長浜城博物館 自由研究コンクール
歴史系自由研究コンクール「長浜城H-1グランプリ」の優秀作品展が2日から長浜図書館2階で始まった。
コンクールは長浜城歴史博物館と同館友の会が、子どもたちの思考力や創造力、表現力を養おうと開催し、今回で10回目。「ぼく・わたしが住んでいる地域の歴史や人物」をテーマに新聞スタイルの作品を募集し、市内の小中学生から93点の応募があった。
金賞にびわ北小6年の藤田真緒さんの「石田三成新聞」、銀賞に長浜南中1年の岩崎貫汰さんの「五先賢新聞」、銅賞に湖北中1年の山内結貴さんの「観音の里新聞」、審査員特別賞に浅井中1年の本田顕心さんの「史上最強の天皇 後鳥羽上皇 長浜市の名越に2度潜幸伝説に迫る!」を選んだ。
また、コンクール共催の滋賀夕刊賞には長浜小6年の寺村勇亮くんの「馬車道新聞」が選ばれ、同社が新聞スタイルに再構成した。八幡中山町などを通る「馬車道」の歴史を調べ、明治期に長浜—関ケ原間に鉄道が走り、廃線後に乗合馬車が運行されていたことなどをレポート。寺村くんは通り沿いにある池田屋(西上坂町)、柏屋老舗(分木町)にも取材し、柏屋老舗が馬車停車場の待合場所となっていたことを紹介している。
優秀作品展では入賞5点を展示している。16日まで。また、4月1日から5月8日までは長浜城歴史博物館でも展示する。