名演技、泣いて、笑って

ながはま歌舞伎、文芸会館で発表会

 長浜曳山まつりの子ども歌舞伎を支える三役(振付、太夫、三味線)らが舞台に立つ「ながはま歌舞伎」の発表会が11月30日、長浜文芸会館で開かれた。

 子ども歌舞伎の普及と三役の後継者育成を目的に長浜曳山まつり推進会議が主催した。

 公演は、昨年と今年の曳山まつりで三番叟を務めた小学生2人による「寿二人三番叟」をはじめ、「傾城阿波の鳴門 どんどろ大師の場」、「釣女」の三本立て。

 「傾城阿波の鳴門」では、母子の再会と別れを描く名場面を上演。母親と名乗れないお弓を岩井紫をりさん(本名・山本桂緒莉)、巡礼娘のお鶴を長女・楓さん(長浜小1年)の親子が演じた。親子共演ならではの感情表現が際立ち、我が子を前に苦悩するお弓と、母の面影を求めて寄り添うお鶴の姿が涙を誘った。

 続いて上演された「釣女」は一転して軽快な喜劇。恵比須のご利益で大名が上臈を釣り上げる一方、太郎冠者が釣り上げたのはフグのような醜女(しこめ)。醜女に追われ慌てふためく太郎冠者の動きが会場を沸かせた。

掲載日: 2025年12月02日