写真をデジタル処理、新趣向の屏風

慶雲館で「平成琳派」3人の作品展

 東京都港区の写真家・小川勝久さんら3人による屏風展「写真でつくる平成琳派〜小川勝久の世界」が20日、慶雲館で始まった。

 小川さんとフォトアーティスト・小林弘依さん(東京都)、写真家・片岡司さん(奈良県)の3人は、写真を組み合わせてデジタル処理を施した新趣向の屏風を制作。尾形光琳らの流れを組む琳派の精神に、心地よさと安心感を加えた「平成琳派」として屏風作りに取り組んでいる。

 慶雲館では23点を展示。右隻・左隻で陰陽を対比させながら、孔雀やボタン、カキツバタ、藤の花、梅など、動物や植物の写真を組み合わせ独自の世界観を作り出している。小川さんの「紅白牡丹図屏風」は四曲一双で、右隻に鮮やかな赤いボタンと羽を広げた孔雀、左隻に白いボタンと静かにたたずむ孔雀を配置し、見る者を引き込む迫力と美しさがある。

 小林さんは「ゆったりとした気分に浸って鑑賞し、心を癒して欲しい」と話している。午前9時から午後5時、7月15日まで。

 なお、6月30日、7月13日の午前11時、午後3時からは琴奏者・リラさんの演奏会もある。