参拝客大挙 長浜十日戎 3年ぶり餅まき
南呉服町の豊国神社で9日、商売繁盛などを願う新春行事「長浜十日戎」(長浜恵比須宮奉賛会主催)が始まった。「宵戎(よいえびす)」のこの日は祝日とあって、福笹を求める参拝客が大挙した。
「商売繁盛で笹持ってこい」のお囃子が響く中、参拝客は鯛や大判、俵などの「吉兆」が飾り付けられた福笹を買い求め、巫女から1年の福を授かっていた。新型コロナウイルスの感染防止のため中止されていた餅まきは3年ぶりに復活。巫女や奉賛会の役員、来賓が太鼓の音に合わせて特設舞台から餅やかまぼこをまき、参拝客が手を伸ばしていた。
豊国神社に祀られている羽柴秀吉が長浜城下町を築き始めて450年の節目となる「長浜開町450年」に合わせ、剣舞や津軽三味線などの芸能奉納、キッチンカーの出店などもあり、家族連れなどでにぎわっていた。
甘酒の無料振る舞いや富くじもある。長浜十日戎は11日まで開かれている。