーで、一圓泰成社長は「ここで世界遺産の登録に向けて祈念していただきたい。機運の盛り上がりにも貢献したい」とあいさつ。招き猫をテーマにしたダンスパフォーマンスが披露された後、参加者たちが手を合わせて祈っていた。

(滋賀彦根新聞)

2026年3月6日

浅見市長が2期目初登庁

「改革と対話」掲げ市政前進へ

 2月の長浜市長選で再選を果たした浅見宣義市長が5日、2期目の初登庁を迎えた。市役所1階の市民交流ロビーには職員や市議、支援者ら約150人が集まり、拍手で出迎えた。浅見市長は女性職員から花束を受け取り、笑顔で応えた。

 セレモニーで浅見市長は「本日から2期目が始まり、心を新たにしている」とあいさつ。1期目就任時に掲げた「前向きに何でもやりましょう」という呼びかけに触れ、「多くの事業、改革を進めることができた」と振り返り、職員らに感謝を述べた。

 2期目のキーワードには「改革と対話」を挙げた。少子高齢化や人口減少といった課題を見据え、「改革第2幕をこれまで以上のスピード感で進める」と強調。一方で「対話を通じて多様な意見を吸い上げ、意見が分かれる分野も丁寧に調整する」とし、「さまざまな意見をいただく中で、反省すべきこともある。そうしたことも皆さんとともに受け止めながら、私自身も成長していきたい」と語った。

 2月の市長選は「対話」を前面に掲げる新人に約4500票差に迫られる接戦となった。選挙戦の結果も踏まえ、改めて対話を重視する姿勢を示した形で、「対話を重ねながら改革を進めることを大きな柱として、市政運営にあたる」と語った。

 浅見市長は「市政が1期目以上に成長し、市民に『長浜市に住んでよかった』と感じてもらえるまちにしたい」と決意を述べ、「市役所のチーム力で長浜市を前へ進めよう」と呼びかけた。

2026年3月6日

びわサッカースポ少、滋賀の頂点に

U11県大会制す、7年ぶり関西大会出場へ

 びわサッカースポーツ少年団(びわSSS)が2月に行われた「SFA第49回U11サッカー選手権大会」(日刊スポーツ杯第32回関西小学生サッカー大会滋賀県大会、第10回JAバンク滋賀杯新人戦少年サッカー大会を兼ねる)で優勝し、滋賀の頂点に立った。各地区予選を勝ち抜いた32チームが集う県大会で、激戦を制しての快挙となった。

 1回戦は能登川フットボールクラブを4—2、2回戦は里東フットボールクラブブルーを3—1で撃破。準々決勝は里東フットボールクラブイエローと0—0で並び、PK戦を4—3で制した。準決勝はFCアドバンスに1—0で競り勝ち、決勝はSV ROHDIAとの接戦を2—1。先制後に追いつかれ延長戦にもつれ込む死闘をものにした。

 田辺彰太監督は「地区予選から試合を重ねるごとにチームが成長し、選手一人一人が持てる力を最大限に発揮してくれた。1回戦から決勝戦までどの試合もとても難しい試合となったが、選手たちはどのような状況でもしっかりと対応できた」と選手をたたえる。

 キャプテンの呉竹叶羽さんは「滋賀県チャンピオンになれてうれしい。前半は失点が多かったが、後半は少なくできた」と振り返り、「関西大会では自分たちの最大の力を出し切る」と力を込めた。GKの落合志龍選手も「自分のセーブで失点を減らして優勝できた。関西大会でも活躍したい」と意気込む。

 チームは今月21日から大阪府堺市内で開かれるフジパンカップ2026関西U11サッカー大会に7年ぶりに出場する。

 なお、2026年度からチーム名は「びわクラブ」に変更される。随時、選手を募集している。

 選手は次の皆さん。

 落合志龍(びわ南5)、北野歩(彦根市・平田5)、小野隼也(彦根市・河瀬5)、田中穂花(びわ北5)、水谷飛翔(長浜北5)、西尾羽琉人(北郷里5)、松山昊(速水5)、草野翔映(南郷里5)、河原林岳(南郷里5)、呉竹叶羽(南郷里5)、仁添陽斗(びわ南4)、澤田創太(虎姫学園4)。

