国民スポーツ大会、会期前競技始まる

 第79回国民スポーツ大会の会期前競技が6日、長浜市など県内各地で始まり、各都道府県の代表選手が熱戦を繰り広げている。豊公園自由広場では9日にかけてバレーボール競技のビーチバレーボールが行われ、少年男子と少年女子の部に高校生ペアが出場。炎天下の砂コートで熱戦を展開していた。

 滋賀勢は7日に下元琉煌(比叡山高3年)・吉見元気(同2年)ペアと、脇坂湖晴(八幡高3年)・奥野優凪(草津東高2年)ペアが出場。ペアの連携が勝敗を左右する競技だけに、声をかけ合いながらボールをつなぐ姿が印象的だった。

 両ペアとも2回戦で敗退したが、観客席からの「いけいけ滋賀」の声援に押されて白熱の攻防を繰り広げ、スパイクを決めるたびに大きな拍手と歓声が沸いた。

 

 

 県民共済ドーム長浜では、公開競技のゲートボールが6、7日行われ、女子チームが3位入賞を果たした。

 ゲートボールは5人1組のチーム戦で、スティックでボールを打ち、3つのゲートを通過させゴールポールに当てることで得点を競う。戦略性と技術が勝敗を分ける。高齢者を中心に親しまれているが、世代を問わず楽しめる。

 国スポには地区予選を勝ち抜いた男女31チームから16~90歳の選手が出場。6日にリーグ戦、7日に決勝トーナメントを行った。

 女子の部の滋賀県勢は田中光子(81)、伊藤淑子(80)、宿谷孝子(77)、坂東暁美(74)、須田ちづ子(69)の5選手が出場し、リーグ戦を2勝1敗で突破。決勝トーナメントでは準決勝で今大会優勝の埼玉に敗れたものの、気持ちを切り替えて臨んだ3位決定戦で序盤から優勢に試合を進め3位入賞を果たした。

 昨年佐賀県で開かれた国スポで準優勝した滋賀男子チームはリーグ戦で敗退した。

 

 

 水泳競技・オープンウォータースイミング(OWS)は10日、南浜町の琵琶湖特設会場で開催された。

 OWSは海や湖、川など自然の中に設けたコースを泳ぐ競技。男子の部に35人、女子の部に30人が出場し、琵琶湖沖に浮かべた4つのブイを時計回りに泳ぐ5㌔のコースで順位を競った。

 男子の部に滋賀代表として出場した本山空選手(22)=草津市、県スポーツ協会所属=は途中で先頭に躍り出てレースのスピードをコントロール。ライバル選手のスタミナを奪う作戦で、ゴール直前までトップ争いを演じ、56分59秒1でフィニッシュ。1位選手と2・8秒差、3位選手とわずか0・1秒差で4位となった。

 今回で5回目の国スポ(国体含む)出場となった本山選手。一時は引退を決め半年間ほど練習から遠ざかっていたという。「僕の可能性を信じて協会の方々らが応援してくださったおかげで、全国の舞台に帰って来られた」と周囲のサポートに感謝の気持ちを述べていた。南浜でのレースについて「淡水は浮かないので泳ぎ方に工夫が必要だが、きょうは風も波もなく、プールと変わらない環境だった」と話していた。

 男子の部は南出大伸選手(和歌山県)が56分56秒3で、女子の部は梶本一花選手(大阪府)が1時間1分49秒1で優勝した。滋賀代表の山花咲選手(16)=守山市、草津東高1年)は24位だった。

 会場には地元のびわ南小の全校児童164人が応援に駆け付け、スティックバルーンを叩いて選手に声援を送っていた。

 レースは開始時刻を予定より約2~5時間前倒しして、男子が午前8時、女子がその5分後にスタートした。厳しい残暑で日中の水温が高く、大会中止の規定となる31・0℃に迫る日が続いていたことから、前日の9日に開始時刻の前倒しを決定した。この日のレース前の水温は29・1℃だった。

掲載日: 2025年09月12日