高月小 創立150周年

次の50年へ新たな一歩

 高月小創立150周年記念式典が11日、同校体育館で開かれ、児童や卒業生らが節目を祝った。同校を卒業したスポーツ選手もビデオメッセージを寄せた。

 同校は1873年(明治6)、「篤潤学校」の名称で開校し、明治、大正、昭和、平成、令和へと歴史を紡ぎ、卒業生は約7000人に上る。校内ではヤンマー創業者の山岡孫吉氏が子どもたちに寄贈した地球儀やグランドピアノが受け継がれている。

 式典で呉竹政彦校長は「今日の1日を心に刻み、新たな一歩を踏み出す高月小学校を皆さんでつくり、未来につなげてほしい」と語り、記念事業実行委員会の浅見勝也委員長も「ちょうど150周年を迎えたことを忘れず、しっかりと覚え、50年後の200周年を迎える時に思い出して、今日のように笑顔で一緒にお祝いしてください」と児童に話しかけていた。

 児童を代表して6年の山岡万紘さん、二宮瑠愛さんが「大人になってまたこの学校を訪れた時、学んでいるみんなの笑い声や明るく元気な声が校舎から聞こえてくる、そんな学校であってほしい」とあいさつしていた。

 サッカーJリーグ柏レイソルや浦和レッズで活躍した橋本和さん、プロ野球阪神タイガースの藤田健斗さんがビデオメッセージを寄せ、小学生時代の思い出を振り返った。藤田さんは「小学2年生から野球を始め、その時からプロになる夢があった」と語り、「好きこそものの上手なれ」との言葉を紹介して、「何事も楽しむことを大切に」と話しかけていた。

 また、児童が15年後の自身や家族に宛てた手紙を託す「メッセージ旅立ち式」があり、児童代表が手紙の入ったカプセルを宅配業者に手渡していた。

掲載日: 2023年11月16日