本格時代劇「アカツキ」の前日譚公開

ボイスドラマ、14日から

 長浜市内の若者が中心となって作り上げた戦国時代劇「アカツキ」が5月20、21日、長浜文芸会館で上演される。より舞台を楽しんでもらおうと、一足早くその世界観を楽しめるスピンオフのボイスドラマ3作品が完成し、今月14日から公開される。

 時代劇は長浜市と市民芸術文化創造協議会が昨年8月に制作を発表。湖北地域で活躍する俳優、演出家、舞台スタッフが中心となって「高品質なエンターテイメント作品」を制作することで、湖北地域の文化・芸術のレベルアップと新たなファンの開拓を目指した。

 「アカツキ」は戦国時代を舞台に、豊臣氏に滅ぼされた傭兵集団「六賀衆」に協力していた傭兵・暁月三郎を描く。殺陣、アクションを随所にちりばめたエンターテイメント作品で、作・演出は劇団プラネットカンパニー主宰の北澤あさこさん、制作総指揮はNPO法人はまかる代表の磯崎真一さん。殺陣の指導は国内外で忍者ショーを行っている「伊賀之忍者衆羅威堂」が担当している。出演者は高校生から60代までの16人で公募やオーディションなどで選考した。

 ボイスドラマは「皿合戦」(公開日14日)、「六賀衆の緊急軍議」(21日)、「柿の木」(28日)。いずれも「アカツキ」の世界を体験できる前日譚で、「アカツキ」のホームページ(https://hamacul.or.jp/akatsuki/)で午後7時に公開する。出演者はすべて公募し、声優の山口勝平さんの指導を受けた。磯崎さんは「ボイスドラマで奥行きのある世界観を楽しんでほしい」と話している。

 「アカツキ」上演は20日が午後2時、同6時から2回公演、21日が午後2時から。チケットは一般3000円、大学生以下1000円(当日券はいずれも500円増)。長浜文芸会館、浅井文化ホール、湖北文化ホール、木之本スティックホール、臨湖、チケットぴあ、ローソンチケットで発売中。

掲載日: 2023年04月06日