銃剣道、44年ぶり優勝

長浜北星の3人が栄冠、少年男子

 国民スポーツ大会の銃剣道競技が4、5日、高島市の新旭体育館で開かれ、少年男子の部で長浜北星高の生徒3人で構成する滋賀がびわこ国体以来44年ぶりの優勝を果たした。
 滋賀代表は潮見涼成選手、渡辺一徳選手、河﨑玲陽選手(いずれも長浜北星高2年)の3人。4日の1、2回戦を全勝で突破し、5日の準決勝で新潟を2対1、決勝で高知を2対1で破った。
 銃剣道は166㌢の「木銃」を持って相手と突き合う競技で、明治時代にフランスから伝来した西洋式銃剣術に、日本の槍術の心技や剣道の理論を合わせて近代スポーツとして成立した。相手の左胸や喉といった有効部位をめがけて槍のように突き込む技のスピードと正確さ、突きの鋭さが競われる。
 試合は1チーム3人の団体で対戦。5分間の3本勝負で、2本先取で勝利となる。44年前のびわこ国体でも高島市で実施され、当時は少年男子、成年男子ともに滋賀代表チームが優勝した。

掲載日: 2025年10月07日