2026年2月10日

湖北児童生徒書き初め展

力作1150点ずらり、長浜文芸会館で

 湖北児童生徒書き初め展が、長浜文芸会館で開かれている。

 長浜、米原の全小中学校の児童・生徒が出品した作品の中から、各校が選抜した優秀作品1150点を展示。「不動心」「瑞慶」「希望」「筆心」「えび」「うま」など、子どもたちが思い思いの文字を力強く書き、特選に17点、準特選に229点が選ばれた。

 審査にあたった県書道協会の押谷達彦副理事長は「選ばれた作品は、毛筆ならではのにじみやかすれ、線の強弱、太細に工夫が見られ、個性を発揮しているものばかり。丁寧に鑑賞してほしい」と呼びかけている。午前9時から午後5時、15日まで。期間中は無休。

 特選に輝いたのは次の皆さん。

 山岡悠人(田根小2)、梅本暖(長浜南小3)、北澤啓太(古保利小3)、西嶋那奈(朝日小4)、八木結華(朝日小4)、香水朝陽(長浜北小5)、小谷芽生(長浜南小5)、中川愛徠(長浜南小6)、小川澄乃(朝日小6)、伊吹悠(余呉小中6)、西村洸葵(長浜北中1)、木寺結香(米原中1)、髙山イチカ(長浜北中2)、北村茅生(双葉中2)、前川大智(長浜南中3)、大谷星楽(湖北中3)、北原雫月(余呉小中9)。

2026年2月10日

関西アンサンブルへ健闘誓う

浅井中の打楽器四重奏、滋賀代表で出場

 浅井中学校吹奏楽部の4人が11日に奈良県橿原市の橿原文化会館で開かれる第52回関西アンサンブルコンテスト(関西吹奏楽連盟など主催)に滋賀代表として出場する。4日、長浜市役所で開かれた壮行会に臨んだ。

 コンテストに出場するのは打楽器四重奏の津波留佳さん(2年)、橋本舞さん(2年)、橋本咲さん(2年)、北田優菜さん(1年)。県内各地区の代表45校が出場した県大会で金賞を受賞し、関西大会への出場権を獲得した。

 壮行会では出場者が紹介された後、織田恭淳教育長が「県大会での金賞は技術の高さだけでなく、積み重ねてきた努力、互いを信じて音を重ねてきた時間が確かな形となって評価された結果」と述べ、「関西大会では一音一音、一瞬一瞬を信じ、音で会話する楽しさを存分に表現してほしい」と激励した。

 出場者を代表して決意表明した津波さんは昨年の県大会で県代表を逃した悔しさに触れ、「その思いをバネに練習に取り組み、目標だった県代表を取ることができた」と振り返った。その上で「先生方や部員、講師の先生、地域の皆さん、家族の支えがあったからこそ。感謝を忘れず、関西大会では金賞を目指して頑張りたい」と力強く語った。

2026年2月10日

【私の視点】4500票差が示したもの

 8日に行われた長浜市長選は、現職の浅見宣義氏が再選を果たした。しかし、その結果は快勝とは程遠いものだった。高い知名度と、高支持率の高市政権下の自民党の組織力を背景に戦った現職が、知名度も後ろ盾となる大きな組織も持たない新人・松本長治氏に4500票差まで迫られた事実は、重く受け止める必要がある。

 松本氏の立候補は、従来型の選挙とは趣を異にしていた。市政運営の在り方に疑問や不満を抱く市民の声に背中を押される形での挑戦だった。いわば、市民の違和感が形を持った選挙だったと言える。

 そうした市民に向けられた浅見氏の選挙期間中の発言は、結果として溝を深めた面が否めない。現職市長による「気に食わない人たちがさんざん反対してきた」「長浜の人はそんなに愚かではない」「私の言ったことを理解している良識ある人はこちらに来ている」といった言葉は、支持・不支持の線引きを強め、不満を抱きながらも市を思う市民の心を傷つけた。市を二分する激戦となった背景には、政策論争だけでなく、そうした姿勢への反発もあったのではないか。

 当選会場での県議らの「苦言」は、決して偶然ではない。勝利の喜びの陰で、分断への危機感を抱いていることの表れだろう。

 市民は選挙を通じて、浅見市政2期目を選択した。それは白紙委任ではない。むしろ、「この結果をどう受け止め、どう変わるのか」を厳しく問う選択だったと見るべきだろう。

 浅見氏は「裁判官時代、人と人を和解させるのが得意だった」と語っている。真価が問われるのは、まさにこれからだ。市民や市職員の異なる意見、異論に耳を傾け、合意を探る姿勢が示されるかどうか。忍耐と粘り、他者を慮る市政運営ができるかどうかに、2期目の評価はかかっている。でなければ病院再編など実現しようがない。

 4500票差は、勝利の証であると同時に警鐘でもある。その意味をどう受け止めるのか。市民はこれからも、浅見市政を見つめ続ける。

(押谷洋司)

