これからも笑顔いっぱいの学校に

神照小で150周年式典 新作演舞を披露

 今年で創立150周年を迎えた神照小学校で4日、記念式典が行われ、150周年記念事業のコンセプト「つながる歴史、照らす未来」を胸に、児童や地域住民らが節目を祝った。

 記念事業実行委員会の土田喜嗣会長は「150年を機に神小の長き歴史を振り返るとともに、その足跡から学び、良き伝統を未来につなげることが大切」とあいさつ。曽根昭信校長は150年前に学校を創設した先人の教育に対する熱意に敬意を表したうえ、「きょうから神照小学校の新しい良き伝統を築き上げていきましょう」と児童に呼びかけた。

 児童代表の國友日満里(ひまり)さん(6年)は「歴史や伝統がいっぱいある神照小学校で6年間学ぶことができたことを誇りに思う。これからも笑顔いっぱいの明るい神照小学校であってほしい」と語った。

 記念事業として約40年間使用してきた校旗が新調され、贈呈式では児童代表の吴靖磊(ごやすらい)さん(6年)が土田会長から新しい校旗を受け取った。

 また、150年を機に創作した演舞「天高く」が6年生によって披露された。「天高く羽ばたけ、神照の空のかなた♪」の歌にあわせ、両手を頭上に高く掲げるなど児童が息のあった踊りを見せていた。

 5月27日には創立150周年祭を開き、地域の歴史を振り返る写真展や絵画展、演舞披露、長浜北中ブラスバンド演奏、記念花火の打ち上げなどを予定している。

 神照小は明治6年(1873)に国友村の日吉神社境内に創立された「国友郁文学校」など複数の学校が母体となっている。地域には同7年創立の「将明学校」(南方村)、「弘徳学校」(相撲村)、同8年創立の「勉習学校」(口分田村)、同9年の「今村学校」(今村)と次々と学校が設立され、それらが統合して同19年に「尋常科国友小学校」、同22年の神照村誕生で「尋常科神照小学校」が成立した。

掲載日: 2023年02月06日