ミッチー「外国文化教える」

SEAからMGT就任で抱負

 スポーツ国際交流員(SEA)として米原市で今月19日まで活動してきたニュージーランド出身のミッチェル・ジェミー・ソーンさん(26)が市国際理解教育協力員(MGT)に就任することになり、22日に市役所で開かれたSEAの退任式で、改めて抱負を語った。

 ミッチェルさんはニュージーランドのホークベイ州出身。2018年8月にSEAに任用され、2020年度に誕生したホッケーチームのブルーステッィクス滋賀の選手にもなった。着任から5年間、ホッケーを専門種目として市内小中学校の体育や部活動、地域の総合型地域スポーツクラブなどの場で指導にあたってきた。「ミッチー」の愛称で子どもたちの人気者だったといい、全国で9人しかいないSEAを最も長く務め、リーダー的な存在だという。

 退任式で「伊吹山に何度も登り、神社や寺も回った。米原市の街はとてもきれいで、多くの人に住んでほしい」と感想を述べた。9月20日に就任するMGTでは子どもたちの英語のコミュニケーション能力の育成などにあたる。「子どもたちには楽しみながら英語を学んでほしい。外国の文化についても知ってほしい」と語った。

 平尾道雄市長は「ミッチーのことは米原の100%の子どもが知っている。フレンドリーに接してきたからだと思う。9月からは違う形での活躍を期待している」と話した。ミッチェルさんのMGTの任期は5年間。

掲載日: 2023年08月23日