2026年2月27日

大手門通り商店街に「長浜ワイナリー」

地元果実の魅力発信、自社醸造へ大きな一歩

 長浜大手門通り商店街にワインやシードルを気軽に楽しめる新店舗「長浜ワイナリー」がオープンした。代表の田中渉太さん(37)が、長浜産のブドウや和りんごを使ったワインとシードルの自社醸造に乗り出す拠点として整備したもので、観光地・黒壁スクエアにほど近い立地から地域の果実の魅力を発信する。

 同店は、2022年11月に北国街道沿いで開業した「Wine&Cidre NAGAHAMA」を移転・拡張し、名称を改めたもの。店舗面積は従来の約4倍に広がった。コンセプトの核は「長浜の果樹の魅力を、より多くの人に知ってもらう」こと。観光客が気軽に立ち寄れる立地を生かし、地元産果実の価値を伝える拠点を目指す。

 田中さんは西浅井町大浦出身。以前は長浜浪漫ビールに勤務していたが、「地域に密接に関われるお酒を造りたい」と独立。地元産果実を使ったワインやシードルの開発に取り組んできた。開業から3年余りを経て醸造スペースを設けた新店舗に移転し、「まだ本当のスタートラインにも立っていないが、自社ワイナリー設立という最初の目標に目処が立った」と語る。

 この間で最も苦労したのは、浅井長政も食したとされる「小谷城和りんご」の農園継承と管理。農業経験はほとんどなく、手探りのスタートだった。現在は地域の協力を得ながら栽培技術を磨いている。

 一方で、ワインやシードルを味わった客からの「美味しい」の一言が何よりの手応えだという。「厳しい意見を頂くこともあるが、それも参考と励みになっている。旅の素敵な思い出の一部になれたらうれしい」と笑顔を見せる。

 新店舗では年間約1万〜1万3000本の仕込みが可能な小規模設備を導入予定。醸造タンクを眺めながらワインを楽しめるレイアウトとし、見学や体験にも対応する。県内では珍しいシードル醸造にも取り組む。

 主力は、今荘ぶどう園のマスカットベーリーA、小谷城和りんご、彦根梨の3種。マスカットベーリーAは濃密な旨味と甘み、苺を思わせる香りが特徴。和りんごは酸味と渋みを生かした辛口シードルに、彦根梨は完熟の甘さを生かした味わいに仕上げる考えで、原料の個性を最大限に引き出す。

 今後約1年半かけて醸造免許取得を目指し、2027年夏から秋ごろの自社醸造開始を見据える。和りんごの収穫期に合わせたスタートが目標だ。

 田中さんは「これまで他社ワイナリーのタンクを借りていたが、全て自社で完結できるようになる。自由度が格段に上がり、どんなワインが生まれるか本当に楽しみ」と期待を込める。そして「観光しながら醸造現場が見学でき、その場で飲める。酒好きにとっては夢のような空間を実現するのが待ち遠しい」と目を輝かせている。

 営業時間は午前10時から午後5時まで。火曜定休(祝日の場合は営業)。詳細はhttps://oumiwine.shop/。

2026年2月27日

ホールに響かせ!歓喜の歌

市民69人がプロと共演  第九コンサート3月1日開催

 公募で集まった市民による合唱団とプロのオーケストラが共演する「ながはま第九コンサート」が3月1日午後2時から、浅井文化ホールで開かれる。ベートーヴェンの交響曲第9番第四楽章「歓喜の歌」を市民で歌い上げる「ながはま第九プロジェクト」の集大成となる舞台で、市民合唱団のメンバーは「きっと夢のような時間になる」と本番を心待ちにしている。

 合唱を担うのは「ながはま第九合唱団」。高校生から80代まで幅広い世代の市民69人が参加し、9月から週1回の練習を重ねてきた。「歓喜の歌」をドイツ語で歌うため語学講座や発音練習にも取り組んできた。

 共演するのは大阪交響楽団。指揮は中村貴志さん。ソリストは脇阪法子さん、上木愛李さん、蔦谷明夫さん、岡田通利さんの4人が務める。第1部には長浜市少年少女合唱団「輝らりキッズ」とカンターレ・ブリランテが出演する。

 同プロジェクトは2018年12月31日、JR長浜駅とえきまちテラス長浜を結ぶデッキで「歓喜の歌」を歌ったことをきっかけに始まった。19年には浅井文化ホールでピアノ連弾による公演を開催。22年12月には同ホールで第四楽章を披露し、24年3月にも公演を成功させている。