2026年3月4日

空き店舗、分割利用で創業後押し

大通寺表参道にオムライス店とゲストハウス

 大通寺門前の表参道(元浜町)の一角に5日、オムライス専門店「洋食堂おむひこ」と、交流型宿泊施設「ゲストハウスミカタ」が同時オープンする。長浜商工会議所などが主導する中心市街地の空き店舗を活用した新たな創業支援の取り組みが実を結んだ形で、1物件を2事業者で分割利用する形での開業は、市内では珍しい試みという。

 中心市街地は、新型コロナウイルス禍からの回復や観光客の増加を背景に来街者数が持ち直しつつある。2026年の大河ドラマ「豊臣兄弟!」放送もあり、観光需要の高まりが期待される。一方で、人口減少や商店主の高齢化に伴う空き店舗増加が課題となっている。

 こうした中、第3セクターの長浜まちづくり、長浜商工会議所、市が連携し、不動産会社の協力を得て「空き店舗活用スタートアップ支援」を実施。面積の広い物件を2者で分割して借りることで、初期投資や家賃負担を抑え、創業しやすい環境を整えた。固定家賃を相場より低く設定し、売上高に応じた歩合家賃を組み合わせる仕組みで、軌道に乗るまで伴走支援する。

 物件は元居酒屋で、コロナ禍での撤退後、空き店舗となっていた。市街地を流れる米川に面し、川面を望む風情ある立地。

 1階に店を構えた「洋食堂おむひこ」は、高山保さんが移動販売で展開してきたオムライス専門店。2018年までの9年間、駅前通りで営業していたが閉店。23年から各地で移動販売車による出店を重ね、再起を模索してきた。観光客が多く訪れる通りでの再出発に「街歩き客の回遊促進と地域活性化につなげたい」と意気込む。

 一方、2階に客室を設けた「ゲストハウスミカタ」は、長浜市出身の早川康輝さんが開業する。学生時代に東南アジアなど11カ国を巡った経験から宿業を志し、東京都内のゲストハウスで運営全般を学んだ。ゲストハウスは素泊まり中心の手頃な宿泊拠点として整備し、「街と旅人、宿の三者がまた会いたくなる場の創出を目指したい」と話す。

 空き店舗対策と創業支援を兼ねた今回の取り組み。大通寺では北近江豊臣博覧会が開かれ、表参道は例年以上の人出でにぎわう。通りに新たな灯がともったことで、回遊性向上とさらなるにぎわい創出への期待が高まりそう。

2026年3月4日

長浜の2人、ジュニア五輪へ

桐畑さん、清水さん  大回転で代表切符

 第41回おじろジュニアスキーアルペン競技記録会兼近畿ブロックジュニアオリンピック選考会が2月23日、兵庫県のおじろスキー場で開かれ、長浜市内の中学生2人が大回転(ジャイアントスラローム)で入賞し、ジュニアオリンピック出場を決めた。

 出場を決めたのは、西田SSクラブ所属の桐畑莞爾さん(余呉小中9年)と清水達さん(浅井中1年)。近畿大会で桐畑さんが3位、清水さんが5位に入り、全国への切符をつかんだ。

 全国大会は24日から29日まで、北海道上士幌町のぬかびら源泉郷スキー場で開催。2人は大回転と回転の2種目に出場する。

 おじろの選考会のコースは距離約942㍍、標高差220㍍、最大斜度38・9%。急斜面と緩斜面が入り交じり、荒れた雪面にバランスを崩す選手も目立ったが、桐畑さんは1分52秒11、清水さんは1分56秒00で滑り切った。上体を低く保ちながらの安定したカービングターンが光った。

 桐畑さんは「全国中学校体育大会では思うような結果を残せなかった。今回は自分が納得できる成果を出したい」と雪辱を誓う。冬季五輪に滋賀県出身の中西凜さんが出場したことに触れ、「県内大会でお会いすることもあり、身近なところで偉大な先輩に刺激を受けた」と語った。スキー歴は10年。長野や岐阜でのレーシングキャンプや各大会への出場を重ねて技術を磨き、夏場は陸上トレーニングに励んでいる。