2026年2月10日

現職・浅見氏が激戦制す

長浜市長選、「大改革2幕で成果上げる」

 任期満了に伴う長浜市長選は8日投開票され、現職の浅見宣義氏(66)=自民推薦=が2万9273票を獲得し、新人で元市議の松本長治氏(58)を4500票差で破り、2選を果たした。

 選挙戦は、1期4年の浅見市政の評価を最大の争点として展開された。浅見氏は「長浜大改革第2幕」をキャッチフレーズに市政継続への支持を訴え、松本氏は市民との対話を重視し、隠し事のない市政の実現を掲げて追い上げを図った。現職としての知名度と自民党の組織力を背景にした浅見陣営に対し、松本陣営は市民主体の草の根運動で挑み、選挙戦は終盤まで熾烈な展開となった。

 衆院選の開票終了後に始まった市長選の開票は、選挙管理委員会の当初の予定より遅れ、決着がついたのは9日午前2時25分。宮司町の浅見氏の事務所では、支援者が固唾をのんで開票の行方を見守り、当選が確実となると大きな拍手が起こった。

 浅見氏は「皆さんのお支えがあって2期目を迎えることができ、感謝しかない」と謝意を述べ、「厳しい戦いだった。自分の至らなさを感じつつ、皆さんに支えていただいた。市民の皆さんにお礼を申し上げ、2期目に向けて心新たにしている」と語った。続けて「1期目はいろいろな意見があったが、丁寧に対応しながら2期目を進めていきたい」と抱負を述べた。

 懸案となっている病院再建・再編については「病院を守るだけでなく市の財政も守る。時間は限られており、スピードアップして進めたい」と強調。湖北病院の改築についても「過疎地域を担当する病院として必ず改築しなければならない。財源をきっちり手当てできるようにしたい」と述べた。

 市民に向けては「長浜大改革を支持していただいた結果だと思う。第2幕で成果を上げたい」と話した上で、「いろいろな意見に丁寧に対応し、異なる意見を切り捨てることなくケアをしながら改革を進めていきたい。長浜全体が発展できる改革を皆さんにお約束したい」と決意を示した。

 市長選は市を二分する激しい選挙戦となった。選対本部長の川島隆二県議は「非常に厳しい選挙だった。相手候補の松本さんも自らの思いをぶつけ、長浜の未来のためにお互いに良い選挙戦だった」と振り返り、浅見氏には「相手に敬意を持ってこれからの長浜大改革第2幕を進めてほしい」「分断を生まないため、謙虚にいろんな人の話を聞きながら頑張ってもらいたい」と注文を付けつつ、2期目へのエールを送った。

 上野賢一郎厚生労働大臣も「選挙戦で訴えたことをしっかり実現してほしい。国政の立場からも応援する」と述べ、「いろんな声があるのも事実。こうした厳しい選挙戦だったことをふまえ、さらに進化した第2幕にしてほしい」と語った。

 一方、敗れた松本氏は「選挙戦を通じて言うべきことを言えた。これも支えて下さった皆さんのおかげ。選挙期間中、長浜市を良くしたいという志をたくさん感じることができ、うれしかった」と振り返り、再選を決めた浅見氏に対しては「市民や職員の声を聞き、心にその声を含みながら市政を運営していただければ」と話している。

 有権者数は9万0799人、投票者数は5万4756人で、投票率は60・30%。前回選挙を7・54ポイント上回った。

2026年2月10日

厚労大臣・上野氏7選

衆院選 滋賀2区、中道、維新に大差

 第51回衆院選は8日、投開票が行われ、滋賀2区(長浜市、米原市、彦根市、近江八幡市、東近江市など)では、自民党前職で厚生労働大臣の上野賢一郎氏(60)が14万1853票を獲得し、7回目の当選を果たした。

 中道改革連合の新人で前米原市長の平尾道雄氏(75)は4万7132票、日本維新の会新人で元新聞記者の岡屋京佑氏(33)は4万6898票だった。

 公明党との連立解消、維新との直接対決というこれまでにない構図の中で行われた選挙戦。上野氏は高市政権の閣僚として県外応援を並行しながらも、地元で積み重ねてきた実績を武器に、安定した支持を固めた。

 午後8時、当選確実の一報が入ると、北ビワコホテルグラツィエに集まった党関係者や支援者から大きな拍手が沸き起こった。上野氏は深々と頭を下げ、「寒い中、本当に皆さんのおかげで当選することができた。心から感謝申し上げたい」と謝意を述べた。

 選挙戦については「これまでは自公連立で戦ってきたが、今回は公明党と別の形となり、維新とは選挙で戦うことになった。様相の異なる選挙戦だった」と振り返った。

 閣僚としての立場にも触れ、「他県への応援に回ることも多く、警護対象という制約もあった。地元の皆さんにはさまざまなご負担をおかけした」と話した。

 自民党が議席を伸ばした今回の結果については、「高市総理のリーダーシップや政策実現、実行力が国民の皆さんに評価された」と分析。「高市総理への国民からの後押しが自民党全体への後押しになった」と述べた。

