70年の歴史振り返るなつかしの盆梅展

慶雲館で写真やポスターなど展示

 長浜観光協会は長浜盆梅展が今年で70回目を迎えたのを記念して、写真やポスターなどでその歴史を振り返る「なつかしの盆梅展」を開いている。

 長浜盆梅展は1951年に浅井町高山の高山七蔵氏が当時の寺本太十郎長浜市長に請われて盆梅40鉢を市に寄贈し、その翌年から慶雲館で展示されたのが始まり。

 なつかしの盆梅展は慶雲館の本館2階で、主に週末に開催している夜間ライトアップに合わせて開催。ポスターやポストカード、写真、新聞、情報誌、陶器など約60点を展示している。

 慶雲館が市営結婚式場として使われていた1959年に盆梅の前で記念撮影した花嫁の写真や、盆梅展について紹介した小学校の副読本、小松左京の短編小説「湖畔の女」から文章を引用して盆梅展と湖北の冬の味覚「鴨鍋」を紹介したポスターのほか、盆梅写真が載ったテレフォンカードやJスルーカードなど、70年の歩みを感じ取れる展示品が並んでいる。

 なつかしの盆梅展は今後、6、7、20、21、23、27、28日、3月6、7日に開催。日没から午後8時半まで。

 なお、長浜観光協会では引き続き過去の盆梅展の写真やパンフレット、チケットなどを募集している。問い合わせは同協会℡(65)6521へ。

掲載日: 2021年02月06日