高月の山岡精機、プロテイン商品も
金属加工を手がける山岡精機(高月町東阿閉)が、水耕栽培による高品質メロン生産に乗り出した。製造業で培った精密な管理技術と、伊吹山系のミネラル豊富な地下水を生かした新たな農業事業で、現在クラウドファンディング(CF)で支援を呼びかけている。
同社は長年、産業用機械部品などの製造を行っているが、メロン栽培に挑戦するきっかけとなったのは、山岡広典社長(47)が約10年前から続けてきた家庭菜園だ。趣味として始めたメロンづくりが、試行錯誤を重ねるうちに奥深さを感じるようになり、「自分の手で本当においしいメロンを育てたい」との思いが強まったという。その情熱が、会社としての事業化につながった。
水耕栽培は、農薬の使用を最小限に抑えられるほか、清潔な環境で育てられるため病気に強く、甘さや食感も安定しやすいという。さらに天候に左右されにくく、年間を通じて計画的に収穫できる点が大きな特徴で、同社では「製造業の生産ラインの発想と共通する」としている。
今春からハウスで試験栽培を始めており、年3回の収穫を目標にデータ収集を進める。来年以降はハウス規模を拡大して本格的な栽培体制を整える計画。CFで集まった資金は、ハウス設備の拡張、管理・物流体制強化、地域人材の雇用に充てる。
返礼品には、表皮に文字や模様を浮かび上がらせられる「デザインメロン」のほか、同社産メロンを使用したプロテインを用意。プロテインにはスーパーフード「モリンガ」やコラーゲンを配合しており、美容と健康に特化した商品として製造・販売する計画。
同社は「製造業で培ったノウハウと、長年の経験を農業に応用することで、安定した品質のメロンを、年間を通してお届けできる。精密機械を扱うように愛情を込めて育てたメロンを味わってほしい」と話す。CFの詳細は同社のインスタグラム(https://www.instagram.com/yamaokaseiki/)で確認できる。





