2019年8月5日

びわバレーボールスポ少男子チーム 近畿大会へ

県代表として、25年ぶり

 びわバレーボールスポーツ少年団の男子チームは県小学生バレーボール夏季大会で準優勝。県代表として25年ぶりに近畿大会に出場する。

 14チームが参加した県大会では予選リーグを1位で突破。中央大会では真野、湖南菩提寺をセットカウント2対1で下し、決勝戦へ。強豪、草津はやぶさに0対2で破れ、惜しくも2位となった。

 メンバーはびわ南の6年生8人と速水の5年生1人の計9人。小学校の体育館で週2回、練習をしている。今年のチームは巧みなサーブで相手のレシーブを崩し、身長160㌢を超える2人のアタッカーを中心に攻撃に持ち込むことを得意としている。

 監督の押谷祥史さんは「運動能力の高い選手はいないが、みんなが努力し、少しずつ技術を上げ、心をひとつにした結果。近畿大会では、これまで同様、自分たちの力を信じてチャレンジ精神で精一杯戦いたい」と話し、キャプテンの押谷陽仁君は「元気で皆、バレーが大好き。まず1回戦を勝ち、さらに上を目指しながら、1位を狙いたい」と意気込んでいる。

 各府県の代表12チームが出場する近畿大会は24、25の両日、大阪府堺市で開かれる。メンバーは次の皆さん。▽監督=押谷祥史▽コーチ=福井豊▽選手=押谷陽仁、宮川侑人、雲晴かなた、吉田隆誠、奥長稜太、清水史仁、塚田恭介、高野令暉(以上びわ南6)、川田一期(速水5)。

2019年8月3日

虎高生、ドローンで防災にひと役

滋賀大学の連携講座で姉川を空撮

 虎姫高校の生徒が防災にひと役—虎姫高2年の21人が1日、大井町の姉川周辺でドローンによる空撮を行った。収集されたデータは県の「地先安全度マップ」の資料として活用される。同校は2016年度から滋賀大と教育分野での連携協定を結んでおり、夏休み、校外に出て大学の疑似セミナーを体験している。

 データサイエンス分野の生徒たちは同大学の和泉志津恵教授から浸水想定区域図の作成のために必要な河川地形の計測を学習。31日にはドローンの仕組みを学んだ後、全自動による飛行プログラムを設定。1日は京都大学防災研究所の畑山満則教授の協力で姉川一帯の空撮をした。

 生徒たちは3班に分かれ、JR北陸線から旧大井橋までの河川敷約200㍍間を7つのエリアに区分。15分、飛行させ、5㍍ごとに約100枚の写真を撮った。大橋尊君は「地上と空の景色が異なり、岸から見えない中州の形などがよく映っていた」と話していた。

 撮影した写真は生徒たちが滋賀大で画像処理。歪みを補正し地図と重ね合わせる画像にした。画像は今年度、更新される地先安全度マップの最新資料となり、防災などに役立てられる。

 畑山教授は「空撮により、地図データの修正や河川の流れなどが解析でき、浸水被害の解消につながる。将来、各高校の力で県内全域が調査できるようになれば」と語っていた。