滋賀文教短大生、取材、執筆で冊子を作成
滋賀文教短期大学(松本秀章学長、田村町)の学生が長浜市北部地域の魅力を集めた冊子「おくびわぐらし」を作成した。A5判19ページで3000部を発行し、長浜観光協会などを通じて無料で配布する。
冊子発行は市北部の魅力を学生目線で取材、撮影、執筆、編集したもの。江北図書館(木之本町木之本)、レイニー・デイ・コーヒー(高月町高月)、十割蕎麦坊主Bar一休(高月町落川)、渡岸寺観音堂(高月町渡岸寺)、ブックカフェ住暮楽(すくらむ)(木之本町木之本)、ビストロさくらyogo(余呉町下余呉)、cococafe心風流(しんぷる)(余呉町菅並)などを取り上げ、店主や住民の思い、暮らしぶりのほか、自然や町並みも紹介している。
びわ湖東北部地域連携協議会の地域コミュニティ活性化事業として、コロナ禍で制限されてきたフィールドワークを再開し、学生と地域の交流を促す「仕掛け」として企画された。
28日には学生4人が市役所を訪れ、浅見宣義市長に冊子の完成を報告した。リーダーで香港からの留学生・江之洋さん(28)は「人の温かさ、自然の豊かさに惹かれて取材した。奥びわ地域の魅力を多くの人に届けられれば」と話し、長浜出身の服部夕唯さん(19)は「余呉や木之本にはあまり足を運んだことはなかったが調査を通じて魅力を再発見した」と思いを語った。
浅見市長は「長浜は自然も歴史もある。関係人口として、これからも長浜に関わってほしい」と話しかけていた。