 清水さんは「一瞬も気を抜かず全力で滑り切り、上位を目指したい」と力を込める。冬季五輪で世界のトップ選手の攻める姿勢に刺激を受け、「大舞台で力を出し切れるよう日々練習している」と話す。スキー歴は9年。長野での合宿や週末の雪上トレーニングに励み、荒れた斜面でも安定したターンを刻めることが強みだ。

2026年3月3日

県内7人目の快挙 暗算十段に合格

米原の山本さん、24回目の挑戦で栄冠

 米原市大鹿の山本瞬正さん(16)=彦根東高1年=が、1月に実施された全国珠算教育連盟の暗算検定で最高位の十段に合格した。県内では7人目、米原市内では初の快挙となる。

 暗算検定は、掛け算、割り算、見取り算の3種目各40問を3分以内に解く。桁数は最大8桁、小数点以下第6位に及ぶ問題もあり、1問当たり平均4・5秒以内で解答しなければならない。1問5点で、全種目190点以上が合格基準という難関だ。

 山本さんは幼児期から数字に親しみ、小学校入学直前から米原市天満の鈴木珠算塾に通い始めた。入塾時に渡された九九のCDでほどなく暗記し、頭角を現した。小学6年で九段に合格したが、十段の壁は厚く、その後は2カ月に1度の検定に挑戦を重ねた。あと1問届かないこともあり、正答率に加えて解答の文字の丁寧さも課題となった。計算が合っていても、判読できなければ得点にならないためだ。

 それでも「受け続ければ合格できる」と自らを信じ、挑戦を継続。24回目で悲願を達成した。合格を知った瞬間は「うれしかった」と笑顔を見せる。

 高校ではクイズ研究部に所属。「そろばんで培った記憶力と集中力が、クイズや勉強にも生きている。続けてきて良かった」と話す。次の目標は全日本選手権で100位以内に入ること。昨年は324位だっただけに、「さらに上を目指したい」と前を向く。

2026年3月2日

近江鉄道が「ICOCA」導入

JRの乗降スムーズに、1日出発式

 近江鉄道で1日から、JR西日本のICOCA(イコカ)システムの導入が開始。初日に彦根駅で、三日月大造知事らが出席して出発式が開かれた。

 ICOCAは切符の機能を搭載したカードで、チャージして改札機にタッチするだけで乗車区間の運賃が自動的に精算される。近江鉄道線での導入によって、JR線からの乗り換えがスムーズになる。

 上下分離に合わせて同社と近江鉄道管理機構が導入に向けて準備。ICOCAのほか、サイト上で近江鉄道線の定期券や企画の乗車券を購入できる「iCONPASS」、近江鉄道線の運賃として3000円以上チャージした者に利用額の10%を付与する「WESTERポイント」、小学生の乗車一回の運賃が10円になる「こども用ICOCA」の導入も開始した。

 ICOCAなどの導入によって、紙の切符の販売が2月28日で終了したため、現金で乗車する場合は整理券での乗り降りとなる。障害者など特殊割引乗車券は係員のいる駅で紙の切符が継続して販売される。

 1日に彦根駅ホームで開かれた出発式には三日月知事やJR西日本京滋支社の財剛啓支社長、近江鉄道の藤井高明社長らが出席。知事は「スムーズなサービスの導入が始まりよかった。年代に合わせて、新たなサービスも開始または継続されることはとても心強い」とあいさつ。藤井社長は「6月には創立130周年を迎える。これからも利便性とサービスの向上に努めたい。ICOCAの導入を新たなスタートにしたい」と述べた。

 ICOCAのキャラクター「カモノハシのイコちゃん」と駅長がちゃこんも参加してのテープカットの後、事前応募のあった小学生9人がこども用ICOCAを使って改札をタッチする体験をして乗車して行った。

(滋賀彦根新聞)