玄宮園の高橋で渡り初め式

修繕完了、クラファンで1500万円

 彦根市は架け替えをしていた玄宮園の高橋(たかばし)の工事を完了させた。経費をクラウドファンディングで募っていたため、1日の渡り初め式では支援者を招いてテープカットなどを実施した。

 玄宮園の高橋は、園内にあるいずれも江戸時代に建設された9つの橋のうち、鳳翔台と中島をつなげる長さ約9㍍×幅約2㍍の橋。前回の修復から約40年が経過し、橋脚やはり、手すり、床板などの部材が劣化していたため、昨年11月末から全体の架け替え工事を実施。事業費3434万円のうち約1505万円をクラウドファンディングで集めた。

 渡り初め式には、施工した克建の鳰克宏社長、設計した京都芸術大学日本庭園・歴史遺産研究センターの仲隆裕所長、クラファンの支援者約10人が出席。田島一成市長は「新しくなったという喜びだけでなく、一人ひとりの協力で作り上げ、次の世代に引き継ぐことができたことが意義深い」とあいさつ。支援者を代表し、ひこにゃんとのじゃんけんで勝った小室文相さん(53)=茨城県ひたちなか市=に、高橋の部材を使ったカッティングボードを返礼品として代表で進呈。その後、市長や小室さんらがテープカットをした後、参加者全員で渡り初めを行った。

 渡り初めをした市立城南小新4年の北沢栄一郎君(9)は「高橋は高くて、眺めがきれいだった。春休みのいい思い出になった」と話した。玄宮園では今後、龍臥橋の架け替え工事も2027年度以降に行われる予定。

(滋賀彦根新聞)

 

掲載日: 2026年04月03日