 一方で、「これだけの支持をいただいたからこそ、決しておごることなく、国民の皆様に丁寧な説明を続けることが肝要だ」と自戒を込めた。

 2005年の「郵政選挙」での大勝、09年の「政権交代」を振り返り、「勝って兜の緒を締めるという言葉の通り、新たな出発として、より強い使命感を持ち、皆さんの期待にしっかり応えられるよう努力と研鑽を積んでいく」と7期目への決意を語った。

 今後、特に力を入れたいテーマとして挙げたのが医療・介護分野。「閣僚として3カ月余りだが、医療や介護の現場は非常に厳しい状況にある。現場をしっかり応援したい」と意欲を示した。また、「今年は彦根城の世界遺産登録が正念場になる」と述べ、「彦根お城トンネルや米原バイパス、多賀スマートインターチェンジで一定の成果を上げてきた。この流れをつなぎ、国道8号彦根バイパスや名神名阪連絡道路の整備、姉川や高時川などの河川改修に引き続き取り組む」と語った。

 2区の当日の有権者数は42万7540人、投票者数は24万1467人。投票率は56・48%で前回より2・44ポイント上昇した。

「日本の将来不安」中道・平尾氏

 平尾氏は敗因について「この時期に選挙が行われるとは思っておらず、準備不足のまま選挙戦に入ってしまった。まったく無防備な状態だった」と説明。高市政権の圧勝に「まったく理解できない。高市首相に政治家としての手腕や判断力などがあるとは思わない。あのような人がリーダーでは日本の将来は本当に不安」と述べた。

「手ごたえあった」維新・岡屋氏

 岡屋氏は「昨年夏の参院選と比べて、手ごたえがあった。日に日に、支持が上がっている感覚があった」と説明。敗因については「全国的な結果の通り、高市政権への高評価が滋賀2区でも出たのだろう」と分析した。

2026年2月6日

一騎打ちに有権者の審判

継続か刷新か、市長選8日投開票

 任期満了に伴う長浜市長選は8日、投開票を迎える。現職の浅見宣義候補(66)と、元市議で新人の松本長治候補(58)が、市政の「継続」と「刷新」を掲げ、熾烈な一騎打ちを繰り広げている。

 選挙戦は、浅見市政1期4年の評価を軸に展開。両候補は病院再編や湖北病院の改築、企業誘致、公共施設整備、子育て政策、訴訟問題など、多岐にわたる市政課題を取り上げ、有権者に支持を訴えている。

 現職としての知名度と、自民党の推薦による組織力を背景に再選を目指す浅見候補に対し、「市民党」を掲げる松本候補が手づくりの選挙で挑む構図。個人演説会はいずれの会場も熱気に包まれ、候補者は市政への思いを熱っぽく語り、支持者の共感を集めている。

 浅見候補は、1期4年で進めてきた「長浜大改革」の成果を強調し、改革の「第2幕」への挑戦を訴える。懸案となっている湖北病院の改築については、「速やかに建て替える。責任をもってやる」と約束している。

 一方の松本候補は、「隠し事のない市政を」「税金の無駄遣いはしない」と訴え、「皆さんと対話しながら問題を解決していきたい」と語る。湖北病院は「即時、建て替える」としている。

 

 

3氏の激戦、最後の訴え 与野党対決の衆院選滋賀2区

 衆院選も8日に投開票を迎える。滋賀2区(長浜市、米原市、彦根市、近江八幡市、東近江市など)は、日本維新の会新人で元新聞記者の岡屋京佑候補(33)、自民党前職で厚生労働大臣の上野賢一郎候補(60)、中道改革連合の新人で前米原市長の平尾道雄候補(75)の三つ巴となっている。

 1議席をめぐって与党候補2人に野党候補1人が挑戦する異例の構図。圧倒的な知名度と組織力をバックに7選を目指す上野候補が高市内閣の高支持率も受けて安定した戦い。それを追う平尾候補や岡屋候補がどこまで肉薄するのか、並列立候補する比例代表での復活当選も視野に入れた戦いが注目される。

 岡屋候補は「現役世代の社会保険料の負担が年々増している」「医療や年金の制度が将来的に破綻する恐れがある」と社会保障制度改革を進める必要性を強調。「改革を進めるための連立政権の信を問うのが今回の選挙だ」と訴えている。

 上野候補は厚労大臣として診療報酬改定や介護報酬の改善などの実績をアピール。高市内閣の下、AIや半導体、創薬分野への積極財政を進める考えを示しながら、食料品の消費税ゼロや社会保険料の負担軽減の検討も訴える。

 平尾候補は政治とカネの問題、衆院解散の大義などをめぐって高市政権を批判し、「家計ファースト」「暮らしに安心を」と弱者に寄り添った政治を呼びかける。「人を大事にする人間中心の中道政治」の実現へ向け、有権者に支持を訴えている。

