金融機関行員3人に署長感謝状

長浜署、詐欺被害を未然防止「最後の砦に」

 長浜署は9日、金融機関の窓口対応で特殊詐欺被害を未然に防いだとして、滋賀銀行長浜駅前代理店と関西みらい銀行長浜支店の行員3人に署長感謝状を贈った。

 感謝状を受けたのは、滋賀銀行長浜駅前代理店の浦島悠子さん(44)と河原千鶴さん(46)、関西みらい銀行長浜支店の谷本妃美佳さん(38)。

 同署によると、1月26日、滋賀銀行長浜駅前代理店を訪れた自営業女性(80代)が、あせった様子で「キャッシュカードを作りたい」と窓口で申し出た。浦島さんが理由を尋ねると、女性は「カードを作るよう言われたが、誰にも言うなと言われている」と説明。不審に思った浦島さんは河原さんと協力し、カード作成を思いとどまらせるとともに同署へ通報し、被害を未然に防いだ。

 女性の自宅にはレターパックでニセの逮捕状が届き、直後にニセ警察官が電話で現金を引き出すよう指示。女性がキャッシュカードを持っていないと伝えると、銀行で作るよう求められたという。

 また同日、関西みらい銀行長浜支店を訪れた男性(60代)が振り込みを希望し、ATMで手続きをしようとしていたため、谷本さんが振込先や理由を確認。男性が「知らない相手に投資資金を振り込む」と話したことから詐欺を疑い、振り込みを思いとどまらせ、同署への相談を促した。

 男性はSNSで投資に興味を持ち、その後、勧誘されて加入したLINEグループで投資を勧められていたという。

 谷本さんは「大切なお客様のお金を守ることができてうれしい。今後も窓口やATMで困っている方に声をかけ、おかしいと思ったら警察と連携して対応したい」と話した。

 米森昌一署長は「特殊詐欺は依然として多く、金融機関は被害防止の最後の砦。今後も連携をお願いしたい」と述べ、市民に対し「詐欺には国際電話が使われるケースが多い。国際電話の休止措置を取るなど対策をしてほしい」と呼びかけた。

掲載日: 2026年03月12日