米原高地学部の研究が最優秀賞

手作り装置で「霧の発生条件」探る

 県内の中高生たちの研究活動を支援する「滋賀ジュニアリサーチグラント」の成果発表会がこのほど開かれ、米原高校の地学部の研究「霧の発生条件について」が最優秀賞を受賞した。

 同グラントは、サイエンスとテクノロジー分野の次世代の産業創出のリーダー育成を目的に、県や県内大学、金融機関などの滋賀発成長産業発掘・育成コンソーシアムが活動費をサポートする取り組み。8回目の今年度は県内中高の8校が発表会に参加した。

 米原高の地学部の2年生6人は霧が発生する条件を研究。まず、彦根地方気象台で観測された霧の発生メカニズムを検証し「北西方向からの風が琵琶湖上で熱と水蒸気を獲得し、市内の空気と混合することで霧が発生している」と分析。

 アクリル板で作った50㌢四方の2つの立方体の間に仕切り板を設け、一つに水入りの水槽とヒーターを入れて暖かくし、もう片方に保冷剤とファンを入れて冷たくした実験を実施。一定の水蒸気の量と温度の高低差で霧が発生するメカニズムはわかっていたが、今回の研究によって、これまでは発生しないとされていた条件下でも霧が出る可能性がわかったという。

 部長の竹村亘平君(16)=彦根市=は「これまでのメカニズムとは違う条件でも霧が発生する可能性があることがわかり、データだけでなく、実際に実験をする大切さを知った」と話した。

掲載日: 2026年02月27日