 「大晦日にえきまちの橋の上で第九を歌いたい。そんな思いつきからスタートしたながはま第九が、こうしてオーケストラとの共演を迎えられることに感動と感謝の気持ちでいっぱい」と振り返るのは川瀬順子さん(53)。「いろんな世代の人が集まり、ひとつの目標に向かうこと、大人になっても挑戦できる喜びを感じている」と語る。村山さおりさん(53)も「小さな思い付きから始まった活動が、ここまで壮大なスケールになった。オーケストラとの共演はきっと夢のような時間になると、今からワクワクしている」と心を躍らせる。

 1993年の長浜市制50周年記念公演で夫と娘と3人で第九を歌った小野節子さん(84)は、これまでに2回、このプロジェクトに参加。「ドイツ語も頑張って暗譜しました。中村先生の指揮でたくさんのメンバーやオーケストラと共に歌えることがとても幸せ。今回が人生最後の第九かもしれません。天国の夫も聴いてくれるでしょう」と話す。

 当日のプログラムは、第1部で「日本の春のうたメドレー」や「瑠璃色の地球」などを披露した後、第2部で交響曲第9番を披露する。チケットは全席指定で一般4000円、25歳以下2000円。未就学児は入場不可。長浜文芸会館、浅井文化ホール、木之本スティックホールのほか、ローソンチケット、電子チケット「teket」でも購入可能。残席わずか。

 問い合わせは長浜文化スポーツ振興事業団℡(63)7400へ。

2026年2月27日

米原高地学部の研究が最優秀賞

手作り装置で「霧の発生条件」探る

 県内の中高生たちの研究活動を支援する「滋賀ジュニアリサーチグラント」の成果発表会がこのほど開かれ、米原高校の地学部の研究「霧の発生条件について」が最優秀賞を受賞した。

 同グラントは、サイエンスとテクノロジー分野の次世代の産業創出のリーダー育成を目的に、県や県内大学、金融機関などの滋賀発成長産業発掘・育成コンソーシアムが活動費をサポートする取り組み。8回目の今年度は県内中高の8校が発表会に参加した。

 米原高の地学部の2年生6人は霧が発生する条件を研究。まず、彦根地方気象台で観測された霧の発生メカニズムを検証し「北西方向からの風が琵琶湖上で熱と水蒸気を獲得し、市内の空気と混合することで霧が発生している」と分析。

 アクリル板で作った50㌢四方の2つの立方体の間に仕切り板を設け、一つに水入りの水槽とヒーターを入れて暖かくし、もう片方に保冷剤とファンを入れて冷たくした実験を実施。一定の水蒸気の量と温度の高低差で霧が発生するメカニズムはわかっていたが、今回の研究によって、これまでは発生しないとされていた条件下でも霧が出る可能性がわかったという。

 部長の竹村亘平君(16)=彦根市=は「これまでのメカニズムとは違う条件でも霧が発生する可能性があることがわかり、データだけでなく、実際に実験をする大切さを知った」と話した。

2026年2月26日

伝統守りつつ、形変え

川道町でオコナイ、子どもや女性も参加

 五穀豊穣などを願う神事「オコナイ」が22日、川道町の川道神社で行われた。例年は雪の舞う中での開催だが、この日は青空が広がる穏やかな天候。子どもたちを先頭にした行列が地域を練り歩き、神社に鏡餅を奉納した。

 オコナイは湖北地域などに広く伝わる伝統行事。川道ではかつて、東村、西村、中村、藤之木村、川原村、東庄司村、下村の7つの「庄司(しょうじ)」ごとに、もち米一俵から作った大きな鏡餅を用意し、「献鏡屋台」と呼ばれる神輿状の台に載せて神社へ奉納してきた。拝殿前に巨大な鏡餅がずらりと並ぶ光景は、湖北随一の規模として知られてきた。

 しかし近年は少子高齢化に伴う担い手不足や住民の負担が課題となり、2021年から自治会主体へと運営を見直した。会場をコミュニティセンターに移すなど簡素化を図る一方、これまで中心だった男性に限らず、女性や子どもも参加できる形に改め、地域全体で支える行事へと姿を変えている。

