相次ぐ特殊詐欺 3件で計508万円被害

還付金・ロマンス・宝くじ当選

 長浜署は2月27日から3月1日にかけ、特殊詐欺事件3件の発生を発表した。被害総額は計約508万円に上る。

 手口は医療費の還付名目でATMへ誘導するもの、マッチングアプリで親密さを装いもうけ話を持ちかけるもの、宝くじ当選金の受け取りに手数料を求めるもの。いずれも全国で繰り返されてきた典型的な詐欺の構図だった。

 ATMで還付金が支払われることはなく、手数料を払えば高額当選金が受け取れるという仕組みも存在しない。マッチングアプリで知り合った異性からのもうけ話やSNS上の投資話を含め、金銭を求められた場合はどんな理由であれ詐欺を疑い、慌てず警察に相談する冷静な対応が求められる。

■「医療費控除ある」

 市内のパート従業員の女性(68)は特殊詐欺(還付金詐欺)で現金約188万円をだまし取られた。

 同署によると、2月17日午前10時ごろ女性宅に長浜市役所職員を名乗る男から「先日、医療費控除の申請書類を送ったのですが確認していますか。期日が過ぎているので再発行の手続きをしてください」などと電話があった。さらに「後ほど銀行から連絡がある」と告げられた。

 その後、銀行員を名乗る別の男から電話があり、最寄りのATMコーナーへ行くよう指示された。女性は同日、市内のキャッシュコーナーで指定された電話番号にかけ直し、相手の指示に従ってATMを操作。7回にわたって現金を振り込んだ。

■異性に副業勧められ

 市内の会社員の男性(53)はSNS型ロマンス詐欺で現金約170万円をだまし取られた。

 同署によると、男性は2月11日、マッチングアプリを通じて女性を名乗る人物と知り合い、同日中に通信アプリ「LINE」でやり取りを始め、好意を抱くようになった。

 その後、相手から「ネットショッピングの発送手続きの処理をしてお金を稼いでいる」「損したことがない」「利益が出る」などと副業を勧められ、指定されたサイトに会員登録してホームページを開設。サイトのカスタマーサポートを名乗る者から「一旦、商品代金を振り込めば利益分が入金される」と指示を受け、指定された口座に送金したところ、実際に利益分と称する金額が振り込まれたという。

 これを信用した男性は、同月24日までの間、複数回にわたり送金を続けた。

■「1億5千万円、当選」

 大垣市内の製造業の男性(66)は特殊詐欺(ギャンブル詐欺)で現金約150万円をだまし取られた。

 同署によると、男性は2024年9月8日、SNSで知り合った外国籍を名乗る女から「宝くじの当選金が手に入る」「手数料を支払う必要がある」などとメールを受け取り、その後もやり取りを続けていた。

 最近になって再び連絡があり、「手数料を支払えば、日本円で約1億5000万円の当選金が受け取れる」と説明された。男性はこれを信じて、今年2月26日、指定された口座に現金を振り込んだ。

 男性は最近まで長浜市内に住んでいた。

掲載日: 2026年03月02日