「選択に責任」誓いを胸に

長浜市20歳のつどい、970人出席

 長浜市の「20歳のつどい」が8日、市内3会場で開かれ、今年度20歳を迎えた970人が晴れの門出を祝った。

 昨年4月の民法改正で成年年齢が18歳となったが、従来の通り20歳を対象として、「新成人のつどい」から「20歳のつどい」へと名称を改めた。旧長浜市出身者は長浜文芸会館で午前と午後に分け、旧東浅井郡は浅井文化ホール、旧伊香郡は木之本スティックホールで開いた。

 この日午前に長浜文芸会館で開かれたつどいには長浜西中、南中出身者ら257人が出席した。代表の大塚康平さん(20)=南中出身=と澤愛実さん(20)=西中出身=が「大学や専門学校で学ぶ人、仕事に毎日奮闘している人、目標に向かって努力している人など、進む道が異なっても、長浜での思い出を持っているという共通点で繋がっている」「未熟ではあるが、自分たちなりの選択をし、その選択に責任を持って行動したい」などと誓いの言葉を述べていた。

 浅見宣義市長は式辞で「長浜市は愛情を注ぐのに価値あるまち。このまちを愛してほしい」などと郷土愛を持ち続けることを訴え、松本長治議長は「感謝の気持ちを家族やお世話になった方に伝え、家族のように支え寄り添ってくれる友達を大切にしてほしい」と呼びかけていた。

 スーツや振袖など晴れ姿の出席者は旧友との再会を喜び、記念写真を一緒に撮ったり、近況を報告し合ったりして笑顔を見せていた。

 

土田龍空選手「勝負の年に」

 米原市が8日、ルッチプラザで開いた「二十歳のつどい」では同市出身でプロ野球中日ドラゴンズの土田龍空選手(20)が出席。式典後の記者会見で「開幕一軍を目指す」と抱負を述べた。

 旧友と一緒に会場を訪れた土田選手は「中学校の時以来に会う同級生もいて、懐かしく、うれしく思った」と喜びの表情を見せた。初詣には長浜八幡宮に参拝したことを明かし「おみくじでは大吉だった」「神様には1年間、がんばっていきますと祈願した」と話した。

 昨シーズンを「後半は試合に出してもらって、いい経験になった」と振り返り、「今年が勝負の年になる」と意気込みを語った。

 10日から自主トレを開始し「1年間、戦える体力作りが課題」とし、広島カープの菊池涼介選手と一緒にトレーニングを行うという。「二遊間のエラーは失点につながり、開幕一軍のためには守備の成長をアピールする必要がある。菊池選手と一緒に練習できることはとても幸せ」と述べた。

掲載日: 2023年01月10日