 この日は、を打ち鳴らす子どもたちや、「カンバン」と呼ばれる法被姿の住民が列をつくって、センターから川道神社まで練り歩いた。境内では女性も加わって屋台を担ぎ上げ、拝殿に鏡餅を供えていた。

2026年2月25日

伊吹山の鬼伝説で縁結ぶ

迫力の広島神楽 長浜公演に大きな拍手

 「広島神楽 長浜特別公演~広島で受け継がれる伊吹山鬼伝説」が22日、長浜文芸会館で開かれ、日本武尊(やまとたけるのみこと)の鬼退治を描く「新編伊吹山」、素戔嗚尊(すさのおのみこと)が大蛇を退治する「八岐大蛇」などが披露された。ドライアイスによる幻想的な演出や、鬼が妖術で蜘蛛の糸を放つ場面、花火を使った攻防など、趣向を凝らした演出が満席の会場を沸かせた。

 広島県は古くから神楽が盛んな地域として知られ、約300の神楽団が活動している。伝統的な神事の要素を色濃く残しながら、演劇性や娯楽性を加えた独自の舞台芸術として高く評価されている。

 この日の公演には、広島県安芸高田市で活動する上河内神楽団が出演。「新編伊吹山」では、日本武尊が伊吹山に棲む大鬼神を討つ物語を披露し、鬼と激しく渡り合って舞う場面が見どころとなった。鬼が妖術で蜘蛛の糸を繰り出す場面などもあり、日本武尊が鬼の毒牙に倒れる最期まで舞い続ける姿に観客は引き込まれていた。

 「八岐大蛇」では、赤や青、緑など色鮮やかな大蛇が登場し、舞台いっぱいにうごめいた。頭を高くもたげ、とぐろを巻きながら素戔嗚尊と対峙。口から花火を吹く場面では会場からどよめきが起こった。終演後には客席から大きな拍手が送られていた。

 公演を主催した一般社団法人「NEXTひろしま神楽プロジェクト」は、コロナ禍で公演中止が相次いだことに危機感を抱いた現役団員らが立ち上げた団体。県外公演の開催やSNS、動画配信の活用など、神楽の魅力発信と次世代への継承に取り組んでいる。

 昨年、安芸高田市の前市長の石丸伸二氏が講演で長浜市を訪れた際、長浜商工会議所会頭(当時)の大塚敬一郎氏と意気投合。伝統芸能を抱える地域同士として継承の重要性を共有したことが、今回の公演実現につながった。前彦根市長の和田裕行氏が橋渡し役を務めた。

 この日は、一時期滋賀に住んでいた石丸氏も登壇し、出演団員を紹介するなどした。「この公演は滋賀に住んで、伊吹山に接したのが出発点。多くの方の力を借りてきょうを迎えた」と語り、伊吹山を望む長浜の地で、広島に伝わる伊吹山の鬼伝説を披露できた縁への思いを語っていた。

 公演は長浜曳山文化協会が共催し、曳山まつりの三番叟も披露された。

2026年2月25日

センバツ出場の近江高を激励

杉本主将「市民に勇気と希望与える」

 選抜高校野球大会(センバツ)に出場する近江高校野球部の部員たちを招いた激励会が24日、市役所本庁舎1階ホールで開かれ、田島一成市長らが励ましの言葉を送った。

 激励会では待ち構えた市職員や市民らの拍手の中、選抜旗を手にした杉本将吾主将を先頭に部員20人らが登場。伊東洋校長が「昨年就任した小森博之監督は新しい近江の野球を築いている最中。2022年の春のように補欠校からセンバツ準優勝まで上りつめたような旋風を巻き起こしてくれると期待している。温かい声援をお願いします」とあいさつ。

 小森監督は「感謝の気持ちを持って、センバツにのぞむ。昨年秋の近畿大会で滋賀学園との同県対決で敗れたという、その悔しい気持ちをしっかり持ちながら、市民の皆さんに勇気や感動を持ってもらうために『颯爽はつらつ』というスローガンをもとに挑んでいく」と話した。

 武田弘和部長からの選手紹介後、田島市長は「練習の積み重ねの成果を甲子園で思う存分、発揮してほしい。新しい小森野球を楽しみにしています」と激励。市議会の和田一繁議長は「頂点をめざしてがんばってほしい。自分を信じて、仲間を信じれば必ず勝てる。全力で応援する」と励ました。

