独立LでMVP、4月から本格指導
プロ野球独立リーグで投手3冠などに輝いた長浜市川道町出身の香水晴貴さん(26)が4月から、湖北地域を拠点に野球塾を本格開校する。これまでの選手経験を生かし、少人数制のきめ細かな指導で地域の競技力向上と野球の普及を目指す。
香水さんは中学生時代に「湖北ボーイズ」で頭角を現し、ボーイズ滋賀県選抜、日本代表として世界大会優勝を経験。近江高校では2年時に県大会優勝で夏の甲子園に出場したが、けがでベンチ入りはかなわなかった。3年時は投打で活躍し県大会準優勝、近畿大会出場に導いた。
びわこ成蹊スポーツ大学、社会人チームを経て独立リーグ「石川ミリオンスターズ」に入団。2024年にはリーグ優勝に貢献し、最優秀選手賞(MVP)、最多勝、最優秀防御率、最多奪三振の投手3冠に輝いた。
輝かしい成績を残した同年、現役を引退。「3冠とMVPを有終の美として引退を決意した。周囲からは早すぎるとの声もあったが、やりきった感があり、これ以上の終わり方はないと思った」と理由を語る。
第二の人生として選んだのが指導の道。「自分の経験や知識を伝えることで、プレーヤーとして伸ばせる自信がある。将来、高校や大学、球界で活躍できる子どもを輩出したい」と意欲を見せる。
現在は石川県金沢市でチーム指導を含め約150人の塾生を指導。昨年秋からは米原市池下のグリーンパーク山東の屋内施設で月1回の野球塾を開いており、参加者は増加している。今年2月にはアマチュア指導者資格を取得し、小学生から大学生まで幅広く指導が可能となった。
指導で大切にしているのは子どもとの信頼関係。「知識や技術だけでなく、接し方を重視している」とし、体格や骨格に応じた体の使い方を指導。「形に決まりはなく、その子に合った動きを身につけることで、伸び悩んでいる子も力の出し方が分かるようになる」と話す。
22日に行われた野球塾では、塾生一人ひとりの癖に応じて体重移動や腰の回し方、下半身の力の入れ方などを丁寧に指導。バッティングやピッチングの実技に加え、メディシンボールを使った体幹強化トレーニングも取り入れ、実践的な内容となっていた。
4月からは故郷に戻り、グリーンパーク山東を拠点に活動を広げる予定。「地元で野球を広げ、盛り上げていきたい」と力を込める。
野球塾は月、木、金、土の週4日開催予定で、時間は午後5時半から9時半まで(1回1時間)。1回3人までの少人数制で、投打の指導に対応する。対象は小学生から大学生までで、料金は1回3500円。申し込みはLINE(https://line.me/R/ti/p/@864kksyw)で受け付けており、初回は無料体験としている。問い合わせは℡080(6204)4738へ。








