児童クラブが種子島とオンライン交流
高時地区地域づくり協議会(池田金夫会長)が運営する放課後児童クラブ「トキッズクラブ」は23日、鹿児島県の種子島の住民とのオンライン交流会を開き、児童たちがスクリーンを通して、島の自然や人の温かみを感じ取っていた。
現在、種子島の小学校に勤務する大谷ともよさんは木之本町大見に3年間暮らし、地域おこし協力隊となった夫の義彦さんの後を追い、昨年12月、種子島に移住。同クラブの支援員からの「コロナ禍の中、思うように外出できない子どもたちのために、夏休みの思い出を作ってあげたい」との思いが、大谷さんの橋渡しにより実現した。
交流会には児童20人が参加。種子島からは家族で島暮らしを楽しんでいるグラフィックデザイナーの小早太さんやサトウキビ精糖会社で働きながら鹿児島大学で研究している野間口智さんが、小学校をあげウミガメの卵を保護していること、サーフィンを楽しむ子どもたち、サトウキビから砂糖ができる工程など、現地の暮らしぶりや自然豊かな島の風景を映像で伝えた。
2人は「自分たちが住んでいる地域の良さや環境に誇りを持つこと」「努力次第で誰でもヒーローになれる」と高時の子どもたちにエールを送った。
子どもたちは「画面越しに話しができたことがびっくり」「種子島の海もきれいだけど、高時の川の水もきれい」などと話していた。