高月・赤後寺で防火訓練
「文化財防火デー」(1月26日)を前に、火災防御訓練が18日、高月町唐川の赤後寺で行われた。唐川自治会、長浜市消防団高月方面隊七郷分団、湖北地域消防本部伊香消防署などから約20人が参加し、文化財を火災から守るための連携手順を確認した。
文化財防火デーは1949年1月26日に奈良・法隆寺金堂で発生した火災をきっかけに制定された。貴重な文化財が火災で失われたことを教訓に、文化財の防火・防災意識を高める日として、毎年この時期に全国で訓練や啓発活動が行われている。
訓練は、赤後寺裏山で火災が発生したとの想定で実施された。119番通報を行った後、自治会員が文化財の搬出、消火器による初期消火を実施。その後、境内に設置された放水銃を総代の今井克美さんが操作して放水した。消防団と伊香消防署も加わって一斉放水を行った。参加者は真剣な表情できびきびと動き、万一の際の役割分担や連携の流れを確認した。
訓練後、森岡賢哉・長浜市文化観光課歴史まちづくり室室長は「市内には文化財が487件ある。文化財の多くは木や紙などの可燃物で作られており、火災になると大きな被害を受ける」と述べ、消防や文化財所有者だけでなく、地域全体で防火・防災意識を高める必要性を強調した。山口和博・伊香消防署長は「このような訓練を繰り返し積み重ねることによって有事に生かせられる」「自分たちの地域から火災を出さないよう、防火・防災に尽力してほしい」と話した。
なお、湖北地域消防本部では24日に蓮華寺(米原市番場)、25日に神照寺(新庄寺町)、五村別院(五村)でも文化財防災訓練を実施する。






