フリースクール、空き家活用
「あなたは長浜市長です!1億円あったら何をする?」—。市の呼びかけで集った市内の中学生が予算1億円の事業をまとめ、22日、浅見宣義市長と織田恭淳教育長に提案した。
子どもや若者の声を施策に反映させる事業で、市が市内中学校(義務教育学校含む)の生徒に呼びかけ、11校の生徒会長ら22人が参加。夏休みにグループワークを行い、提案をまとめてきた。
この日は市長室を訪れて5班に分かれて提案を発表。JRの増便、不登校の児童・生徒が通えるフリースクールの整備、空き家をリフォームした教育施設やレジャー施設の整備など多彩なアイデアが出た。既存建物をショッピングモールに改修し映画館、ゲームセンター、カラオケ、ジム、マッサージなどの娯楽・健康施設を整備して全世代が楽しめる場をつくる夢のある提案もあった。
織田教育長は「お年寄り、不登校の人など困っている人、マイノリティーの人のことを考えてくれている。これからもその気持ちを大切にしてほしい」、浅見市長は「1億円ではできない事業もあるが夢を大きく持つことが大切。地域のことに目を向けて具体的な提案をしてくれた」などと感想を話していた。