 最後に杉本主将は「代表校としての自覚と誇りを胸にがんばりたい。今大会は日本一になるチャンスがある。昨年の秋季大会での敗北の悔しさを持って練習してきた。市民の皆さんに勇気と希望を与えられるよう、近江の野球を甲子園で発揮したい」と意気込みを語った。

 センバツは3月6日に組み合わせ抽選会があり、19日に開幕。全国各地域から選ばれた32校が頂点を狙う。

(滋賀彦根新聞)

2026年2月20日

白鵬杯、長浜相撲クラブ3人快挙

新設女子の部で、内田さんは優勝

 元横綱の白鵬翔氏が主催する国際相撲大会「第16回白鵬杯」が7、8日、トヨタアリーナ東京(東京都江東区)で開かれ、長浜相撲クラブの内田奏那さん(城東小)が女子の部小学6年生・中量級で優勝した。橋本奈々さん(長浜南小)が5年生・軽量級で準優勝、窪田咲希さん(雄琴小4年)が4年生・軽量級で3位に入り、同クラブから3人が入賞する快挙となった。

 大会は約20の国・地域から約1700人が参加。昨年6月に日本相撲協会を退職後、初の白鵬杯となった。今回は男女同時開催で、新設の女子の部では学年・体重別にトーナメントで熱戦が繰り広げられた。

 内田さんは「白鵬杯で優勝できて最高にうれしい。緊張したが、稽古を積んできたので負けない気持ちで一番一番集中して戦えた。表彰式で白鵬さんにメダルをかけてもらい、とても大きく優しい人だと思った」と笑顔を見せた。

 白鵬氏は現役時代、合宿で長浜を訪れるたびにクラブの子どもたちをちゃんこや稽古に招き、温かく見守ってきた。代表の田中敦司さんは「会うたびに『相撲をする子は増えましたか?全国で活躍できる子が出るといいですね』と声をかけてくれていた。今回、クラブから3人も入賞し、感慨深い」と喜びを語った。

2026年2月19日

長浜小合唱団 定演に400人

ミュージカル大成功 迫真の演技に拍手

 長浜小学校合唱団の第14回定期演奏会が15日、長浜文芸会館で開かれた。団員26人が合唱とミュージカルを披露し、約400人の観客を魅了した。

 第1ステージでは「花は咲く」「あおい天使」「せかいのふしぎ」などを披露。「花は咲く」は昨年3月、石川県での能登復興支援コンサートでも歌った曲で、そのハーモニーに会場は静かに聴き入った。

 第2ステージは「豊臣兄弟 長浜での知られざる活躍」と題した講演。長浜城歴史博物館学芸員の坂口泰章さんが登壇し、地域の歴史を来場者や子どもたちに分かりやすく紹介した。

 第3ステージのミュージカル「リトル・マーメイド」では、主人公アリエルや海の魔女アースラの迫真の演技に客席が沸き、フィナーレでは割れんばかりの拍手が起こった。終演後もしばらく観客は帰らず、ロビーは子どもたちに声をかける人であふれた。来場者の一人は「小学生とは思えない演技力と歌声。衣装も舞台セットも素晴らしかった」と感想を寄せた。

 同作品は4年前の第10回演奏会で上演予定だったが、コロナ禍で中止となった経緯がある。副団長でトリトン役の立澤菜月さん(長浜小6年)は「先輩と一緒に舞台に立っているつもりで演じた。先輩からつないだ絆を後輩につなぐことができたと思う」と喜びを語った。

2026年2月13日

BIWAミニバス男子 近畿の舞台へ

結成8年、県3位で悲願の初出場「最高の思い出に」

 BIWAミニバスケットボールクラブの男子チームが、2月28日と3月1日に奈良市で開かれる第50回近畿ミニバス交歓大会に滋賀県代表として出場する。男子チーム結成から約8年、積み重ねてきた努力が実り、悲願の初出場を果たす。

 県大会は1月24、25日に野洲市総合体育館で開催され、各地区予選を勝ち抜いた16チームがトーナメントで対戦。BIWAは守山南、真野北を次々と破り、初のベスト4入りを決めた。準決勝では優勝した草津OSCに敗れたものの初の3位入賞。6年生にとって小学校最後の公式戦で、念願の近畿大会の切符をつかみ取った。

 チームは1〜6年の25人。6年生10人が中心となり、毎週水曜と土曜にびわ南小体育館で汗を流している。高さや個人技で勝る相手に対し、全員で走り、つなぎ、外から狙うバスケットがチームの持ち味だ。