 

 

共通投票所は37カ所

午後10時から開票速報、大勢判明は深夜

 

 長浜市長選と衆院選の投票は8日午前7時から午後8時まで実施される。市内の共通投票所は37カ所で、長浜地区14、浅井地区5、びわ地区2、虎姫地区1、湖北地区3、高月地区4、木之本地区4、余呉地区2、西浅井地区2となっている。このうちイオン長浜店の共通投票所は午前10時から午後8時までの開設となる。

 投票状況は、午前10時、11時、午後2時、4時、6時、7時半、そして午後8時の確定値が速報として、市のホームページで公表される。1月31日現在の選挙人名簿登録者数は9万1427人。

 開票は午後9時15分から、市民体育館で行われる。衆院選小選挙区と市長選挙の開票速報は、午後10時、11時、その後は30分ごとに発表される予定で、比例代表選は確定結果のみ公表される。

 確定時刻の目安は、小選挙区が午後11時半、比例代表が9日午前0時半、市長選が午前1時半とされている。

2026年2月6日

秀長、令和の長浜に降臨

博覧会関連企画「小一郎デー」毎月開催へ

 NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」を契機に始まった「北近江豊臣博覧会」のオープニングイベント「第1回小一郎デー」が1日、曳山博物館で開かれた。演劇と解説、音楽、講談を融合させた構成で、約80人の来場者が羽柴秀長とともに “時空を超える”ひとときを楽しんだ。

 イベントは、博覧会実行委員会と曳山博物館、市民団体「小一郎和楽の会」が企画。秀長の通称「小一郎」にちなんで名付けた「小一郎デー」は、秀長を通して長浜の歴史や文化の魅力を伝えようと設けられ、毎月1回程度、市街地で開催を計画し、今回はその第1弾となった。

 この日は、戦国時代から2026年の長浜にタイムスリップした羽柴秀長が、時空案内人から出されるクイズに全問正解すれば元の時代へ戻れるという設定で物語が進行。甲冑姿の秀長役を磯崎真一さんが演じ、来場者も挙手で参加した。

 岩田澪奈学芸員による「長浜曳山と曳山まつり」の解説では、曳山まつりの原型が、秀吉が長浜八幡宮の秋祭りを城下町で行わせた武者行列にあることを紹介。曳山の舞台で子どもが歌舞伎を演じる現在の姿に、秀長は「兄者と某がつくった町が、これほど見事に発展したとは。嬉しいことよ」と感慨深げに語った。

 講談師・旭堂南風さんによる新作講談「羽柴兄弟と長浜」では、織田信長が秀吉を「はげ鼠」と呼んでいた逸話が語られ、この場のクイズでは、後世に「猿」というあだ名で親しまれるようになった経緯も語られ、会場は笑いに包まれた。秀長も「兄者らしい」と苦笑し、観客の共感を誘った。

 また、長浜小学校合唱団が「花は咲く」など3曲を披露。秀長は涙をぬぐいながら「美しい歌声だの。皆の声に感動した!令和とは、良き時代じゃな」と感動をあらわにした。

 最後は賤ケ岳合戦に関するクイズが出され、秀長が本陣を置いた山を問う場面も。観客の助けを借りて正解の「田上山」を選び、「皆のもの、今年一年、某と兄者の物語を楽しんでくれ」と呼びかけ、戦国時代へと帰っていった。

 演劇仕立てで歴史を体感するこの催しは、博覧会の幕開けにふさわしい盛り上がりを見せた。次回の「小一郎デー」は3月1日に開催予定。

2026年2月5日

甲子園で「新しい近江高の野球を」

センバツ8回目出場 選手ら喜び爆発

 春の選抜高校野球大会(センバツ)の出場校を決める選考委員会が1月30日に行われ、滋賀から近江高と滋賀学園高が選ばれた。HPLベースボールパーク野球場(彦根球場)で待機していた近江の選手たちは発表後、喜びの表情を見せていた。近江のセンバツ出場は2年ぶり8回目。

 近江の選手たちは1日に校内で入試が行われるため、学校近くの彦根球場で待機。近畿の5枠目で「近江高校」と呼ばれると、三塁側ベンチに座っていた選手たちは抱き合って喜びを爆発させた。

 伊東洋校長は「これから新しい近江の野球を見せてくれると信じている」と激励。小森博之監督は「感謝の気持ちと選ばれたことを力に変えられるよう、日々精進してほしい。そして、颯爽はつらつと『近江野球ここにあり』の気持ちを全員が持って頑張ってください」と鼓舞した。またインタビューの中で小森監督は「今まで指導していただいた前監督の多賀章仁先生(総合監督)に恩返しができるようなプレーを甲子園で見せたい」と述べた。

