五臓六腑にしみるご飯

長浜北小で、炊き出しプロジェクト

 「長浜で収穫された米を地域の子どもたちに」を合言葉に10年前から始まった「夢プロごはん」炊き出し。28日から、長浜北小を皮切りに始まり、児童たちが炊きたての新米に舌鼓を打った。

 このプロジェクトは開始当時の長浜北中PTAが「地産地消」の一環として、湖北産米のおいしさを地元の子どもたちに味わってもらおうと、始めたもの。当初は北中だけだったが、翌年からは長浜北小、神照小にも広まった。

 この日はJAレーク伊吹の協力で78㌔の新米コシヒカリが用意され、夢プロジェクト委員会のメンバーにより20個のガス釜で児童835人分のご飯が炊き上げられた。

 大釜はクラスごとに配られ、学校運営協議会の人たちが、ほかほかの御飯をしゃもじで椀に盛ると、待ちわびた児童たちからは「いいにおい」と歓声が上がっていた。

 2杯おかわりした朝日岳君(6年)は「粘り気があって、甘みもあり、五臓六腑にしみた」と喜び、同委員会の川北克彦委員長は「開始して11年目。まさに積小為大」と語っていた。なお、長浜北中は11月11日、神照小は14日にプロジェクトが実施される。

掲載日: 2020年10月29日