神田女性消防隊に軽ポンプ

軽量コンパクト  初期消火に活用

 湖北地域消防本部は宝くじの受託事業を財源とする一般財団法人自治総合センターの助成を受け軽可搬消防ポンプなどを導入し、神田連合自治会の自主防災組織「神田女性消防隊」に贈呈した。

 神田女性消防隊は1988年に結成され、地域の防災活動に参加したり、定期的な器具点検を行ったりしている。現在は30代〜60代の12人で構成している。

 結成当初から使用している可搬ポンプが老朽化していたことから、湖北地域消防本部と県を通じて自治総合センターに助成金を申請していた。

 新しく導入した軽可搬ポンプは約24・5㌔と軽量、コンパクトで、女性に扱いやすいのが特徴。20㍍のホース3本を備えている。火災発生時の初期消火に活用される。導入費は約100万円で全額を同センターが助成した。

 4日、神田まちづくりセンターで贈呈式が行われ、辻川智江子隊長は「災害は時を待ってはくれない。寄贈して頂いた軽可搬ポンプを有効に活用し、安全で安心して暮らせる災害に強いまちづくりに取り組むことを誓います」とあいさつしていた。

 贈呈式の後にはセンター横の広場で軽可搬ポンプの操法披露があり、湖北地域消防組合副管理者の藤井勇治市長らが見守る中、隊員がきびきびとした動きでホースをつなぎ、目標物に向けて放水していた。

掲載日: 2020年10月05日