 杉本翔吾主将(2年)は「すごくうれしい気持ちと感謝の思いがある。相手に向かっていく近江の野球を甲子園では見せ、先輩たちの思いを背負いながらプレーしたい」と意気込みを語った。エースで最速148㌔を投げる右腕の上田健介投手(2年)は「チームの勝利に貢献できるピッチングで、1試合でも多く勝ちたい。けがをしないようセンバツまでにフォームを固めたい」と話した。

 今年の近江は上田投手や高校通算26本塁打で強肩捕手の杉本主将をはじめ、中学時代にシニア日本代表の経験がある堅守の遊撃手の吉田大翼選手(2年)や強打の4番打者の箕浦太士選手(2年)らをそろえている。

 センバツは3月19日から13日間、阪神甲子園球場で開かれる。組み合わせ抽選会は3月6日にある。

(滋賀彦根新聞)

2026年2月4日

北近江豊臣博覧会、開幕

白石さん、倉沢さん参加し、大通寺門前でセレモニー

 NHKの大河ドラマ「豊臣兄弟!」の放送を契機に、北近江の魅力を全国に発信する「北近江豊臣博覧会」が1日、開幕した。大通寺門前では、博覧会の中核施設となる「北近江長浜大河ドラマ館」のオープニングセレモニーが行われ、ドラマに出演中の俳優・白石聖さん、倉沢杏菜さんがテープカットに参加し、開幕に花を添えた。

 羽柴秀長の幼なじみ「直」を演じる白石さんは、初の大河ドラマ出演について「日本の由緒あるドラマ作品に出演でき、感慨深く、身の引き締まる思い」と語った。長浜の印象については「兄弟にとっても家族にとっても飛躍の場所。歴史の息遣いを感じることができる素敵なまち」と話した。

 秀吉・秀長兄弟の妹「あさひ」を演じる倉沢さんは、大河ドラマ「光る君へ」に続いて2作目の出演。オーディションを経て役を射止めたといい、「これまでそうそうたる方々が演じてこられた役で、自分に務まるのか不安もあったが、素敵なキャストやスタッフの皆さんと『豊臣兄弟!』に参加でき、とてもうれしい」と語った。長浜については「歴史を感じられる街並みが今も残っており、長浜城からの眺めも良い」と笑顔を見せた。

 2人は式典終了後、人力車に乗って市街地を巡り、豊国神社では餅まきも行った。

 博覧会の主会場となる展示施設は、市内3エリアに設けられる。長浜城下町エリアの「北近江長浜大河ドラマ館」では、番組で使用された衣装や小道具、映像展示などを通じて、秀吉・秀長兄弟の歩みを紹介。浅井・小谷城下町エリアの「義と絆館」では、浅井三姉妹や国友鉄砲など、戦国期の北近江の歴史を体感できる内容となっている。4月からは賤ヶ岳合戦エリアも順次開幕する予定。

 11日までは市民向けの無料デーを実施しており、市内在住を確認できる本人確認証を提示すれば、「北近江長浜大河ドラマ館」と「義と絆館」に無料で入館できる。

 主催の博覧会実行委員会副会長の塚田益司・長浜商工会議所会頭は「長浜は秀吉が初めて城持ちとなり築いた町で、城下町、商業の町として発展してきた。博覧会を通じて、多くの方に長浜の歴史や地域の資産を楽しんでほしい」と期待を込めた。また、1996年の秀吉博覧会で市内が大いににぎわったことを振り返り、「広域化した現在の長浜市で、浅井や余呉など各地域に会場を広げ、地域の力を合わせて成功させたい」と話した。

2026年2月3日

個人演説会、熱こもる訴え

長浜市長選、浅見、松本両候補

 長浜市長選は、現職の浅見宣義候補(66)と新人の松本長治候補(58)が、市内各地で個人演説会を重ね、支持を訴えている。会場では、市政の行方を左右する病院問題や地域振興策などを巡り、両候補がそれぞれの立場から熱のこもった訴えを展開。市政の「継続」か「刷新」かが問われる選挙戦は、中盤に差し掛かり、論戦の熱を増している。

 

 

長浜を前に進める戦い 浅見宣義候補

 

 浅見候補は「この選挙は、長浜を前に進めるのか、それとも後戻りするのかの戦い」と述べ、「長浜大改革の第2幕として、市を前に進めなければならない」と強調した。

 市政課題として、市立病院の経営悪化を挙げ、「売上が落ち、赤字が増えている病院は再建・再編しなければならない」と指摘したほか、「黒壁を再建して中心市街地を活性化させなければならない」「人口減少が著しい北部地域をどう振興するのかも大きな課題だ」と述べた。その上で、「私はこれらすべてに手を付けてきた」と語り、「古い体質を超えてまちを大改革しなければ、長浜は前に進まない」と力を込めた。

 一方で、「そのことに反対し、気に食わない人たちがさんざん反対してきた」と述べ、「前の選挙のしこりが明らかに残っている」と指摘。「なんと情けないことか。元に戻したいのか」と強い言葉で批判した。

