北郷里小で「みんぱっく」活用した授業
国立民族学博物館の貸し出し資料を使ってモンゴルの遊牧民の暮らしを体感する授業が19日、北郷里小学校(椙本幸校長、児童155人)で開かれ、2年生19人が民族衣装を試着したり、羊の骨でできたおもちゃで遊んだりした。
国語の授業でモンゴルの民族楽器「馬頭琴」にまつわる物語「スーホの白い馬」を習うのに合わせ、同校が同博物館の学習キット「みんぱっく」を取り寄せた。
この日の授業では北川聡子教頭がモンゴルの遊牧民の暮らしを紹介した絵本「ぼくのうちはゲル」を読み聞かせ。移動式住居「ゲル」を持ち運んで季節ごとに引っ越していること、羊などの骨をおもちゃなどに加工していることなどを児童が学んだ。
博物館の学習キットは民俗衣装やゲルのミニチュア、仏具、おもちゃなど25点からなり、児童は衣装を試着したり、モンゴル・チェスで遊んだり、シンバル状の仏具を鳴らしたりと、思い思いに遊牧民の生活を体感した。
丹羽煌雅さんは「民族衣装が金色で格好よかった。羊の骨をおもちゃにしているのに驚いた」、曽我榮里さんは「1年に4回も引っ越しているのにびっくりした。組み立てたゲルがバラバラにならないか心配」と話していた。