長浜市長選、「大改革2幕で成果上げる」
任期満了に伴う長浜市長選は8日投開票され、現職の浅見宣義氏(66)=自民推薦=が2万9273票を獲得し、新人で元市議の松本長治氏(58)を4500票差で破り、2選を果たした。
選挙戦は、1期4年の浅見市政の評価を最大の争点として展開された。浅見氏は「長浜大改革第2幕」をキャッチフレーズに市政継続への支持を訴え、松本氏は市民との対話を重視し、隠し事のない市政の実現を掲げて追い上げを図った。現職としての知名度と自民党の組織力を背景にした浅見陣営に対し、松本陣営は市民主体の草の根運動で挑み、選挙戦は終盤まで熾烈な展開となった。
衆院選の開票終了後に始まった市長選の開票は、選挙管理委員会の当初の予定より遅れ、決着がついたのは9日午前2時25分。宮司町の浅見氏の事務所では、支援者が固唾をのんで開票の行方を見守り、当選が確実となると大きな拍手が起こった。
浅見氏は「皆さんのお支えがあって2期目を迎えることができ、感謝しかない」と謝意を述べ、「厳しい戦いだった。自分の至らなさを感じつつ、皆さんに支えていただいた。市民の皆さんにお礼を申し上げ、2期目に向けて心新たにしている」と語った。続けて「1期目はいろいろな意見があったが、丁寧に対応しながら2期目を進めていきたい」と抱負を述べた。
懸案となっている病院再建・再編については「病院を守るだけでなく市の財政も守る。時間は限られており、スピードアップして進めたい」と強調。湖北病院の改築についても「過疎地域を担当する病院として必ず改築しなければならない。財源をきっちり手当てできるようにしたい」と述べた。
市民に向けては「長浜大改革を支持していただいた結果だと思う。第2幕で成果を上げたい」と話した上で、「いろいろな意見に丁寧に対応し、異なる意見を切り捨てることなくケアをしながら改革を進めていきたい。長浜全体が発展できる改革を皆さんにお約束したい」と決意を示した。
市長選は市を二分する激しい選挙戦となった。選対本部長の川島隆二県議は「非常に厳しい選挙だった。相手候補の松本さんも自らの思いをぶつけ、長浜の未来のためにお互いに良い選挙戦だった」と振り返り、浅見氏には「相手に敬意を持ってこれからの長浜大改革第2幕を進めてほしい」「分断を生まないため、謙虚にいろんな人の話を聞きながら頑張ってもらいたい」と注文を付けつつ、2期目へのエールを送った。
上野賢一郎厚生労働大臣も「選挙戦で訴えたことをしっかり実現してほしい。国政の立場からも応援する」と述べ、「いろんな声があるのも事実。こうした厳しい選挙戦だったことをふまえ、さらに進化した第2幕にしてほしい」と語った。
一方、敗れた松本氏は「選挙戦を通じて言うべきことを言えた。これも支えて下さった皆さんのおかげ。選挙期間中、長浜市を良くしたいという志をたくさん感じることができ、うれしかった」と振り返り、再選を決めた浅見氏に対しては「市民や職員の声を聞き、心にその声を含みながら市政を運営していただければ」と話している。
有権者数は9万0799人、投票者数は5万4756人で、投票率は60・30%。前回選挙を7・54ポイント上回った。





