国スポ・ホッケーで滋賀3位

少年女子と成年男女の3部門

 米原市内で行われたホッケー競技では、滋賀代表チームが成年男子、成年女子、少年女子が3位、少年男子が5位の成績を残した。ホッケー競技はOSPホッケースタジアムと伊吹第1グラウンドを会場に、成年男女と少年男女の各部の滋賀代表と全国各地の地方代表の計10チームずつがトーナメント方式で戦った。

 成年男子は3位決定戦で福井代表を2対1で、少年女子は岩手代表を1対0で破って銅メダルを獲得。成年女子は奈良代表と1対1で両チームが3位となった。少年男子(伊吹高)は準々決勝で福井代表に0対4で敗れた。

 少年女子の堀江雅主将(伊吹高3年)は「優勝できず、悔しい。同じ伊吹高の少年男子が準々決勝で負けたので、余計に勝ちたかった。でも地元開催だったので、メダルを何とかとれてチームとしてはよかった」と安どの表情を見せた。また、得点を決めた山本鈴菜選手(伊吹高2年)は「自分の1点で勝利できてよかった。3年の先輩方はたのもしく、本当にいいチーム」と笑顔で語った。

柔道、成年・少年男子準V

 湖北THGツインアリーナで5日から7日まで行われた柔道競技では滋賀代表の女子が1試合も落とすことなく無失点で2年ぶりの優勝を果たしたのに続き、成年男子と少年男子も順調にトーナメントを勝ち進んだ。いずれも決勝戦で敗れ準優勝となった。特に少年男子の決勝は5人による対戦の結果、2対2の同点だったため代表選にもつれ込んでの惜敗だった。

 また、6日には寛仁親王妃信子さまがアリーナを訪れ、熱気に包まれた成年男子の試合を観覧された。

瀬古選手、走高跳3位

 県スポーツ協会所属で、長浜市を拠点に活動する陸上スクール「FAAS T&F」の特別コーチを務める瀬古優斗選手は陸上・男子走高跳で2㍍26を跳び3位に入賞した。

 瀬古選手は8月、日本歴代2位タイとなる2㍍33を跳び、9月には東京世界陸上に出場するなど今年、大きく飛躍した。「地元の方々の温かい応援を肌で感じることができた」と国スポを振り返り、「東京世界陸上では10位という結果に終わったが、2年後の北京世界陸上でメダルを獲るために、今回の国スポで予選・決勝の2日間を経験できたのは大きな収穫」と話した。

掲載日: 2025年10月08日