北川さん、吉原さんトークショー
NHK大河ドラマ「どうする家康」でお市と茶々を演じている北川景子さんと、柴田勝家役の吉原光夫さんを招いたトークショーが11日、浅井文化ホールで開かれた。
トークショーは長浜450年戦国フェスティバル実行委員会とNHK財団の主催で、会場を埋めた約450人のファンが撮影の裏話などを楽しんだ。
大河ドラマは12日の放送で関ケ原合戦が描かれ、今後は松本潤さん演じる家康と、豊臣家再興を目指す茶々との対決が見どころとなる。
北川さんはお市、茶々の2役のオファーを受けたことに「みんなが知っている歴史上の人物を独り占めするのはいいのか」と悩み「演じきれるのか」とプロデューサーに相談したことを明かした。また、お市だけでなく茶々も演じることは撮影中も伏せられ、秀吉役のムロツヨシさんにも秘密に。「キャスト発表が茶々だけなく、プレッシャーだった」と話した。
関ケ原合戦が終わり、家康の前に立ちはだかる「ラスボス」としての存在感がいよいよ際立つ茶々。「これから勢いを増し、どんどん怖くなる」「私たちの散り際は必見。見届けてもらいたい」と話した。
戦国時代の歴史遺産が豊富な長浜について吉原さんは「(賤ケ岳合戦で秀吉に)負けたり、憎き秀吉の場所であったりするので、来るのは嫌だった」と語って会場の笑いを誘った。
お市との結婚に「愛はあったのか?」との質問には「織田の流れを継いでいる人とつながるのは、一度も裏切らなかった信頼ある武将として自然な流れだったのではないか。この人のためなら、織田家のためなら命を捧げよう思っていたのが柴田であり、そこには大きな愛があった」と話した。