江北図書館ゆかりの絵本とパン誕生

読んで食べて木之本散策楽しんで!

 「絵本の中に登場するパンが図書館で実際に食べられたらうれしい」「絵本を読んだ親子連れが絵本の中のパンを食べに木之本まで来てくれたら」—。そんな思いが詰まった絵本「パンやのポポさん」と、絵本に登場する「おうちパン」の販売が新館「Lib⁺」のオープンに合わせて始まる。

 絵本は財団法人の依頼を受けて市内在住の絵本作家・山田美津子さん(50)が制作し、能美舎(木之本町大音、堀江昌史代表)が発行した。パンのホウキで空を飛ぶハトの「ポポさん」が動物たちにパンを届けるほのぼのとした作品で、江北図書館のシンボルであるアーチ状の窓をモチーフにした形状のパンも登場する。絵本は全国の書店で販売され、山田さんは「この絵本を手に取ってもらって江北図書館と木之本を満喫してもらいたい」と話している。絵本はB5変判24ページ。1320円。

 

 

 「おうちパン」はつるやパンの人気商品「カステラサンド」をアレンジした商品でメープル味のカステラをバタークリームとともに菓子パン生地で挟んでいる。絵本に登場するパンをイメージした形状で、包装袋には「ポポさん」もデザインされている。同社の西村豊弘社長(45)は「カステラサンドは子どもに人気があり、コーヒーにも合う」と語り、新館の運営にあたり「駅前にあるので、高校生ら地元の子どもたちに利用してもらいたいのと、観光客らのまち歩きのスタート地点として活用してもらいたい」と話している。「おうちパン」は250円、コーヒー500円。

 

掲載日: 2024年03月26日