県内7人目の快挙 暗算十段に合格

米原の山本さん、24回目の挑戦で栄冠

 米原市大鹿の山本瞬正さん(16)=彦根東高1年=が、1月に実施された全国珠算教育連盟の暗算検定で最高位の十段に合格した。県内では7人目、米原市内では初の快挙となる。

 暗算検定は、掛け算、割り算、見取り算の3種目各40問を3分以内に解く。桁数は最大8桁、小数点以下第6位に及ぶ問題もあり、1問当たり平均4・5秒以内で解答しなければならない。1問5点で、全種目190点以上が合格基準という難関だ。

 山本さんは幼児期から数字に親しみ、小学校入学直前から米原市天満の鈴木珠算塾に通い始めた。入塾時に渡された九九のCDでほどなく暗記し、頭角を現した。小学6年で九段に合格したが、十段の壁は厚く、その後は2カ月に1度の検定に挑戦を重ねた。あと1問届かないこともあり、正答率に加えて解答の文字の丁寧さも課題となった。計算が合っていても、判読できなければ得点にならないためだ。

 それでも「受け続ければ合格できる」と自らを信じ、挑戦を継続。24回目で悲願を達成した。合格を知った瞬間は「うれしかった」と笑顔を見せる。

 高校ではクイズ研究部に所属。「そろばんで培った記憶力と集中力が、クイズや勉強にも生きている。続けてきて良かった」と話す。次の目標は全日本選手権で100位以内に入ること。昨年は324位だっただけに、「さらに上を目指したい」と前を向く。

掲載日: 2026年03月03日