 その上で、「長浜の人はそんなに愚かではない。私の言ったことを理解している良識ある人はこちらに来ている。ところがそれが分からない人たちは、残念ながらまた同じ選挙をしようとしている」と述べた。

 市が係争中の約14億円の損害賠償請求訴訟を巡り、副議長がインターネット番組「びわモニ」で市を誹謗中傷するような発言をしたと言及し、「内容は大嘘だった」と断じた。「抗議書をびわモニ、副議長、議長に送った結果、9日後に全面撤回と謝罪があった」と説明し、「こんな言動を副議長がして14億円訴訟でごちゃごちゃと市を批判するのは、明らかに利敵行為。市に対する名誉毀損で、市の訴訟活動に反するもの」と厳しく批判した。その上で、「市と議会が信頼関係を持って相手に対抗することが何より大切」と述べた。

 「今回の選挙は、前の流れに戻すのか、それとも難しい問題を乗り越えて明るい未来を目指すのかを問う戦いだ」と強調。「未来像がなく、既得権益にこだわり、現状を変えたくない。そういう人たちに長浜を任せるわけにはいかない」と訴えた。

(1日、高月コミュニティセンター)

 

 

病院職員へ、ねぎらいの心を 松本長治候補

 

 冒頭、家族連れの参加者に目を向け、「きょうはうれしいことがある。これまで130回を超える対話の会や講演会を開いてきたが、きょうは生後4カ月の子どもが来てくれた。最年少です」と語り、会場を和ませた。

 市立病院を巡っては、「私たちの命と健康を守っていただいている病院に対し、この4年間はひどかった」と述べ、病院再編議論や経営改善の過程で現場の職員が翻弄されている現状を指摘。「一生懸命、患者さんに向き合い、コロナ禍でも命を張って働いていただいた方々には、しっかりとしたねぎらいの言葉と心が必要だ」と強調した。

 病院再編の進め方については、「急激な変化はみんなを不幸にし、市民を巻き添えにする」とし、「病院同士が互いに助け合いながらやっていくしかない。病院のことは私が解決するので安心してほしい」と述べた。

 湖北病院の改築を巡っては、「設計が終わっているのに建設が始まっていない。設計で既に約3億円を使っている。入札をかければすぐに建設が始まるのに、何も進んでいない」と現状を批判し、早期の改築に取り組む考えを示した。

 また、市職員のモチベーションや組織運営にも言及し、事務ミスが相次いでいることを挙げて、「ミスだけでなく、金銭的にも大きな損失が出ている。問題は、リーダーが責任を取るという覚悟を持っていないことだ」と訴えた。

 さらに、市民の思いや願いを書き留めたという「青いノート」を手に、「少しずつ分かってきたことがある」と前置きし、伊香、東浅井地域について「市民協働が弱くなっている」と分析。「地域の課題や文化、歴史を地域で支える市民協働の担い手が、北部へ行くほど少なくなっている。自治会長をしながら地域協働も担っており、これでは疲弊してしまう」と述べた。

 その上で、「市民協働センターを伊香と東浅井地域につくり、市民協働や市民活動を支えていきたい」とし、地域力の底上げに取り組む姿勢を示した。

(2日、JA北びわこ浅井支店)

2026年2月3日

坂口志文氏に名誉市民称号

リュートプラザで授与式と記念講演

 長浜市は、ノーベル生理学・医学賞を受賞した大阪大学特別栄誉教授の坂口志文氏(75)に名誉市民の称号を贈った。授与式は1月31日、リュートプラザで開かれ、市民ら約350人が出席し、古里が生んだ世界的科学者の功績をたたえた。

 坂口氏は浅見宣義市長から名誉市民証を受け取り、「長浜の自然の中で育ったことが、自分の研究にも良い影響を与えたと思っている。ここで生まれ育ったことに感謝している。このような形で称号をいただき、うれしい」と喜びを語った。

 続いて開かれた記念講演会で、坂口氏は「科学研究者としての50年を振り返って」と題して講演。自宅で浪人生活を送った「宅浪」時代に、自分で考える習慣が身に付いたと振り返ったほか、免疫反応の仕組みや、免疫反応を抑制する制御性T細胞の発見に至るまでの苦労、その研究成果の活用の展望などを紹介した。

 講演の終盤では若者へのメッセージとして「何事も時間がかかる」と強調。運動をして身体を鍛えるように、頭を鍛える▽自分を納得させるために研究(勉強)をする▽問題に慣れ、知識を消化するには時間がかかる▽自分の頭の中に自分独自の(情報をキャッチする)網を作る▽物事に疑問を持つには力がいる。疑問を問題に練り上げるにはもっと力がいる▽どんな時にも楽天的であることが大切—などと説いた。

 会場の中学生からの質問にも丁寧に答えた。「中学生時代の勉強方法を教えてほしい」との問いには、「あまり勉強せず親に怒られていた。3年生の夏休みに一念発起して勉強したが、9月の模擬試験がまあまあの成績で勉強をまたやめた」と笑いを交えながら、「勉強すべき時に勉強し、それ以外の時はいろいろなことを楽しめばよい」と助言した。