 吉田勇介コーチ(44)は「飛び抜けた選手はいないが、全員でボールをシェアするチーム。楽しいことばかりではなかったはずだが、我慢しながらも近畿大会出場を決めてくれて、感謝の気持ちでいっぱい」と称える。

 主将の桐畑陽葵さん(12)は「出場が決まった瞬間はとてもうれしかった。みんなが役割を果たして一丸になれている。交歓大会なので楽しみながら、最高の思い出を持ち帰りたい」と笑顔を見せる。

 副主将の藤田湊さん(11)は2年前、近畿大会出場を懸けた一戦で1点差敗戦を経験。「あのときは無茶苦茶悔しかった。今回は同じ会場、同じコートで、ベスト4を懸けた試合に勝利でき、借りを返せた。近畿大会では注目される活躍をしたい」と意気込む。

 大会には近畿2府4県から各3チームが出場し、ブロック予選の後、決勝トーナメントで頂点を争う。

 出場選手は次の皆さん。

 桐畑陽葵(高月6)、溝口斗騎(南郷里6)、森田悠利慶(大原6)、川瀬大夢(びわ南6)、山崎悠太(神照6)、神部悠人(びわ南6)、竹端壱(永原6)、藤田湊(びわ北6)、飯田瑛斗(速水4)、吉田笑都(びわ南5)、高木悠月(速水5)、高藤丈(余呉6)、太和田漣(びわ南6)、荻原旭(坂田5)、川瀬翔己(びわ南3)。

◇   ◇

 なお、BIWAミニバスケットボールクラブでは近畿大会の遠征費用を募るクラウドファンディングに挑戦中。目標額は30万円。期限は今月20日。詳細は「キャンプファイヤー」のサイト(https://qr.paps.jp/NN392)で確認できる。

2026年2月13日

長浜小合唱団 15日演奏会

6年生最後の舞台、ミュージカル「リトルマーメイド」

 長浜小学校合唱団の第14回定期演奏会が15日午後2時半から、長浜文芸会館で開かれる。コンクール曲の披露に加え、恒例のミュージカルでは「リトルマーメイド」を上演する。

 合唱団は2〜6年の男女24人で活動。今年度はNHK全国学校音楽コンクール県大会で金賞を受賞し、全日本合唱コンクール全国大会へも出場。また、MBSこども音楽コンクール重唱・合唱西日本優秀校発表音楽会にも出場するなどの成績を残している。

 定期演奏会は1年間の集大成となる舞台で、6年生にとっては卒業前最後のステージ。当日は「あおい天使」「せかいのふしぎ」「花は咲く」「愛する長浜」などのコンクール発表曲やオリジナル曲を披露し、磨き上げた歌声を届ける。

 ミュージカル「リトルマーメイド」は、人魚の王女アリエルが人間の世界に憧れ、真実の愛と自分らしい生き方を求めて冒険する物語。王子エリックに恋をしたアリエルは、海の魔女アースラと契約し人間の姿になるが、その代償に大きな試練が待ち受ける。

 アリエル役の佐藤彩葉さん(6年)は「海の中をイメージし、ひれで泳ぐような動きを意識している。感謝の気持ちを込めて、会場いっぱいに歌声を響かせたい」と意気込みを語る。アースラ役の薮下さちさん(同)も「タコの悪役らしく手を大きく動かし、怖さを表現したい。合唱ではキラキラした歌声を届けたい」と話している。

 同作品は4年前の第10回定期演奏会で披露予定だったが、新型コロナウイルス禍で中止となった。今回は当時制作した衣装をリメイクして使用。舞台衣装や大道具、大がかりなセットは保護者の手づくりで、その舞台も見どころの一つとなる。入場無料、全席自由。

2026年2月10日

湖北児童生徒書き初め展

力作1150点ずらり、長浜文芸会館で

 湖北児童生徒書き初め展が、長浜文芸会館で開かれている。

 長浜、米原の全小中学校の児童・生徒が出品した作品の中から、各校が選抜した優秀作品1150点を展示。「不動心」「瑞慶」「希望」「筆心」「えび」「うま」など、子どもたちが思い思いの文字を力強く書き、特選に17点、準特選に229点が選ばれた。

