上許曾神社で文化財防火訓練

消火機器、日頃の整備を

 「文化財防火デー」(26日)を前に長浜市高山町の上許曾(かみこそ)神社で18日、防火訓練があり、地元住民らが貴重な文化財産を守る行動を確認した。

 訓練は神社付近のたき火の火が風にあおられ、境内の枯れ草に燃え移ったのを住民が発見。119番通報をし、初期消火を試みるも火が燃え広がり、本殿と隣接する民家に延焼する恐れがあり、文化財を搬出。自警団らが消火をする、という想定で行われた。

 訓練には高山、草野両町自治会役員や自警団、地元消防団の団員、長浜消防署東浅井分署の署員ら約40人が参加。文化財に見立てた箱を安全な場所まで搬送。可搬式ポンプや消防車で消火した。

 同神社は延暦8年(789年)創建。県指定有形文化財の梵鐘を安置している。訓練後、東浅井分署の中川甚一郎分署長は「昨年は京都アニメスタジオや沖縄の首里城火災など、悲惨で消火困難な火災が発生している。火災を少しでも食い止めるには今日のように初期消火を手際よく、安全に行えるかを念頭に置き、日頃から過般式ポンプや消火栓などを整備し、有事の際は使えるようにしてほしい。この1年、災害などが無いよう、神社に祈念したい」などと講評した。