長浜舞台のSFコメディ映画「ジモトループ」制作

堤監督 CFで支援呼びかけ

 長浜市を舞台にしたSFコメディ映画「ジモトループ」の制作が進んでいる。物語は「地元から出ようとするとその日の朝に時間が戻ってしまう」という謎のタイムループに囚われた女性が、地元脱出を目指して奮闘する姿を描く。

 主演はNHK連続テレビ小説「あさが来た」「べっぴんさん」に出演した畦田ひとみさん。本作が映画単独初主演となる。同級生役を映画「ブラックホールに願いを!」の岡崎森馬さんが務めるほか、滋賀県出身の元AKB48の咲友菜さんや長浜市を拠点に活動するタレント・もえりーぬさんら、滋賀・関西出身者を中心にしたキャストが集結した。

 監督・脚本は長浜市神照町出身の堤真矢さん(39)。堤さんは中学生の頃に見た「スター・ウォーズ エピソード1」に魅了され、映画を撮るようになったという。長浜北中時代には1時間40分のSF長編映画を自主制作して文化祭で上映。虎姫高では演劇部に所属して脚本や演出を学んだ。進学先の九州大芸術工学部画像設計学科や武蔵野美術大大学院造形研究科デザイン専攻映像コースでは映画づくりに没頭した。

 現在は東京を拠点にフリーランスで映像制作を行う傍ら「Tick Tack Movie」名義で映画を制作している。コロナ禍の東京をポップに描いた「もうひとつのことば」(2021年)は国内外の映画祭で評価を受けている。

 音楽は同じく長浜市出身で滋賀県高校野球ハイライトのテーマ曲などを手掛ける服部良夢さんが担当。映像と音楽の両面で長浜ゆかりの創作陣が集う。

 撮影は今年5月に全体の6割ほどを終えており、10月に後半撮影を経て来春の完成を目指す。

 撮影費用などを募るクラウドファンディング(CF)を10月31日まで実施し、目標金額は200万円。支援金は後半撮影費やポストプロダクション費、映画祭出品・劇場公開活動の資金に充てる。返礼品はオリジナルTシャツやエンドロールへの名前掲載など。

 「長浜で過ごした中学時代に初めて映画制作を経験し、いつか故郷を舞台にまた長編映画を作りたいと思い続けてきた」と語る堤監督。今作では「『人生の半径は自分で決める』というテーマのもと、地元を出たい、出られない、という葛藤をSF的な仕掛けで描く。ご当地映画の枠に留まらず、あらゆる人が生き方を広げる勇気を持てるような、普遍的なエンターテインメント作品を目指す。ぜひ応援いただき、この作品を一緒に完成させてください」と協力を呼びかけている。CFはhttps://motion-gallery.net/projects/jimotoloopから。

掲載日: 2025年09月01日