 審査にあたった県書道協会の押谷達彦副理事長は「選ばれた作品は、毛筆ならではのにじみやかすれ、線の強弱、太細に工夫が見られ、個性を発揮しているものばかり。丁寧に鑑賞してほしい」と呼びかけている。午前9時から午後5時、15日まで。期間中は無休。

 特選に輝いたのは次の皆さん。

 山岡悠人(田根小2)、梅本暖(長浜南小3)、北澤啓太(古保利小3)、西嶋那奈(朝日小4)、八木結華(朝日小4)、香水朝陽(長浜北小5)、小谷芽生(長浜南小5)、中川愛徠(長浜南小6)、小川澄乃(朝日小6)、伊吹悠(余呉小中6)、西村洸葵(長浜北中1)、木寺結香(米原中1)、髙山イチカ(長浜北中2)、北村茅生(双葉中2)、前川大智(長浜南中3)、大谷星楽(湖北中3)、北原雫月(余呉小中9)。

2026年2月10日

関西アンサンブルへ健闘誓う

浅井中の打楽器四重奏、滋賀代表で出場

 浅井中学校吹奏楽部の4人が11日に奈良県橿原市の橿原文化会館で開かれる第52回関西アンサンブルコンテスト(関西吹奏楽連盟など主催)に滋賀代表として出場する。4日、長浜市役所で開かれた壮行会に臨んだ。

 コンテストに出場するのは打楽器四重奏の津波留佳さん(2年)、橋本舞さん(2年)、橋本咲さん(2年)、北田優菜さん(1年)。県内各地区の代表45校が出場した県大会で金賞を受賞し、関西大会への出場権を獲得した。

 壮行会では出場者が紹介された後、織田恭淳教育長が「県大会での金賞は技術の高さだけでなく、積み重ねてきた努力、互いを信じて音を重ねてきた時間が確かな形となって評価された結果」と述べ、「関西大会では一音一音、一瞬一瞬を信じ、音で会話する楽しさを存分に表現してほしい」と激励した。

 出場者を代表して決意表明した津波さんは昨年の県大会で県代表を逃した悔しさに触れ、「その思いをバネに練習に取り組み、目標だった県代表を取ることができた」と振り返った。その上で「先生方や部員、講師の先生、地域の皆さん、家族の支えがあったからこそ。感謝を忘れず、関西大会では金賞を目指して頑張りたい」と力強く語った。

2026年2月10日

【私の視点】4500票差が示したもの

 8日に行われた長浜市長選は、現職の浅見宣義氏が再選を果たした。しかし、その結果は快勝とは程遠いものだった。高い知名度と、高支持率の高市政権下の自民党の組織力を背景に戦った現職が、知名度も後ろ盾となる大きな組織も持たない新人・松本長治氏に4500票差まで迫られた事実は、重く受け止める必要がある。

 松本氏の立候補は、従来型の選挙とは趣を異にしていた。市政運営の在り方に疑問や不満を抱く市民の声に背中を押される形での挑戦だった。いわば、市民の違和感が形を持った選挙だったと言える。

 そうした市民に向けられた浅見氏の選挙期間中の発言は、結果として溝を深めた面が否めない。現職市長による「気に食わない人たちがさんざん反対してきた」「長浜の人はそんなに愚かではない」「私の言ったことを理解している良識ある人はこちらに来ている」といった言葉は、支持・不支持の線引きを強め、不満を抱きながらも市を思う市民の心を傷つけた。市を二分する激戦となった背景には、政策論争だけでなく、そうした姿勢への反発もあったのではないか。

 当選会場での県議らの「苦言」は、決して偶然ではない。勝利の喜びの陰で、分断への危機感を抱いていることの表れだろう。

 市民は選挙を通じて、浅見市政2期目を選択した。それは白紙委任ではない。むしろ、「この結果をどう受け止め、どう変わるのか」を厳しく問う選択だったと見るべきだろう。

 浅見氏は「裁判官時代、人と人を和解させるのが得意だった」と語っている。真価が問われるのは、まさにこれからだ。市民や市職員の異なる意見、異論に耳を傾け、合意を探る姿勢が示されるかどうか。忍耐と粘り、他者を慮る市政運営ができるかどうかに、2期目の評価はかかっている。でなければ病院再編など実現しようがない。

 4500票差は、勝利の証であると同時に警鐘でもある。その意味をどう受け止めるのか。市民はこれからも、浅見市政を見つめ続ける。

(押谷洋司)