2年金賞は河井さん「竜宮の宴」

調理短大で展示会、学生の力作ずらり

 県調理短期大学校(分木町)で15日、学生が実習の成果を披露する料理展示会が開かれた。

 展示会は年1回開かれ、今年は1年生7人、2年生14人が出品し、指導員らが全体のバランスや盛り付け、季節感、配色などを審査した。

 2年生の部で金賞に輝いたのは河井真大さん(20)=長浜市垣籠町=の和食「竜宮の宴」。おとぎ話をテーマに竜宮城で振る舞われた料理を想像し、刺身の船盛り、寿司など7品を並べた。リュウグウノツカイをイメージして太刀魚を飾り付けたり、練り切りでカメを作ったり、ちらし寿司を玉手箱に詰めたりと細部にわたって工夫している。河井さんは「寿司は火を通したり、酢でしめたりして色鮮やかになるようにした。昨年は賞を獲れなかったので、今年は金賞を狙っていた。リベンジを達成できた」と話していた。

 1年生の部で金賞に輝いた三上遥さん(18)=栗東市=は「食欲の秋」のタイトルでフランス料理を出品。前菜の前に提供されるアミューズの一品に梨に見立てたライスボールを作ったほか、キノコ、サツマイモ、栗、リンゴなどの食材を使って季節感を出した。金賞受賞に「とても嬉しい。頑張っていて良かった」と笑顔を見せた。

 このほか、入賞者は次の皆さん。

 【1年】▽銀賞=笠松楽生▽銅賞=高橋嶺空【2年】▽銀賞=中川月▽銅賞=中山朝陽▽佳作=藤木萌愛、土屋心乃。

掲載日: 2023年11月15日