 「研究者になっていなかったらどんな職業に就いていたか」との質問には、「芸術家になりたかった。趣味で面白いことをするために、まずは田舎の医者になっていたかもしれない」と語った。

2026年2月2日

市長選告示 継続か刷新か

現職・浅見、新人・松本の一騎打ち

 任期満了に伴う長浜市長選は1日告示され、2期目を目指す現職の浅見宣義氏(66)=自民推薦=と、新人で元市議の松本長治氏(58)の2人が立候補した。

 市政の「継続」「刷新」を問う選挙で、市立病院の経営再建や湖北病院の改築、病院・診療科の再編など、人口減少が進む中で地域医療をどう守るかが最大の争点となる。

 浅見陣営は推薦を受ける自民党組織を生かした選挙戦を展開。連日4会場で個人演説会を設定するなど、現職の知名度と組織力を前面に出した戦いを進める。市議会会派「新しい風」の7人も支援する。

 松本陣営は「市民党」を掲げる。強固な支持組織はなく草の根的な手づくり選挙で、ゆるやかな支持の広がりに期待する。市議会会派「恵風会」「つなぐ長浜」の7人が支え、自民党市議3人も含まれる。

 衆院選と同日の8日に投開票される。1月31日現在の選挙人名簿登録者数は9万1427人。

 

長浜大改革の第2幕を 浅見宣義候補

 

 浅見宣義候補は宮司町の選挙事務所前で第一声。4年間の市政運営を振り返りながら「長浜大改革第2幕」を掲げ、続投への支持を呼びかけた。

 浅見候補は、雪の降る中で集まった支持者に感謝を述べ、「4年前の市長選も雪が降りしきる中、市内を走った。この雪は幸運の雪。雪に負けず長浜を駆け抜けたい」と決意を表明。4年前に故郷・長浜に戻り、「人口減少に負けず町を再生させたい」との思いで市長選に挑んだ経緯を振り返った。

 1期目の4年間について「働いて、働いて、働いてきた」と語り、「教育改革やお祭りの改革、産業分野での新たな取り組みなど、いろんな改革に取り組んできた」と実績を強調。一方で、「改革は抵抗を受けるもの」と述べ、市政運営の中でいろんな抵抗を受けたとしながらも、「人を憎まず、人を愛し、いろんな人と話し合いながら政策を立て、実行してきた」と語った。

 その上で、「まだ種をまいた段階の政策も多く、2期目で刈り取らせてほしい」と訴え、長浜大改革の継続に理解を求めた。元市職員から「市政を後戻りさせてはいけない」と助言を受けたエピソードも紹介し、「自分の進めてきた改革は間違っていないと確信した」と述べた。

 また、国政との連携にも言及し、高市内閣が掲げる積極的な財政運営の下で市政を進めたいと強調。病院改革に必要な財源確保に触れ、上野賢一郎厚労大臣と一緒に病院改革をさらに進めると語った。

 最後は、「これから7日間の選挙戦を戦っていく。長浜大改革第2幕をよろしくお願いします」と締めくくり、支持を呼び掛けた。

 出発式冒頭でマイクを握った川島隆二県議は「浅見さんの長浜大改革の第2幕を開ける市長選。1期4年で全部ができるわけではない。いろいろと種をまいてきた。その種を咲かすのが2期目。この2期目をどうやっていくのか、そこに浅見さんの真価が問われる。皆さんの手でもう一度上げていただき、長浜大改革を進める原動力を与えてもらいたい」と支持を呼びかけた。

 

隠し事のない市政を 松本長治候補

 

 松本長治候補は豊国神社の境内で第一声。市政運営に向けた三つの柱として「医療の維持」「税金の適正な使い方」「クリーンで開かれた市政」の実現を掲げた。

 このうち医療を巡っては、3病院の再編問題で市内が「二分した」と指摘し、「病院はあって当たり前だが、そこで働く医療従事者は命を懸けて市民を支えてきた」と強調。新型コロナウイルス禍で尽力した医師や医療関係者への敬意を示し、「長浜病院も日赤もセフィロト病院も湖北病院も、しっかりと長浜市が支え、市民、県民の命と健康を守る」と訴えた。

 二つ目の柱には財政運営を挙げ、「大変無駄なお金が使われてきた。使われたのは全て市民の税金だ」と批判。また、小谷城戦国体験ミュージアムの整備計画については「確かにいいものだが、今の計画のまま建てたら本当の意味で無駄になる」として、計画の見直しに言及した。

 三つ目には、市政の透明性確保を掲げ、病院再編問題や約14億円の損害賠償請求訴訟を挙げながら、「多くのことが後から知らされた」と指摘。「1円の税金を使う場合でも、市民に説明するのが筋だ」と語り、「私は嘘をつかず、隠し事をせず、皆さんに理解、納得をしていただいて市政を前に進める」と強調した。

