琵琶湖産の小鮎をパイに

近江の館が新商品 「滋賀代表する土産に」

 郷土食品の製造・販売を手掛ける「近江の館」(田村町)が琵琶湖産の小鮎を生地に練り込んだ新商品「琵琶湖鮎パイ」を開発。湖北地域の量販店や道の駅で販売され、滋賀土産としてじわりと人気が出つつある。

 「鮎パイ」は複数の業者が作る商品が県内外の市場に出ているが、同社では琵琶湖産の小鮎にこだわり、米原市内の漁師から仕入れた旬の小鮎をボイルし、パイ生地に丸ごと練り込んでいる。表面には同社が製造する小鮎の佃煮のタレを塗っている。

 歯ごたえのあるサクッとした食感と、甘じょっぱいタレの香ばしさが特徴。「浜名湖はうなぎパイ、琵琶湖は鮎パイ」とのキャッチフレーズで販売し、開発を手掛けた商品部の菅森幸一さん(61)は「滋賀県を代表するお土産に育てていきたい」と話している。

 8枚入り540円(税込み)。平和堂アルプラザ長浜、モンデクール、イオン長浜店などの量販店や、近江母の郷、湖北水鳥ステーション、浅井三姉妹の郷、塩津海道あぢかまの里、伊吹旬彩の森などの道の駅で販売している。

掲載日: 2020年08月07日