 また、これまで100回を超える対話集会を重ね、市民の声を書き留めてきた「青いノート」を手に、「ここには市民の思いや悔しさ、悲しみ、そして長浜に必要なことが全て詰まっている」と述べ、「一歩ずつ長浜の未来へ向かって進みたい。どうかお力とお知恵を貸していただきたい」と支持を呼びかけた。

 後援会長の吉田一郎氏は「浅見市政に審判を下す選挙」と訴えた。浅見候補について「市民目線がない、聞く耳がない、相手がどう反応しているか読み取る能力がない。長浜のまちをどうするかというビジョンがない」「『改革』と叫ぶだけで、市職員の士気は鈍る一方」と批判し、「松本候補は党派にこだわらず『市民党』で戦う。みんなの手で市政を盛り上げたい」と話した。

2026年1月29日

戦国武将と姫、まちなかに出現

長浜商店街連盟、結成75年の節目に回遊企画

 長浜市街地の4つの商店街で組織する長浜商店街連盟(沢田昌宏会長)は、結成75年を迎える今年の記念事業として、2月1日から「戦国武将と姫がとびだす!長浜まちなかめぐり」を実施する。大河ドラマ「豊臣兄弟!」の放送と、同日の「北近江豊臣博覧会・大河ドラマ館」(大通寺内)の開館に合わせ、商店街の辻(交差点)などに戦国武将や姫をモチーフにした「飛び出し坊や」を設置し、市民や観光客の回遊促進を図る。

 飛び出し坊やは、子どもの飛び出し事故防止を目的に、通学路などでドライバーへの注意喚起として設置されてきた看板。同連盟はこの親しみやすい存在に着目し、歴史キャラクターとしてデザインした。

 制作したのは計27体。豊臣秀吉、秀長、織田信長、浅井長政、石田三成といった戦国武将をはじめ、ねね、茶々、初、江、お市の方など歴史を彩った姫たちがそろう。加藤清正、福島正則、脇坂安治など「賤ヶ岳七本槍」の武将も名を連ね、北近江ゆかりの戦国史をまちなかで体感できる構成となっている。

 いずれも飛び出し坊や特有のつぶらな瞳を生かしながら、衣装や甲冑の違いで人物の個性を表現。写真映えするデザインとし、散策の途中で撮影し、SNSなどで発信してもらうことで、まちなかの魅力を広く伝える効果も期待する。

 設置場所は長浜大手門通り商店街、博物館通り商店街、ゆう壱番街商店街、駅前パルムロード商店街のほか、大通寺、豊国神社周辺など。

 同連盟は「大河ドラマ館を起点に街を歩く楽しさを感じてもらい、商店街や周辺エリアのにぎわい創出につなげたい」としており、設置作業は1月31日から始める。

2026年1月29日

長浜曳山まつりの魅力 カードゲームに

虎姫高校2年生がオリジナルトランプを制作

 長浜曳山まつりの魅力を子どもたちに伝えようと、虎姫高校2年生の探究活動グループが、まつりの行事をデザインしたオリジナルのトランプを制作した。24日には、さざなみタウンで体験型イベント「曳山まつり探究ゲーム」を開き、完成したトランプを子どもたちに披露した。

 トランプを制作したのは、尾板沙羅さん、近藤永奈さん、前川璃乃亜さん、三宅珠実さん、村井真理さんの5人。探究学習「究理」の授業の一環として取り組んだ。

 長浜のまつりについて調べる中で、曳山まつりが担い手や後継者不足という課題を抱えていることを知り、「将来のまつりを支える子どもたちに、その魅力を知ってもらいたい」と、遊びながら学べるカードゲームを考案した。

 トランプの絵札には、「裸参り」「線香番」「御幣迎え」「登り山」「翁招き」「奉納狂言」など、曳山まつりの主な行事の写真と解説を掲載。制作にあたっては曳山博物館が協力した。

 当日の探究ゲームには親子連れが参加。まずトランプを使ってババ抜きを楽しみ、その後、絵札カードをまつりの時系列に並べて整理することで、曳山まつりの流れや行事の内容を学んだ。続いて、生徒が出題する4択クイズにも挑戦。「歌舞伎の奉納時間は?」「翁招きの由来は?」といった問題に、参加者は楽しみながら答えていた。

 生徒たちは、「裸参りの夜は冷蔵庫の中のような寒さ」「自町狂言は距離ゼロで見られる迫力が魅力」など、高校生ならではの表現でその魅力を伝えた。

 生徒は昨年の「秋の曳山巡行」にも参加し、実際に山を曳いて若衆と交流するなど、曳山まつりを肌で体感してきたという。

 参加した生徒は「担い手不足の話を聞き、どうすればまつりの魅力が伝わるか考えた。楽しみながら学べるカードゲームという形にできてよかった」「子どもたちが曳山まつりに関心を持ってくれて、頑張ったかいがあった」と話していた。